TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
元取山    もとどりやま 48.2m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2024年10月】 2024-179(TAJI&HM)
 
   四郷町上鈴より  2024 / 10

 元取山と山名は付くものの、その姿はごく小さな丘だった。その元取山に向かったのは2024年10月の第二土曜日のこと。この日の目的はJR御着駅に近い南山で、その山頂に立っていたとき、序でに元取山まで歩くことを思い付いた。そこで南山からの下山は尾根道を南へと歩くと、途中で分かれた小径に入って南西麓へと下りて行った。最後は道を誤ったのかヤブに入ってしまったが、ヤブをかき分けて車道に出てきた。そこには標識も目印テープも無かった。少々釈然としなかったが、気を取り直して元取山に向かった。四郷町の本郷集落内を歩いていると、この日は秋祭りが行われているようで、大歳神社は賑わっていた。北西へと歩き、県道312号線を横切った。上鈴集落内に入ると、そこでも秋祭りが行われており、神輿が通るのを見た。元取山には南から近づくことになり、まずは道誤りをすることもなく南東麓にある元取山霊苑に着いた。そこから見上げる元取山は、やはり小さな丘だった。その丘の中腹までが墓園になっており、墓園内の道を歩いて墓園の最上部を目指した。最上部に着くと、その先に山頂へと向かえる小径を見た。以前は遊歩道として整備されていたと思われたが、すっかり草ヤブになっていた。その草ヤブをかき分けるようにして登ると、僅かな時間で山頂に着いた。山頂には立派な石碑が立っていたが、そこも草ヤブになっていた。その山頂に三角点があるはずだったが、すぐには見つからなかった。GPSを見ながら山頂を探って、石碑の東側で見つけることになった。すっかり笹に隠されていたため、笹を刈って三角点を顕わにした。四等三角点(点名・上鈴)だった。改めて山頂を眺めた。石碑を見ると「駐蹕之所」と読めたので、下山後に調べるてみると、明治天皇にゆかりがあるようだった。その石碑の回りは少しは休めるスペースがあったものの、山頂はヤブ蚊が多いようで、早々と退散することにした。小さな丘でもあるので、草刈りも大した手間でもないはずなのにと思いながら墓園へと引き返した。麓に出ると、JR御着駅を目指して適当に歩いた。遠回りをすることもなく、墓地から30分ほどで御着駅に戻ってきた。
(2024/11記)
<登山日> 2024年10月12日 11:33南山南西登山口スタート/11:50国道312号線を横切る/12:05元取山霊苑入口/12:11〜32元取山/12:37元取山霊苑入口/12:57JR御着駅エンド。
(天気) 晴れ。山頂の気温は24℃。風はほとんど無し。視界は良かった。
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南山の南西登山口に下りて来ると、そこから次に向かう元取山が見えていた 左の写真に写る元取山を大きく見る

元取山を目指して
歩き始めた

振り返って、先ほ
どまで登っていた
南山を眺めた
四郷町の本郷地区に入ると、大歳神社は秋祭りが行われているようで、屋台が置かれていた 本郷地区の通りを北へと歩いて行く 国道312号線に出ると、横切って上鈴地区に入った
上鈴地区でも秋祭りが行われているようで、幟を見た 目の前を屋台が横切った 元取山に近づいた 南東麓は元取山霊苑だった

山頂をめざして霊
園の階段を登った

広い道に出ると、
霊苑の最高点を目
指した
右上の写真に写る鷹ノ巣山の辺りを大きく見る 霊苑の最高点に近づいた

振り返って南山を
眺めた

霊苑の最高点に着
くと、山頂への小
径が始まっていた
山頂への道は元は遊歩道だったのか階段になっていたが、今は笹が茂っていた 遊歩道は全く手入れされていないようで、すっかりヤブになっている所もあった 遊歩道のそばに東屋をみたが、そこまで行くのもヤブだった

山頂が目前になっ


山頂に着くと、中
央に石碑が建って
いた

但し、山頂もほぼ
ヤブになっていた
「駐蹕之所」と読めた 下山後に調べるてみると明治天皇にゆかりがあるようだった 三角点を石碑の東側で見つけたが、すっかり笹に隠されていた 笹を刈って四等三角点(点名・上鈴)を顕わにした
ヤブ蚊に追われるようにして、下山に移った 墓苑に戻ってきた 麓に下りると、JR御着駅を目指した
踏切が近づいて、駅まで600mの標識を見た 線路の北側に回ると、前方に駅が見えてきた JR御着駅に戻ってきた