TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
黍田富士 (向山) 166m たつの市
 きびたふじ
宝記山    ほうきやま 193.1m
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2006年3月】No.3 2006-20(TAJI&HM)
 
    北に位置する神戸神社の境内より  2006 / 3

 この日は朝からどんよりと曇っており、視界もモヤの強いものだった。この空を見て近場で軽いハイキングをすることにした。いずれは雨になりそうでもあったので、登山道がはっきりしている山として「ヤッホの森」を思い付いた。どうもヤッホの森に行くときは、このような空の日を選んでしまうようだった。ごく普通に歩こうと、神部小学校のそば、ヤッホの森の西入口へと向かった。車を小学校の近くに止めると、どんぐり広場へと入り、薄暗いアスレチック場を過ぎて遊歩道へと入った。その遊歩道はすぐに二手に分かれており、メインコースとなる東の方向には向かわず、亀岩に通じる南に向かうコースに入った。緩やかな遊歩道を道なりに歩くと、20分とかからずに山上に出て、程なく亀岩の前に着いた。亀岩は古墳でもあったが、この日のように曇り空の下で眺めると、しっとりとした感があって悪くないと思えた。この日は山上散策のみを考えていたのだが、あまりにも簡単に山上に出たことに物足りなさがあり、少し足を使おうと一度南麓側に下りることにした。南麓側に下ったことは無かったが、亀岩から先も南麓側に通じていそうな小径を見たので、それを下って行くことにした。小径は遊歩道では無く、いわゆる山道だった。下る途中で天下台山に向かえるコースが分かれた。下りを続けると。次第に荒れてマイナーな雰囲気となってきた。道もはっきりしない所があったが、目印テープは着いていた。笹ヤブを通ったりしながら下りを続けると、枯れ沢のそばに出てきた。ほぼ麓と言ってよく、後は沢に沿って歩くと堰堤が現れた。そこより少し先で車道に合流した。その合流点に目印は無く、あくまでもマイナーなコースだったと思えた。そこから一度金剛山集落に入り、河内小学校の前を通った。山裾を更に東へと歩き袋尻集落まで歩くと、その辺りで山中へと向かえそうな小径を見た。その小径で尾根に戻ることにした。小径の先は墓地になっており、墓地の一角に赤テープを見た。そのテープに誘われるようにして灌木帯に分け入った。間近にあった小ピークに立つと、そこは展望があって南に権現山から北山へと続く尾根が眺められた。少し戻って踏み跡程度の小径を歩いて行く。始めは山腹を西へと続いていたが、途中から山上に向かって上り坂になった。マイナー感があり、あまり歩かれてはいないようだった。ただ小径ははっきりしていた。その小径をあるいているときに、しとしとと小雨が降ってきた。そのため雨具を着ての登りとなった。山上に出ると、期待通り遊歩道に合流した。後はもう山上散策をするだけだった。小雨は降ったり止んだりで強くなることはなく、その中で宝記山に立って三角点を見たり、古墳の点在風景を眺めたりした。そして最後に黍田富士に向かった。前方に黍田富士を見ながら鞍部へと下っていると、なぜか遠い昔の旅をしているような味わいがあって悪くなかった。鞍部を過ぎて黍田富士へと上り坂に入ると、登山道はつづら折れになっており、その雰囲気も良かった。黍田富士の山頂に着くと、そこには展望台があり「幸せの鐘」が置かれていた。山頂でひとときを過ごすと鞍部へと戻り、どんぐり広場へと戻った。
(2006/3記)(2025/6写真改訂)
<登山日> 2006年3月18日 8:40どんぐり広場スタート/8:57〜9:05亀岩/9:36車道出合/9:44金剛山集落/10:00袋尻登山口/10:05〜12小ピーク/10:30遊歩道合流/10:35小ピーク/10:50宝記山/11:28〜43黍田富士/11:58エンド。
(天気) どんより黒い雲が広がっていた。今にも雨が降りそうな空だった。気温は少し高めで、どんぐり広場で7℃あり、湿っぽい冷たさがあった。視界はモヤが強く、薄ぼんやりとしていた。10時20分頃より雨が降ってきた。後は降ったり止んだりで、下山を終えた頃は小止みになっていた。
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神部小学校は休みのため、学校のそばに車を止めた どんぐり広場を見る その先で亀岩コースに入った 亀岩に着いて一休みとした
亀岩の辺りは展望があり、南の方向が眺められた 左の写真の左手を見る

(←)
南麓側に向かって
いるとき、北山を
眺めた

 (→)
  堰堤のそばに下り
  てきた
袋尻集落からのコースに入って小ピークに着くと、そこは展望があり南の方向を眺めた 宝記山に着いた その頃には小雨になっていた

三等三角点(点名
・山津屋)を見る

宝記山からは黍田
富士が望めた
山津屋古墳群の1号墳まで歩いてきた 周囲は古墳が点在する風景だった 西に天下台山を見た

前方に黍田富士を見
るようになった

鞍部の林間広場が近
づいて、黍田富士が
すっきりと眺められ


(←)
黍田富士の山頂に
着いた

 (→)
  展望台に上がって
  北の方向を眺めた

(←)
林間広場に戻るとき
宝記山を見た

 (→)
  宝記山へと続く尾
  根を見るようにな
      った