登山記録:2006年(1月〜6月)     

No. 月 日 山 名 感  想
001 1/ 1  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

002

1/ 3

 籾取山〜苫編山
     (姫路市)
 この日は午後から東京へ出張でした。やはり正月は食べ過ぎになりますので、その前に少しは運動をしておこうと、13時をリミットとして籾取山に向かいました。1日に京見山を登っていましたので、昨年と同じパターンの新年登山となりました。登山コースとしては、四ツ池の北にあります井ノ口の住宅街を抜けて、その先から始まる登山道を登って行きました。籾取山の山頂に立ちますと、後は157mピークにある送電塔まで引き返し、尾根を西へと苫編山へと向かいました。苫編山からは四ツ池へと下って終わりとしました。久々の籾取山でしたが、ハイキングコースとして本に取り上げられた関係でしょうか、登山道が以前よりもよく踏まれている印象を受けました。またこの日は10名以上のグループに出会いました。この山では初めてのことです。

003

1/ 9

 伊江城山(沖縄県)
 1月8日から3泊4日で沖縄旅行に出かけました。当然、目的はハイキングです。与那覇岳以外は特にどの山に登ろうとは決めていませんでしたが、この日の朝にホテルのバルコニーから見えていたのが伊江島の城山でした。この山は観光ガイドの本に載っていましたので、まずはこの山に登ることにしました。本部港を9時発のフェリーに乗りますと、伊江島まで30分でした。島に着きますと集落の中を抜けて城山を目指しました。この島で高いのはこの山だけですので、とにかく目立っていました。登山は意外と簡単で5分も登れば山頂でした。その山頂の展望は特筆ものでした。島の隅々までが眺め渡せました。山頂でものんびりと休憩し、フェリー乗り場に戻ってものんびりとして、13時発のフェリーで戻ってきました。

004

1/ 9

 嘉津宇岳(沖縄県)
 本島に戻りますと、午後は本部半島の雄峰、嘉津宇岳を目指しました。中腹の登山口まで車道があり、そこまで来れば山頂との標高差は120mほどです。石の多い登山道でしたが、適度な歩き易さでした。気楽に歩いて20分ほどで山頂に立てました。その山頂は石灰岩質の尖った岩がゴロゴロとしており特異な風景でした。山頂は眺めが良く本部半島の山並みや名護湾が一望でした。下山は往路をすんなり戻りました。

005

1/10

 与那覇岳(沖縄県)
 沖縄ハイキング二日目は、曇り空で朝を迎えました。それが北に向かうほどに雲は薄れ、国頭村では薄晴れになっていました。沖縄本島の最高峰が与那覇岳です。全く情報を持っていなかったため、登山経路を国頭村役場で聞いてから向かいました。奥間林道と大国林道が合流する近くから、登山口への林道が始まっていました。その枝林道の起点から歩き始めました。薄暗い亜熱帯の森を貫く林道を歩いて登山口へ、登山口からは幅1メートルほどの小径が山頂へと続いていました。周囲は終始木立が取り囲んで展望はありません。何となくジャングルを歩いている雰囲気でした。そして50分で山頂に立ちました。山頂も展望はありません。どうやら亜熱帯の自然をトレッキングで楽しむ山のようでした。

006

1/10

 辺戸岳(沖縄県)
 与那覇岳からの下山後は観光気分で最北端の辺戸岬に向かいました。そこで出会ったのが岩の固まりのような辺戸岳です。登りたい気持ちで山裾に近づきますと、偶然登山道に出会えました。ひたすら急坂をロープを頼りに登りますと15分ほどで山頂に着きました。そこは天使たちが神にお願い事をする場所と記されており、聖なる場所でした。琉球風の祠も見ました。そこは展望も素晴らしく、晴れ上がった空の下で青い海原が間近に眺められました。下山は往路を戻りましたが、またロープに掴まって慎重に下りました。

007

1/10

 フエンチヂ岳
     (沖縄県)
 辺戸岳の下山を終えても、まだ14時過ぎでした。そこでもう一山訪ねようと「やんばるの森」にありますフエンチヂ岳に向かいました。「やんばるの森」を貫く県道2号線を走ってフエンチヂ岳の間近まで車を進めました。山頂まで車で行ける山ですが、少し手前から車道を散歩の感じで歩いて山頂に立ちました。歩行時間は8分です。山頂から少し展望はありましたが、平凡な感じのものでしたので、長居をせずに山頂を離れました。

008

1/11

 石川岳(沖縄県)
 この日は午後の便で沖縄を離れるため、午前のみハイキングを楽しもうとまず考えたのが恩納岳でした。その情報を得ようと西海岸側の恩納村役場に行きましたが、登山道は無いと言われました。そこで東海岸側の金武町役場も訪ねました。結果は同じです。そこで金武町の役場でパソコンを借りて調べたのが石川岳でした。小さな山ですが、うるま市側の石川少年自然の家から登山道が付いています。しかもA,B,Cと3本のコースがありました。登ったのは一番短いAコースです。けっこう急坂もあって登山として十分楽しめました。その石川岳の山頂は狭いながらも開けており、金武湾が一望でした。山頂に立ちましてもまだ時間がありましたので、今少しハイキングを楽しもうとBコースも歩きました。そちらは亜熱帯林を散策する雰囲気でした。Bコースが山頂に向かい出した頃、Bコースを離れて「お城の展望台」へ、そして石川市民の森へと下山しました。

009

1/15

 淡路ヶ丸(宍粟市)
 この日は午後になって体が空きました。比較的近くの山を登ろうと、宍粟市と安富町との境界尾根にあります淡路ヶ丸に向かいました。三谷集落を抜けますと林道が二手に分かれますが、そこに車を止めて林道・三谷山崎線を起点から歩き始めました。林道は峠まで続いており、更に尾根近くを北へと作業道が延びていました。その尾根を歩くのは8年ぶりでしたが、尾根の植林が生長しており524mピークの展望は無くなっていました。その次のピークが淡路ヶ丸です。相変わらず植林や雑木に囲まれて薄暗い山頂でした。展望の無い尾根歩きでしたが、山中の静けさを十分に楽しめました。尾根歩きは淡路ヶ丸までとして、下山は淡路ヶ丸の北隣のピークから南西方向へと支尾根を下りました。その尾根は雰囲気の良い雑木の尾根で松の木が多くあり、中には幹回りが3mを越えていそうな巨木も見かけました。空いた木立の中を松葉を踏みしめながら、のんびりと下って行きました。

010

1/21

 高峰(宍粟市)
 以前から再訪を考えていました高峰に向かいました。雪山を想定していたのですが、現地に着きますと雪は少なそうでしたので、普通のスタイルで前川集落からの林道を歩き始めました。林道には始めほとんど雪は見られませんでしたが、登るほどに雪が増えて来ました。それでも3センチまでです。登るほどに林道からの展望は良くなり、東山から藤無山へと続く尾根が眺められました。そちらは雪山の姿でした。林道が終われば山頂まで真っ直ぐ続く尾根を登るだけです。その尾根は木立が疎らで、気楽な登りでした。山頂が近づく頃に雪は10センチほどになり、そこで漸くスパッツを付けました。その先では少しながら霧氷も見られました。ところでこの高峰は南面の伐採が進んでおり、山頂そばまで広く伐採地が広がっていました。山頂は北風が強く、また雪に覆われていましたので、風の来ない伐採地で休憩としました。山頂でひとときを過ごした後は、百千家満地区へと向かう尾根で下山しました。その尾根は間伐された木や風倒木が多くあって、少々手こずらされました。

011

1/29

 植松山(宍粟市)
 この日は兵庫全域で晴れとなりました。そこで快晴の雪山に登ろうと植松山に向かいました。夏道を辿れば何とかなるのではと考えて、登山ルートは一般的な南麓の岩野辺側からとしました。林道入口から歩き始めたのですが、その途中から林道はすっかり雪面になってきました。登山口からは始めこそ順調に沢沿いのルートを辿って行けたのですが、途中でルートを追えなくなりました。また倒木にも手こずらされるようになりましたので、後は適当に登ろうと間近に見えた伐採地の急斜面に挑みました。それからが更なる苦労でした。伐採地に出るまでは灌木地の踏み抜きで苦労し、伐採地では雪質に悩まされました。固く凍った雪の上に新雪が載っている状態の斜面ではスノーシューは役立ちません。ひたすらキックステップで登りました。漸く尾根上に出たときは歩き始めてから4時間近くが経っていました。更に山頂まで30分かかりました。山頂はクマザサがすっかり雪に埋もれており銀世界でした。暖かい陽射しを受けながら真っ白な雪面を眺めて過ごしました。

012

2/ 4

 芝田富士〜
   点名・市野保
     (たつの市)
 この日は朝から快晴でした。ただ快晴は南部だけのようです。そこで近場で低山ハイクをしようと、たつの市新宮町へと向かいました。芝田(こげた)富士は東から見ますと、どうも富士の姿には見えません。登山はその名にあやかって、芝田集落から登りました。道こそ見えませんでしたが、ヤブに会うことも無くすんなり山頂に立てました。この日は恐ろしく冷え込んでいましたが、山頂は南からの光を受けてポカポカ陽気でした。木々も落ち着きのある雑木林で、良い感じでした。後は尾根を辿って340mピーク(点名・市野保)へと歩きました。この尾根は優れもので、優しげな雑木林が続き、程よい歩き易さがありました。また所々で展望も得ました。歩き易いままに着いた340mピークでは更なる展望が待っていました。南の方向だけでなく、西の丘陵地帯も一望でした。後は適当に下って札楽川へと下り着きました。そして駐車地点へと歩いて行きますと、途中より前方に富士山に似て裾野を引いた山が見えて来ました。それが芝田富士でした。

013

2/ 5

 嫦娥山(たつの市)
 前日に続いて播州南部は快晴です。しかも澄み切った視界でした。この日は登山を考えていませんでしたが、昼に立ち寄った図書館で室津の写真を見て、急に嫦娥山に登りたくなりました。午後に入っていましたが、天気にも後押しされて、早速向かいました。簡単に登ろうと、屋津坂の峠まで車を進めました。そのため、歩き始めて山頂まで20分とかかりませんでした。山頂は来るたびに整備されているようで、疎らな雑木越しに瀬戸内海が広がっていました。その後は、室津の町に向かう小径を下って行きました。小径は程よい歩き易さで展望もあって、家島諸島が良く見えていました。ただ室津の町はなかなか見えず、麓が近づいた頃に漸く眺めることが出来ました。最後は国道250線に下り着きました。そこから屋津坂口へと向かっていますと、歩き出してすぐに室津街道の入口に出会いました。道は参勤交代にも使われていた古くからの道です。やや急坂で山中へと再び入って行きました。始めは竹林で、やがて美しい雑木林となりました。そして鳩が峰へと近づいて行きました。

014

2/11

 鷹ノ巣山〜地徳山
 
 (姫路市・高砂市)
 この日の空は薄ぼやけており、視界も薄ぼんやりとしていました。そこで近場で過ごそうと、播磨アルプスの地徳山を登ることにしました。ただ別所高校のそばからのコースでは簡単過ぎますので、地図を見て決めたのが別所高校の西にあります尾根から登り出すルートでした。加茂神社の裏から山には入りますと、初めこそヤブコギでイバラにもひっかかりましたが、すぐに抜け出し、後は展望の尾根歩きとなりました。冷たい風が快く、209mピークを経て、まずは鷹ノ巣山へと向かいました。鹿嶋神社からのコースに合流しますと、やはり人気のコースだけに、何人もの人に出会いました。鷹ノ巣山の山頂を踏んでから、漸く地徳山に向かいました。地徳山への登りとなって、再び静かな山歩きになりました。その地徳山の山頂から眺める高御位山も良いものでした。午後に入ってからは黒い雲が増えて冷えて来ましたので、別所高校へ向かって下山しました。

015

2/12

 笹山〜松尾山
    (たつの市)
 前日の薄ぼやけた空も朝のうちには終わり、午後には快晴の空となりました。前日の登山が軽いものでしたので、この空を見て少し運動をしたくなりました。そこで夕食前に軽く体を動かそうと向かったのが「龍野笹山見晴の森」です。自宅から車で10分ほどの所にあります。女明神側からの遊歩道を歩き始めますと、道には落ち葉が積もっていました。まずは展望舎に立ち寄り、そして女明神、男明神と散策を楽しみました。二つの大岩は展望抜群で、しかも視界は澄み切っており風景がくっきりと見えました。鮮やかな視界は良いものです。それにしてもこの日の風は強く、じっとは立っていられませんでした。その風のためか、他には誰も登っていませんでしたが、まずは気楽に1時間ばかりの散策を楽しめました。

016

2/25

 生駒山(上郡町)
 先週の週末は一歩も家から出られませんでした。ちょっとした労災で左足甲をネンザして起き上がれませんでした。その痛みは数日で和らいだのですが、左足はギブス状態です。ただ病院からは歩いても良いとの許可はいただきました。この日は朝から春を思わせる陽気です。その穏やかな空を見て、どうにも体が疼きました。そこで歩いても良いとの言葉を拡大解釈して、軽い登山をすることにしました。生駒山を選んだのは、以前から再訪を考えており、また無理なく登るのには最適と思えたからです。上郡の町は春霞に包まれて、空気はもう春のものでした。風には少し冷たさが有りましたが、本当に気持ちよく登れました。ただギブスを付けての登山でしたので、けっこう歩き難く、岩場では少々苦労しました。また多少痛みも有りました。山頂まで45分ほどかかってしまいましたが、山頂の長閑な雰囲気と、足元に広がる上郡市街を眺めていますと、山は良いなと、しみじみと思いました。

017

3/ 4

 篠ヶ峰
  (多可町・丹波市)
 この日は先週と同様、朝から快晴の空が広がっていました。どうも足を怪我してから、週末に良い天気が現れるようになるとは皮肉なことです。前日にギブスが外れましたが、足の痛みはまだまだです。踏ん張っての登りが出来ませんので、リハビリを兼ねて騙し騙しでも登れる山に向かうことにしました。そこで山頂まで車道が通じており、しかも展望が良い山として播州丹波境の篠ヶ峰を思いつきました。そして少し時間をかけて登ろうと、篠ヶ峰林道を麓に近い「文殊の水」のそばから歩き始めました。車道は大型車も十分に走れるほどの道幅で、登山の風情はありませんでしたが、常に緩やかに続いておりリハビリには良い道でした。まだ3月に入ったばかりとあって、中腹からは雪が見られるようになりましたが、それも1,2センチ程度で問題有りません。路傍にはミツマタが黄色い花を咲かせており、春の息吹を感じました。やはり、ゆっくりとしか登れませんので、山頂までに2時間近くかかりました。その山頂には他に誰もおらず、静けさの中に明るい陽射しがあふれて、休むのには良い感じの所でした。快晴のもと、のんびりと昼どきを過ごせました。山頂から見えた氷ノ山の白い姿が印象的でした。
018 3/ 5  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町東口>

019

3/11

 北山(たつの市)
 姫路は朝から濃い霧に包まれていました。この日は別の山を目指す予定でしたが、いざ家を出ようとすると車が全く動きません。結局はバッテリー不良でしたが、その修理で午前がつぶれてしまいました。そこで午後は近くの梅でも見ることにしました。向かったのは岩見梅林です。ハイキングを兼ねてと考えて、選んだコースは岩見坂から始めにX山へ、そして岩見梅林を経て稲富山、北山へと御津アルプス東部を辿るものです。ただ午後に入っても霧は海から絶えず流れてきて、視界はほとんどありません。そして岩見梅林もまだ三分咲きでした。今年の春は遅いようです。霧は北山に登り出す頃より、漸く薄れ出しました。すかっとした青空が広がるものと期待していますと、春霞の空で、どうやら黄砂のようでした。薄ぼんやりとした風景を眺めながら、北山の山頂でひとときを過ごしました。

020

3/18

 宝記山〜向山
    (たつの市)
 朝からすっかり曇り空でした。いずれは雨になる空のようでしたので、遠くには行けません。そこでごく近くの低山ハイクとして、久々に「ヤッホの森」を訪ねることにしました。スタートはいつも通り神野小学校の横からです。まずは亀岩に向かい、その簡素な古墳風景を楽しみました。そのまま山上を散策するだけですと運動になりませんので、一度南側へと下って金剛山集落に下りました。そして山裾を巡って東へと歩き、今度は大久保集落からの尾根で再び山上に出ました。この下りと上りは、ごく普通の山道でしたので少しヤブっぽい所もありました。山上に出た頃より小雨が降り出しました。その中を三角点のある宝記山や、黍田富士として親しまれる向山のピークを訪ねたり、また山上に点在する古墳を訪ねて、そぞろ歩きを楽しみました。

021

3/19

 王神峯(加古川市)
 どうも足の具合が悪いと、軽いハイキングが主体になってしまいますので運動不足ぎみです。前日はヤッホの森を歩いているのですが、どうも身体がびしっとしません。そこでこの日の午後も軽い足慣らしでもと、王神峯に出かけました。澄んだ空を見て、山頂から善防山、笠松山を眺めたいとの希望でもありました。コースとしては気軽な南の尾根を登りました。ただどうも山が小さすぎたようで、足の痛みにもかかわらず、17分で山頂に立ってしまいました。その山頂が身体が吹き飛ばされそうになるほどの凄まじい風でした。展望どころでは無く、岩に掴まっているのが精一杯でした。ただ展望の良いのは山頂だけではありませんので、尾根の展望地を探って、そこから古法華の山並みをしっかりと眺めることが出来ました。

022

3/21

 盃ヶ岳(丹波篠山市)
 久々に丹波の山を登ろうと、丹波篠山市に向かいました。目的は多紀アルプスの盟主、三嶽です。ところがこの日の空はどんよりと濁っており、風景は薄ぼんやりとしていました。三嶽には明るい空の下でこそ登りたかったため、あっさり諦めることにしました。そこで午前は軽く足慣らしでもと、盃ヶ岳を登ることにしました。コースは南麓の浜谷池から始まるハイキングコースとしました。山頂に立って見えた三嶽は名峰の風格がありました。その西隣の西ヶ嶽の姿も悪くありません。

023

3/21

 西ヶ嶽(丹波篠山市)
 午後は西ヶ嶽のみを登ることにしました。選んだコースは藤岡ダム湖からのコースです。登山道はクマザサの繁る所もあって少しヤブっぽくなっていましたが、林間の落ち着きのあるコースでした。また主稜に出る手前に急登があって、久々に良い汗がかけました。西ヶ岳山頂は、山名標識が一つあるだけの質素なものでした。他に訪れる人も無く、その静けさの中に身を置いてぼんやりと過ごしていますと、1時間ばかりはすぐに過ぎてしまいました。

024

3/29

 高倉山(たつの市)
 前週の週末は、仕事があって休めませんでした。代わりに29日が休みとなりました。この日は兵庫南部は晴れでしたが、北は荒れ模様です。そこで、たつの市新宮町の高倉山に向かいました。これは正解だったようで、北の宍粟市の空は黒い雲に覆われていました。二度目の高倉山ですが、久々に長く尾根歩きをしようと、アプローチは揖保川のそばからとしました。初めは林道を歩いて、NHKの放送中継所に着きました。そこから先は、踏み跡程度の道が尾根に付いていました。ヤブとまでは言えませんが、小枝をかき分けての登りは、適度な運動でした。高倉山に向かうほどに尾根道は良くなり、点名・篠首を過ぎますと、のどかな尾根道となりました。そして歩き始めてから2時間と45分での山頂到着でした。前回の記憶では展望の悪い山頂でしたが、今回来ますと南側の木が切られており、すっきりとした展望が広がっていました。小さな祠の前は適度な休憩場所になっており、南向かいの揖龍アルプスの尾根を眺めながら、のんびりと昼どきを過ごしました。

025

4/ 1

 笛石山〜後山
    〜おごしき山
     (宍粟市)
 思えば1月に植松山に登ったおりに、次の雪山は笛石山と決めていたのですが、足のケガで頓挫していました。そのケガも徐々に良くなり、まだ痛みはあるものの雪山にチャレンジする気持ちを持てるところまで来ました。4月に入ってしまいましたが、千種町はまだ冬景色でした。笛石山へは板馬見渓谷からの登山道で向かいました。1000mに満たない山ですので、スノーシューの必要も無く普通に登って行けました。この笛石山の一番の展望地は猫石です。その上に立ちますと、千種町の風景が一望でした。足の状態が悪ければ笛石山で止める予定でしたが、幸い問題は無さそうでしたので、そこから後山を目指すことにしました。もう冬山の世界です。スノーシューを履いての尾根歩きです。尾根には一切トレースは無く、倒木あり、アップダウンありの尾根を、一歩一歩踏みしめて登って行きました。笛石山からは2時間を予定していたのですが、甘くはありません。次第に足が疲れて、数十歩進んでは一休みの状態になってしまい、後山に着いたときは、笛石山山頂から3時間が経っていました。午後に入って薄く霧がかかり出して展望は良くありませんでしたが、もう着いたことだけで十分に満足でした。その後は、おごしき山経由で、板馬見林道へと戻りました。
026 4/ 2  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>
027 4/ 8  白毛山〜京見山
     (姫路市)
 <才登山口→トンガリ山→白毛山→見晴らし台→京見山→京見町西口>

028

4/ 9

 点名・塩野〜大フゴ山
  (姫路市・宍粟市)
 前日の登山は裏山でお茶を濁しましたので、今少し体を動かしたく、この日も登ることにしました。ただ体が空いたのは午後になってからでした。林田川沿いを北上して行きますと、川沿いの桜が見頃でした。そこで登山前に林田町内で暫しの桜見物をしました。そして安富町塩野集落へと向かいました。まずは369mピーク(点名・塩野)に向かって適当に南西側から山肌を登って行きました。一帯の山はほぼ植林地になっており、369mピークも植林地で展望はありません。そこからは尾根伝いで北東へと向かいました。そして隣のピークに着きますと、そこは西側が伐採地、東側も風倒木があって、いずれも展望が開けていました。西にはこれから向かう大フゴ山が間近に見え、東には当田山がすっきりと望めました。そこから先は山道があって楽に大フゴ山に近づけました。その大フゴ山にも伐採地があり、東が大きく開けていました。ところでその大フゴ山の山頂ですが、一昨年の台風被害によると思われますが、植林が折り重なるように倒れており、倒木ジャングルと呼べそうな様相でした。

029

4/15

 鋸山(千葉県)
 神奈川県の三浦半島で仕事をしていましたが、この日は休日となりました。そこで近くの山でハイキングをと考えたのですが、三浦半島に手頃な山が見つかりません。そこで注目したのが対岸の千葉県にある鋸山です。ちょうど近くに東京湾フェリーもあります。そのフェリーで千葉県に渡り、金谷港を歩き始めたのは11時半でした。強い風が吹いていましたが、生暖かさがありました。気温は久里浜とは2,3℃は違うようで、房総の暖かさを感じました。じっくりと登りたく、往路は「沢コース」を登りました。このコースはマイナーなようで、道幅は細く、ぬかるみが多くありました。おおよそ1時間で山上に出ますと、尾根道は遊歩道の雰囲気となり漸くハイキングらしさが出てきました。周囲の木々は常緑樹が茂り、温暖の地らしい樹相でした。その鋸山の山頂には一等三角点がありました。他に人影は無く、光があふれる中でのんびりと昼食をとりました。その先に展望台があり、「地球が丸く見える」と書かれている通り東京湾の景色が一望でした。その後は金谷石の壮大な石切場跡を訪れ、関東ふれあいの道コースで下山としました。4時間ほどの滞在でしたが、房総の山に登ったという実感を持てました。

030

4/23

 泉ヶ岳(宮城県)
 また週末は仕事となり、仙台に出張です。土曜日から三日間の予定でしたが、23日の日曜日が全くの自由時間となりました。そうなるとハイキングをしたくなります。そこで書店でガイド本を求めて手頃な山を探しました。そして決めたのが仙台市の北限にあります泉ヶ岳です。23日は朝から真っ青な空が広がっていました。心配だったのは雪のことでしたが、みごと残っていました。表コースを歩き始めたところ、雪のためにコースを外れてしまいました。引き返さずそのまま適当に山頂を目指しますと、クマザサのヤブコギになってしまいました。ただ運良く別のコースに出会えました。山頂が近づきますと、もう雪山の世界でした。そして山頂で待っていたのは、見事な展望でした。蔵王から船形山、栗駒山と、宮城の名山が白い姿で一望でした。好天に誘われて、多くの登山者が登っていました。

031

4/23

 笹倉山(宮城県)
 泉ヶ岳の下山を終えたのは昼前です。足に疲れが無かったため、午後にもう一山登ることにしました。笹倉山は七つ森湖に近い里山です。気軽にハイキングを楽しめればと往路は七薬師掛コースを登って行きました。途中の国見崎展望台からは七ツ森の山並みが望めました。山頂には薬師堂が建っており、その裏手にはカタクリの花が咲き乱れていました。ニリンソウも混じって目を楽しませてくれました。下山は往路を戻りましたが、途中で眺子ノ口展望台に立ち寄りました。そこからも七ツ森が眺められました。

032

5/ 1

 ブキティマサミット
   
(シンガポール)
  先週、先々週と2週続けて週末は出張で、その中で登山を楽しみましたが、二度あることは三度あるの例え通り、3週連続でこれまた突然の出張となり、今度はシンガポールです。そのシンガポールでこれまた一日が休日となりました。5月1日はシンガポールは祝日(レイバーデイ)で仕事先は休みです。そこでどうやって過ごそうかと考えました。基本的にダウンタウンは嫌いですので、やはり暑くともハイキングをしようと、シンガポールの最高地点(ブキティマサミット)に立つことにしました。そこはブキティマ自然保護区になっており、着いてみますとハイキングコースの整備された市民の憩いの場になっていました。着く前は熱帯のハイキングをする人はほぼ居ないと思っていたのですが、休日もあって多くの人で賑わっていました。ごく低山ですので、メインコースを歩きますと15分で山頂でした。但しコースは幾つかあり、1時間以上かけて登ることも出来ますので、山上で出会った人はサンダル履きから本格登山スタイルまで様々でした。帰路はジャングルコースを歩いたのですが、そこはまさに熱帯林そのもので、蒸し暑さで全身汗みずくになりました。

033

5/ 4

 日光白根山
    
(日光の山)
 シンガポール出張から夜行便で関西空港に着いたのは連休の真っ最中、5月3日の早朝です。遅ればせながら登山旅行をすることにしました。目的地は奥日光の男体山です。ただ男体山は山開きの5日に登りたく、4日の山を決めないまま午後に姫路を出発しました。空は快晴です、その澄んだ空を見て明日は日光白根山と漸く決めました。深夜に関越道に入り、大和PAで仮眠をとりました。そして沼田ICを下りたのは4日の午前6時前でした。そのまま国道120号線を走って、日光白根山の菅沼登山口に向かいました。この日も真っ青な快晴です。そして山はと見ますと、まだまだ冬姿でした。金精峠まで近づき、菅沼コースに着きますと、登山口からいきなり1メートルの積雪です。アイゼンを付けてのスタートでした。春の雪は良く締まっており、アイゼンが快くききました。順調に登って行けたと言いたいところですが、弥陀ヶ池を見落として五色沼まで歩いてしまいました。そのため急斜面を登って軌道修正をすることになりました。後は順調でした。山頂は360度の大展望です。くっきりとした視界で、尾瀬の山々や奥日光の山々を雄大に眺められました。それにしても連休中の好天でしたのに、登山者は少なく、ひっそりとしていました。その静かな山頂で1時間ばかりのんびりと過ごしました。

034

5/ 5

 男体山(日光の山)
 この日の朝は中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜キャンプ場で目覚めました。前日に続いて快晴です。キャンプ場から二荒山神社中宮までは車で5分ほどの距離でした。この日が男体山の山開きです。しかし登山口の山門が開くのは午前10時でしたので、登拝料を払いますと山門の横を回り込んで登り始めました。このコースは山頂にある奥宮への表参道ですので、一合目から九合目まで丁石が置かれていました。始めは優しげな森の中のコース。林道歩きが一部あって、また樹林帯へ。やがて岩のゴロゴロするガレ場登りとなりました。そのガレ場では、常に足下に中禅寺湖が眺められました。雪はほとんど無かったのですが、八合目から一気に現れました。ただ尾根は緩やかになっており、軽アイゼンで十分な感じでした。山頂が近づきますと、また雪を見なくなりました。そして歩き始めてから3時間ほどで山頂到着となりました。少し肌寒い山頂でしたが、そこは素晴らしい展望台でもありました。この日は前日と違って少し薄モヤがかった視界でしたが、中禅寺湖を前景に遮るものの無い展望が広がっていました。前日の日光白根山もすっきりと望めました。下山往路を辿りました。山門は開いており、すんなりと境内に入りました。

035

5/ 6

 谷川岳(上信越の山)
 五月初めの谷川岳連峰はまだまだ雪をまとって冬姿でした。ロープウェイに乗って山上駅に着いたのは8時半です。そこはスキー場でした。アイゼンを付けて歩き出しましたが、登山者はほとんど見かけません。尾根に出ますと、前方に谷川岳連峰の山々が広がって来ました。いずれも二千メートルに満たない山ですのに、どの山も毅然とした姿で迫力がありました。尾根の雪は五月とは思えない多さで、中間地点にある避難小屋など、2メートルほどの雪に埋もれていました。この日は気温が高いこともあって、谷間で起こる雪崩の音が何度も聞こえて来ました。山頂が近づきますと一面銀世界です。しかも急坂とあって、あえぎながらの登りでした。それでも歩き始めてから2時間で山頂に立てました。その山頂はと言いますと、尾根の部分はすっかり地表が現れており、アイゼンの必要はありません。また気温も上がってすっかり春の暖かさで、シャツ1枚で十分に過ごせました。展望も申し分ありません。白い山々がどこまでも続いていました。この山頂ではオキの耳だけで無く、トマの耳にも立ち寄り、山頂からの雄大な展望を思いっきり楽しみました。

036

5/ 9

 点名・城山(鳥取県)
 たまには山菜採りでもしようと、出向いた先は鳥取県の若桜町です。ただせっかく鳥取まで行くので少し登山も楽しもうと、若桜町の隣町となる八東町の三角点ピーク(点名・城山)を登ることにしました。点の記には小径があるように記されていたので、安心して麓からの道を登り始めました。ところが小径はすぐに終わってすぐにヤブコギになりました。それでも何とか山頂に立ちましたが、そこも雑木ヤブになっており、全く城山らしさは感じませんでした。

037

5/ 9

 赤倉山(養父市)
その物足りなさからもう一山と、次に向かったのは氷ノ山とは尾根続きの赤倉山です。コースは氷ノ山越コースを登って行きました。雪が少し残っていましたが、ごく気楽に氷ノ山越小屋に着きました。もう赤倉山は目の前です。但し最後はネマガリダケのヤブコギをしなければなりません。そして着いた山頂もヤブでしたが、少し展望があって、木々の隙間から扇ノ山から青ヶ丸、仏ノ尾と続く但馬の奥深い山並みが眺められました。赤倉山からの下山を終えて、漸く山菜採りに向かおうとしたとき、空が暗くなって来ました。そして瞬く間に雨が降って来ました。結局、山菜採りは諦めて帰路につきました。

038

5/14

 点名・小畑(姫路市)
 前日の土曜日は終日雨でしたが、この日は朝から陽射しが現れていました。そこで朝から出かけたいところですが、どうも日曜日は午前が空きません。体の空いた午後から向かったのが、雪彦山から南へと続く尾根の中ほどに丸い山容を見せるこの683mのピークです。山頂に三等三角点(点名・小畑)を持つこの山には1995年に夢前町の小畑集落側から登っていたのですが、展望を得ないままに植林に囲まれた山頂に立ったと言う記憶しか残っていません。そこで別の印象を持ちたく、今回は安富町の杤原集落側からアプローチしました。こちら側の山肌もほとんどが植林地でした。その薄暗い林の中を登って尾根に出てみますと、尾根は意外と空いておりアセビの木が陽射しの中に若葉を光らせていました。展望も少しはあって、西の山並みが眺められました。そして向かう先に丸い山頂が見えていました。尾根はまずまず歩き易く、そのままに山頂に立ちますと、以前の通りの植林の山頂でしたが、一昨年の台風被害によるものか倒木が多くあって少々雑然としていました。

039

5/20

 長水山(宍粟市)
 朝は小雨も降る雨模様の天気でした。その空を見て近くの山で軽く尾根歩きを楽しもうと、ついでに山菜採りも楽しめないかと考えて思い付ついたのが長水山でした。山菜採りには少し遅いと思いましたが、「やまさきみんなの森」にあります展望台に着く頃には、一回のおかずになる程度のワラビが摘めました。さて山頂へ向かおうとしたところ、昼食を車に忘れていることに気付きました。そこで車に戻りました。そして気分を登山モードに切り替えて再スタートとしました。その頃には天気ははっきりと回復を見せ、上空には晴れ間も見えて来ました。そして気楽な尾根歩きで山頂に着きますと、上空はすっかり青空でした。しかも空気は澄み切っていました。

040

5/20

 鍋山(宍粟市)
 快晴の天気がうれしく、午後にもう一山、登ることにしました。簡単な山にしようと向かったのが、一宮町東河内にあります鍋山です。この山の知識は持っていませんでしたが、適当に西側から植林地を登って行きました。山頂に着きますと、そこに石仏を二体祀った祠をみました。北側から小径も通じていました。その小径には参道と書かれた杭が点々と立っており、地元で親しまれている山であることを知りました。

041

5/21

 点名・富満山(上郡町)
 この日は朝から快晴でした。但し午前中は町内の草取りがあったり、また所用もあって動けません。この好天を楽しみたく出かけたのは午後に入ってからで、向かった先は上郡町の富万高原にあります万勝院です。もちろん目的はボタン園の見学ですが、ついでに富万高原の山頂(点名・富満山)を踏もうとの考えでした。しかしボタン園は5月上旬までだったようで、園内は盛りを過ぎたためか花はほとんど切り取られて、ほんの僅か残っているだけでした。そして山頂も5分も歩けば着いてしまい、登山になりませんでした。それでも園内の佇まいは落ち着きのあるもので、散歩としては良い所でした。
042 5/21  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

043

6/ 4

 金時山〜明神ヶ岳
     (箱根の山)
 横浜への出張で5月最終の週末は山には行けませんでした。その出張が長引き、6月最初の週末もつぶれそうになりましたが、何とか3日の土曜日深夜に終了となりました。翌4日は帰るだけです。そこで帰りの駄賃として近くの山を登って帰ることにしました。選んだのが箱根の山で、その中で一番人気のある金時山を登ることにしました。小田原駅からバスに乗り、仙石バス停で降りました。そこから乙女峠口まで車道を歩き、そこから乙女峠への登山道を登り始めました。この日は曇り空で、ガスのかかる生憎の天気でした。乙女峠もすっかりガスでした。その先も薄れる気配は無く、金時山もガスの中でした。その金時山ですが、そんな天気にも関係無く、大勢の登山者で休むスペースも無い有様でした。その賑やかさに驚かされて、少時の休憩だけで山頂を離れました。そこからは明神ヶ岳まで歩くことにしました。2時間ほどの距離があるためか、一気に人を見なくなりました。細竹の間を尾根道は緩やかに続いており、逍遙気分で歩くことが出来て、金時山の山頂よりもずっと良い雰囲気でした。その間にガスは消えて、振り返りますと金時山の左手に富士山が覗いていました。長い尾根歩きの末に着いた明神ヶ岳はなだらかな山頂で、登山者は疎らでした。その頃には再びガスが漂って来ましたので、そこから下山としました。
044 6/10  京見山(姫路市)  <京見町中央口→山頂→京見町西口>

045

6/11

 伊勢山〜奥山
     (姫路市)
 この日は午後からでしたが、久々に伊勢山を訪れました。今回は「打越こもれ日の森」からのコースです。谷沿いの遊歩道を歩いて行きますと、程なく小径が北の方向に分かれました。そちらは伊勢山から東に延びる尾根の方向でしたので、その小径を辿りますと、予想通りに尾根に出ました。尾根に出ても歩き易い道が続いており、楽々と伊勢山に着きました。伊勢山の特徴は何と言っても新座の窟(しんざのいわや)とその上からの展望です。梅雨時とあって視界はモヤの強いものでしたが、窟の上からは西から北へと素晴らしい展望を楽しめました。また窟の中は涼しさがあって一休みには良い所でした。この後は登って来た尾根を戻って奥山に立ちました。更にその先の鞍部まで歩いて下山としました。この尾根は適度なアップダウンがあり、また露岩地が多くあって、けっこう展望も楽しめました。

046

6/17

 城ヶ山(新温泉町)
 久々に但馬の山を登りたくなりました。そこで「但馬ハイキング」を開いて興味を持ったのが、城ヶ山と大野山です。国道9号線を離れて山麓の春来集落に入りますと、小さな集落ですのに小学校がありました。その近くに車を止めて、まずは城ヶ山を目指しました。集落を抜ける車道を歩いて城ヶ山に近づきますと、登山口の標識が現れました。程良い歩き易さの登山道を20も登れば、もう山頂でした。城跡だけに山頂は平らになっていましたが、木立に囲まれて展望は良くありません。そこで少し戻って曲輪跡で一休みとしました。そこには地蔵尊があり、草地が広がって休むには良い所でした。展望もあって南向かいには大野山から大峰山へと続く尾根が眺められました。

047

6/17

 大野山(新温泉町)
 城ヶ山からいったん春来集落に戻って来ますと、次に春来峠から大野山へと向かいました。こちらは途中から道が判然としなくなり、適当に尾根を登りました。尾根は落ち着きのある自然林とあって良い雰囲気でした。大野山も、峠から45分で山頂に立てました。そのピークこそ木立に取り囲まれていましたが、南側の牧場跡の方に移動しますと、素晴らしい展望があり氷ノ山までが一望でした。その後は尾根なりに、また遊歩道なりに下って駐車地点へと戻りました。
048 6/18  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

049

6/24

 一山(宍粟市)
 最近ご無沙汰している兵庫の千メートル峰は無いかと考えて、一山が思い浮かびました。8年ぶりとなります。コースとしては初めてのコースを登りたく、山頂から南東に延びる尾根を登ることにしました。この尾根が良い尾根でした。途中まではごく普通に植林地だったり雑木林でしたが、中間点辺りで一気に展望が開けて来ました。北には阿舎利山、向かう先に一山を見ながら開放感のある尾根歩きとなりました。尾根道と言えるものはありませんでしたが、適度なヤブが良い運動になりました。ゆっくりと登りましたので、山頂までに2時間以上かかりました。その山頂がまた良い所でした。青い空の下、まさに高原に立っている雰囲気で、涼しいばかりの爽やかな風が吹いていました。一面ササ原ですので展望も申し分有りません。しかも他には誰も来ておらず、ひたすら静かな山頂でした。その山頂の心地よさに木陰で昼寝をしたところ寝入ってしまい、気が付いたときは山頂に着いてから2時間が経っていました。この間もずっと良い天気でしたが、結局パートナーと二人っきりでした。
050 6/25  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>