TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
黍田富士    きびたふじ 166m たつの市
 
宝記山    ほうきやま 133.3m
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2021年8月】No.5 2021-137(TAJI)
 
    《黍田富士》 南向かいの斜面より  2021 / 8

 ヤッホの森なら夏場でも無理のないハイキングを楽しめるだろうと向かったのは、2021年8月のお盆休暇中の一日だった。大雨が続いた直後で、久々に青空が現れた日だった。揖保川町黍田の神部小学校まで来ると、急坂の先にあるどんぐり広場の入口に車を止めた。この日の目的は黍田富士と宝記山だったので、先に黍田富士を登ろうと、どんぐり広場からは黍田富士コースに入った。前日までの雨で登山道の一部は水の流れになっている所があり、そばの沢はたっぷりの水量だった。黍田富士南面側の鞍部までは緩やかな道で、鞍部の位置で登山道は黍田富士方向と亀岩展望台方向とに分かれた。黍田富士への道に入ると、やや傾斜が増してしっかり登ることになった。そのため大汗をかいての山頂到着だった。黍田富士の山頂には幸せの鐘と共に展望台が建っているのだが、展望台の入口にはロープが張られていた。老朽化のための処置と思われたが、二人載るぐらいなら問題無さそうに見えたので、展望を楽しもうとロープを越して階段を登った。展望台の上に立つと、北西から北東まで広く開けていた。この日は雨上がりの視界とあって十分に澄んでおり、存分に展望を楽しめた。その黍田富士での休憩を終えると鞍部へと戻って、今度は亀岩展望台を目指して南へと登り返した。この登りが蒸し暑さの中では少々厳しかった。201mピークまで登ると、その先は緩やかな道となり、金剛山20号墳の位置で宝記山を通る河内小学校への道と亀岩展望台を通って馬場地区に通じる道とに分かれた。そこは展望台への道を選んだ。更に南へと歩いて亀岩展望台に立った。そこに亀岩の名が付く大きな岩があり、岩の位置も古墳で、それは金剛山21号墳だった。展望は瀬戸内海の方向だったが、木々の生長により見える範囲は狭まっていた。その展望のことよりも、古墳のそばが良い感じの木陰になっており、そこで暫しの休憩とした。涼しい風が大汗をかいた体に快かった。その休憩後に近くにある213mピークを訪れた。単にこの一帯の最高点であるだけの理由からだった。ただピークまで小径はあったものの、ピークはヤブで見所は無かった。展望台に引き返すと、次は宝記山を目指した。20号墳まで戻り、そこからは東の尾根道に入った。180mピークを越して、その次のピークが宝記山だった。山頂は金剛山16号墳で開けており、中央に三三角点(点名・山津屋)を見た。但し、山頂からの展望は少なかった。これで二つの山のピークに立つ目的は達したので、下山に移った。20号墳まで戻り、黍田富士との鞍部まで戻ると、往路と同じく沢沿いの小径を歩いてどんぐり広場へと戻った。この日は午後のハイキングだったが、この日はひとしおの蒸し暑さで、大量の汗をかいたのが印象となってしまった。
(2021/9記)
<登山日> 2021年8月15日 13:29どんぐり広場入口スタート/13:44鞍部分岐点/13:51〜14:10黍田富士/14:17鞍部分岐点/15:14〜58亀岩展望台/15:05[213m]ピーク/15:38〜43宝記山/16:07鞍部分岐点/16:24どんぐり広場入口エンド。
(天気) 始めは曇り空で、少し青空が見られる程度だった。その後は青空が広がって晴天となった。それも下山を終える頃には曇り空に戻っていた。気温は黍田富士で31℃、展望地及び宝記山で27℃だった。弱いながらも涼しい風を受けた。視界は澄んでいた。
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どんぐり広場のそばまで車を進めた 間近に建っていたのは神部小学校だった 「ヤッホのこみち」案内図が立っていた 
どんぐり広場に入った どんぐり広場を抜けて、ヤッホの森入口に近づいた 入口からのコースは二つり、黍田富士コースに入った
ヤッホの森へと入った 里山道を歩いて行く 沢沿いを歩くようになった 長雨で水量は多かった
緩やかな上り坂だった 何度か小橋を渡るようになった 沢筋を離れて草地を歩く
鞍部に着いた そこは登山道の分岐点だった 黍田富士まで200mだった 黍田富士へと向かった
登山道はつづら折れのため、急坂は無かった 階段部分もあった 黍田富士の山頂が見えてきた

黍田富士の山頂に
着いた

幸せの鐘があり、
展望台が建ってい


展望台は立入禁止
になっていたが、
二人なら問題ない
と見て、展望台に
上がることにした

以前と変わらず好
展望が広がってい
た 北西から北東
にかけてを見る
新龍アルプスの方向を眺めた 金輪山の背後に、明神山の頂を見た
鶏籠山の背後には雪彦山系の鉾立山が見えていた 七種山の山並みを見る
北東方向を眺めた 城山を大きく見る
幸せの鐘のそばに立った そこも少し展望があった 西の方向の眺めで、遠くは黒鉄山も望めた
右上の写真に写る黒鉄山を大きく見る 同じく荒山を大きく見る 同じく宝台山を大きく見る
水量の増した揖保川を眺めた 山頂を離れて鞍部へと戻った 前方に南向かいの尾根が見えてきた

この日は宝記山も
登る予定だった

鞍部が近づいたと
き、黍田向山古墳
群6号墳を見た
鞍部に戻ってきた 亀岩展望台まで900mだった 南の方向へと階段の登りに入った 傾斜が緩むと、土道となった
振り返ると、黍田富士の山頂に陽射しが当たっていた 尾根が近くなると、こちらにも陽射しが現れた 尾根上に出ると、緩やかな道となった
山津屋古墳群1号墳の前を通った 横穴古墳もあった 20号墳の位置でコースが二手に分かれると直進した

亀岩展望台を目指
すが、緩く下って
緩く登り返すこと
になった

亀岩展望台に着い

亀岩も古墳で、金剛山古墳群21号墳だった その頃には青空が広がっていた 展望地だったが、木々の生長で相当悪くなっていた

木々の空いた所か
ら海を眺めた

X山の背後に男鹿
島を見た

南東方向に淡路島
を見る

亀岩展望台からは
更に東へと馬場地
区まで小径が通じ
ていたので、近く
の213mピーク
を訪れることにし

馬場コースに入ると、一気にマイナーな道となった 目印テープを追って歩いた 途中で213mピークへの小径に入った

小径の途中にワナ
が仕掛けられてい
た 気付かなけれ
ば大怪我をすると
ころだった

213mピークに
着いた 雑木帯の
ピークで展望の欠
片も無かった
すぐに引き返した 亀岩展望台に戻ってきた 更に引き返して、次は宝記山を目指した
20号墳のそばからは河内小学校へのコースに入った 東へと歩く 緩やかな尾根道歩きだった 中間点の180mピークも古墳(18号墳)だった
前方に宝記山が見えてきた ずっと緩やかな尾根歩きだった 金剛山古墳群30号墳の前を通った

宝記山のピークに
着いた

このピークも古墳
(金剛山16号)
だった

三等三角点(点名
・山津屋)を見た
木々の隙間からの眺めだったが、書写山を見た 左の写真の左側に小さく写っているのは白鳥城だった 書写山の右手に氷室山を見た
北東に望めたのは笠形山だった 宝記山での暫時の休憩を終えると、尾根を引き返した 中間点ピークまで戻ってきた

前方に見えるのは
201mピークだ
った

金剛山古墳群20
号墳まで戻って来
ると、そこからは
黍田富士への道に
入った

鞍部へと下り坂に
入った

下る途中で黍田富
士を眺めた
鞍部に着くと、どんぐり広場に向かった 野道を緩やかに下って行く 小橋を渡ると、その先から沢に沿って歩くようになった
暫くは沢沿い歩きだった 小さな滝を見た どんぐり広場に戻ってきた