ヤッホの森は二つの小学校からのコースがあり、メインコースが神部小学校のそば、どんぐり広場から始まっている関係で、これまで神部小学校側からのみ登っていた。それでも南麓側の河内小学校コースにも興味を持っており、一度は歩いてみたいと考えていた。そこで思い付いたルートは次の通り。スタートは神部小学校のそば、どんぐり広場からとするものの、宝記山に立った後はそこから河内小学校に下ることにした。そしてピストン登山として宝記山に戻り、黍田富士経由でどんぐり広場に戻るルートだった。それを実行に移したのは2025年5月の第四金曜日のこと。 ヤッホの森の西入口に着くと、気付いたのが案内板が新しくなっていたことだった。入口の一角に車を止めると、アスレチック施設を抜けてメインコースに入った。すぐに現れた分岐点の標識も新しくなっていた。直進してメインコースを進んだ。小さな沢に沿ってのコースで、幾度か小橋を渡った。黍田富士コースの分岐点に着くと、右手のメインコースを進んだ。やや急坂が続いて、その急坂が緩むと程なく古墳を点々と見るようになった。1号墳に着くと、そこは木々が伐られて展望が広がっていた。北の方向が広く眺められて暫し足を止めた。但し、この日の視界はうっすらしていた。緩やかな道を進んで20号墳に着くと、そこは登山コースの分岐点で、宝記山コースとなる左手の道に入って東へと向かった。中間ピークがあり、そこは18号墳だった。そこも木々が伐られており好展望地に変わっていた。次の193mピークが宝記山で。そこは16号墳だった。展望も少々あったが、中間点ピークほどでは無かった。その宝記山からいよいよ河内小学校を目指して南東方向に向かえる小径に入った。はっきりとした道で、ゆったりと下って行けた。中間点には小さな広場があり、ベンチも置かれていた。道なりに下って行くと、河内小学校の裏手に下り着いた。そして小学校の東側の小径を歩いて小学校の正面に出てきた。その近くには郵便局が建っていた。南の方向が広く見える位置があり、そちらに見えていたのは北山だった。いっとき辺りの様子を眺めると、歩いてきた登山道を引き返した。宝記山へと戻り、二度目の宝記山に立った。更に往路を戻って黍田富士コースの分岐点に着くと、そこからは黍田富士コースに入った。つづら折れの登山道を登ると、分岐点から***分で山頂に到着した。そこはヤッホの森では一番の展望地で、北から東へと広々と眺められただけでなく、西の方向にも展望があって、荒山や宝台山を見た。その山頂で変化があったのは老朽化で立入禁止になっていた展望台が作り替えられていたことで、また展望台に立つことが出来た。その黍田富士山頂で昼休憩とした。陽射しに暑さを感じたが、木陰に入ると涼しい風を楽しめた。山頂での休憩を終えると、下山は山頂から始まる西尾根コースに入った。やや急坂が続くコースで、足下に注意しながら下ると、神部小学校のそばに下り着いた。そこはどんぐり広場の入口とは数十メートルしか離れていなかった。
(2025/6記) |