TAJIHM の 兵庫の山めぐり <播磨
 
佐見山    さみやま 189.5m 姫路市
小佐見山    こさみやま 130m
 
 
1/2.5万地図 : 安志
 
【2016年5月】 No.1 2016-50(TAJI&HM)
 
    林田町六九谷より  2016 / 5

 林田郷土史を見て八幡神社のそばに小さな山として佐見山があることは知っていたが、小さ過ぎることと、どうもヤブ山ではと思えて敬遠していた。その佐見山を思いかけず登ってしまった。八幡神社の背後にあって目立っているのは鈴ヶ峯だが、初めて登った1996年のことだった。里山として気軽に山頂に立てるのではと思っていたのだが、予想外の厳しい笹ヤブに会ってしまい、何とも苦労して山頂に立ったものだった。その鈴ヶ峯の笹も鹿の食害に会っているのではと思えて、その変化を見ようと向かったのは20年後の2016年5月のことだった。
 この日は曇り空ながら雨の心配は無いと思っていたところ、林田町が近づくと雨粒がぱらついてきた。少しいやな気持ちで林田神社に着いてみると、案内板があってそこに佐見山城跡のことが書かれていた。どうやら佐見山の山頂が整備されて、登山道が作られたようだった。登山口も三カ所あった。雨のこともあってこの日はヤブ山が予想される鈴ヶ峯よりも佐見山を登ることにした。200mに満たない山なので、ごく簡単に山頂に立てそうだった。そのハイキングを開始する前に、手始めとして八幡神社を散策した。八幡神社は創建893年で、立派な楼門を持っており、石段を厳かな気持ちを持って登った。本殿は古色蒼然としており、その奥の一段高い所には小振りな高良神社も建っていた。八幡神社の散策を終えると神社の入口に戻って、佐見山の山裾道に入った。もう雨がぱらつくようなことは無かった。平坦な道を東へと歩くと、すぐに西登山口が現れた。ごく細い道ながら、適度な登り易さがあった。いかにも里山と言った感じで、周囲は雑木林だった。中腹まで登ると南に展望が広がった。先ほどまで雨があったとあって視界はうっすらとしていたが、その南から音楽と共に絶えず歓声が聞こえていた。近くに林田小学校があり、そこで運動会が行われていた。その歓声を背に今少し登ると、山頂到着となった。登山口から12分だったので、やはりごく小さな山と言えた。城跡らしく平柵地になっており、パノラマ写真や城跡の位置図が置かれていた。また一段低い位置にベンチを見たので、そのベンチに座って昼食とした。小学校を見ると、運動会としては珍しく、全員が輪になって盆踊りを踊っていた。その南の方向以外はさほど展望は無かったので、一休みを終えると下山とした。下山は東登山口を目指した。こちらも易しい道で、途中までは南登山口コースと同じだった。山裾道に下り着くと、そこからはすぐに八幡神社には向かわず、反対方向へと歩いた。そちらに五輪塔があるためだった。北へと歩くと、五輪塔まで5分の距離だった。小さな五輪塔が幾つか並んでおり、さほど目立つものでもなかったが、そばの大きな岩に注連縄が巻かれていたのが目を惹いた。またそばには八幡奥池があり、その畔に立つと佐見山と小佐見山の並ぶ姿が眺められた。小佐見山については案内図に登山道は示されていなかったが、佐見山よりも更に小さいとあって、少々のヤブでも短時間で登れそうだった。そこで八幡神社に引き返す途中で、小佐見山の山裾に取り付いた。始めに竹林に入ったが、やはり登山道は無かった。ただ踏み跡程度の小径を見たので、それを辿って行くことにした。周囲は雑木林となり、軽いヤブコギで登る感じとなった。そしてこちらも5分であっさりと山頂に立った。その小佐見山の山頂には高さ数メートルはある四角なコンクリートの塊と言えそうなものが建っていた。それは八幡配水池で、それが建っているだけに西の方向へは送配水管が麓まで延びていた。下山はその送配水管に沿って下ると、ごくあっさりと麓に下りてきた。後は八幡集落を抜けて八幡神社へと戻った。神社に着くとまだ13時だったので、もう一山として鈴ヶ峯に登ってもよかったが、この日は佐見山だけで十分の気持ちになっており、そのまま帰路についた。
 追記として、鈴ヶ峯については翌日に改めて八幡神社を訪れて、その裏手より鈴ヶ峯へと向かった。予想通りかつての笹ヤブは鹿の食害でほぼ消えており、ごく簡単に30分ほどで山頂に立つことが出来た。
(2016/6記)(2020/7改訂)
<登山日> 2016年5月28日 11:16〜28八幡神社の散策/11:32西登山口/11:44〜12:13佐見山山頂/12:22東登山口に下り着く/12:27五輪塔/12:42小佐見山に取り付く/12:47〜50小佐見山山頂/12:55麓に下り着く/13:02八幡神社エンド。
(天気) 全天曇り空で、しかもガス状の雲とあって、雲に形は無かった。気温はおおよそ20℃ほど。佐見山の山頂は風は無かった。視界はうっすらとしていた。
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鈴ヶ峯を登ろうと八幡神社に着くと、佐見山城
跡の案内板が掲げられていた
案内板を見るとそばの佐見山に城跡があり登山
道のあることを知った
予定を変更して佐見山に向かうことにしたが、
その前に八幡神社の境内を散策することにした
お寺で見そうな楼門が現れた 楼門を抜けて本殿へと石段を登って行く 本殿を見上げた
本殿の奥、一段高い所にあるのは高良神社だった 高良神社のそばから本殿を眺めた 八幡神社の散策を終えて入口へと戻った

 案内板のそばか
 ら山裾道が始ま
 っていた

 古びたお堂のそ
 ばを通った

 すぐに西登山口に
 着いた 山頂まで
 400mだった

   手作り感のある登
   山道で、つづら折
   れになっていた
100mごとに標識があった 南の方向に展望が現れた 林田小学校が見えており、運動会が行われていた
手頃な登り易さで登山道は続いた 丸太の階段が現れたが、これも手作り感があった 登山道のそばでミツバチの巣箱を幾つか見た
山頂まであと100mとなった 登山口から12分で山頂だった 城跡らしく平削地になって開けていた
山頂にはパノラマ写真が置かれていた 佐見山城跡の位置を示す図もあった ベンチを見たので、そこで昼休憩とした
南の方向が開けていた この日はうっすらとした視界だった 左の写真に写る的場山の方向を少し大きく見る
上の写真に写るトンガリ山を大きく見る 林田小学校を見ると、盆踊りが行われていた 北の方向は木々の隙間から鈴ヶ峯が見上げられた
下山は東登山口へと下った 途中までは南登山口コースと同じだった こちらも易しいコースだった
山裾道に合流した そこが東登山口だった 八幡神社に向かわず、反対方向に歩いた 山裾道は一部でじゅくじゅく道になっていた
右手に現れたのは八幡奥池だった 大きな石碑は開拓記念碑だった 五輪塔に着いた 小さな五輪塔が並んでいた

 五輪塔よりも注連
 縄が巻かれた大岩
 が目立っていた

   そばの八幡大池の
   畔に立つと、佐見
   山と小佐見山の並
   ぶ姿が眺められた
五輪塔を見たことで、八幡神社へと引き返した ぬかるみに鹿の足跡が付いていた 東登山口の前を通った
前方に小佐見山が見えてきた 南登山口が近づいたとき、小佐見山に取り付い
た 山裾は竹林だった
踏み跡程度の小径を辿った 竹林が終わって雑
木林となる 軽いヤブコギ程度で進めた
山頂が近づいて、シダの中を歩くようになった 小佐見山の山頂に着くとコンクリートの塊を見た 山頂に建っていたのは八幡配水池だった
山頂から麓へと続く送配水管を見た 下山は送配水管の経路に沿って下った 5分ほどで麓に下りてきた

 後は八幡集落を抜
 けて八幡神社に近
 づいた


  周囲が開けたとき西
  の尾根が眺められた