TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
高山    たかやま 298.1m 姫路市・加古川市
 
1/2.5万地図 : 笠原
 
【1997年2月】 No.1 1997-13(TAJI&HM)
 
    桶居山より  2002 / 9

 高山という山名は兵庫にも多くあるが、この高山は姫路市と加古川市の境界尾根に位置している。その南には高御位山から鷹ノ巣の尾根があって、賑わいを見せているが、こちらは高さではひけをとらないが、ぐっと静かな佇まいを見せている。この高山を1997年2月半ばの寒風が吹きすさぶ日に、山頂から南に延びる尾根で登った。姫路市飾東町と加古川市志方町を結ぶ県道を西から進み、加古川市に入った辺りの道路脇に駐車とした。駐車地点のそばの溜め池が改修工事中であったが、その溜め池に向かう道に入り、すぐに西の尾根(山頂からは南南西に延びる尾根)に取り付いた。程なく送電塔に着く。この送電塔のある送電ラインは地図が古いのか載っておらず、少し戸惑わされた。そこまでは程良い道で続いていたが、その先は最初こそ尾根道らしきものがあったものの、次第にイバラや潅木、シダが密集し出した。特にシダヤブがやっかいだった。所々に岩肌が露出した場所があって一息つけたが、山稜に出るまではこのヤブコギが続いた。ただ露岩地の展望は良かった。山稜に出てからも道らしきものは無く、潅木をかき分けて進んで行く。山頂が近づくて別の尾根と合流すると、もう一方の尾根には尾根道が付いていた。後はその尾根道を進んで山頂に向かった。道は山頂まで続いており、これは助かった。その山頂はと言うと、灌木や雑木が取り囲んで展望はいまいちだった。そこで三角点のそばあった枯れ松に登ってみた。すると一気に展望が開けた。南には間近に高御位山から桶居山の山並みがあり、北も畑山を始め近在の低山が広がっていた。遠くは笠形山も望めた。展望を得たことで、一安心と言った気持ちだった。下山は尾根道を辿ることにした。この道はまず東のピークに着き、後はそこから南に延びる尾根上の道となった。始めこそ細々とした道であったが、送電塔に着くと、そこより道ははっきりと良くなり、気楽に下って行った。
(2002/9記)(2013/8改訂)(2021/3写真改訂)
<登山日> 1997年2月11日 11:53スタート/13:33〜14:26山頂/15:44エンド。
(天気) 風が吹きすさぶ寒い一日。雲の多い晴れと言えたが、周期的に雪雲が通過して、一時的に小雪が視界を閉ざすことがあった。雪雲が通りすぎると視界は良くなった。風の来ない木立の中は、陽射しが当たると暖かさも感じられた。
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山頂そばの枯れ松
に登って、南の方
向を見る
上の写真に写る高御位山を大きく見る 同じく鷹ノ巣山を大きく見る

(←)
山頂より北の方向
を見る

   (→)
   山頂より北東方向
   を見る

 下山は東に進み、次
 の小ピークから南に
 延びる尾根を辿った

 その途中で山頂方向
 を振り返った