TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
伊勢山    いせやま 352.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2014年8月】 No.5 2014-76(TAJI&HM)
 
    林田町口佐見より西峰を見る  2014 / 8

 2014年のお盆休暇は8月14日から始まったが、ずっと雨だった。その梅雨を思わせる空が少し良くなったのは、休暇の最終日のことだった。ただ17日は午前に用事があって出かけられず、そこで午後に少し運動をすることにした。相変わらずの蒸し暑さのため、遠くに出かける気にはなれず、ごく近場で過ごすことにした。その近場の山を考えたとき、伊勢山の神座の窟が思い浮かんだ。そこなら何となく涼しさがありそうだった。蒸し暑い季節の午後でもあるので、コースは一番簡単な伊勢岩屋の森からの直登コースを登ることにした。
 伊勢岩屋の森に着くと、そこは夏草が茂って、前回(2011年12月)に来たときよりも荒れている印象を受けた。前回のコースでもあり、そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたいが、最も簡単なコースなのに、けっこう大汗をかいてしまった。空気は湿気をたっぷり含んでいたため何とも蒸し暑く、中腹まで歩かないうちに、大量の汗をかくことになった。それでも体を動かせることで気分は良く、休まず登って行った。神座の窟までは30分ほど。その神座の窟の中は28℃と温度は低く無かったため、涼しさに関しては期待を裏切られたが、ときおり風が入ってきて、汗を鎮めてくれた。神座の窟の中を見回すと、薄暗い所にキノコの生えていたのが目を惹いた。一休みした所で、本峰まで歩いた。10分ほどで本峰へ。山頂は相変わらず展望は無く、単に山頂に立っただけの思いだった。引き返して西峰に立った。西峰のピークは露岩部とあって直射光を受けることになり、ひたすら暑かった。思わず木陰に逃げ込んだ。そちらは風があって、けっこう快く過ごせた。この日の視界はうっすらとしており、展望を楽しめるほどでもなかったので、風の快さを楽しむと下山に移った。登り出したときは空木城跡にも立ち寄ろうかと考えていたのだが、蒸し暑さの中を歩いているうちにその気持ちは消えており、あっさりと往路コースで麓へと戻った。暑い昼下がりの登山だったが、十分に汗をかいたことですっきりとした気分になれたのは良かった。
(2014/9記)(2020/10改訂)
<登山日> 2014年8月17日 13:40伊勢岩屋の森スタート/14:11〜21神座の窟/14:32〜40本峰(山頂)/14:49〜15:05西峰/15:28エンド。
(天気) 薄曇りから薄晴れの空の下を登り出す。樹林帯の気温は28℃で、山頂は27℃だった。西峰に立ったときは陽射しが現れており、32℃の暑さだった。湿気たっぷりの空気間ながら、弱く吹く風には涼しさがあった。視界はうっすらとしていた。下山を終えたときは、晴れと呼べる空になっていた。
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この日は伊勢岩屋の森の入口辺りから歩き始めた 両側でススキが茂っている所を通る 最短コースに入る 神座の窟まで850mだった
すぐに山道を登る雰囲気になった 大きな岩のそばで石仏を三体見た 岩の上に載っている石仏を見る
始めは緩やかな道だった 丸太の階段を登るようになった 周囲の自然林を眺める
途中で道は緩んだ 礫と呼ばれる石がごろごろとした所を通った 見上げると神座の窟の岩場が近くに見えていた、
尾根に着いてベンチで一休みとした その先で急坂が始まった ロープを掴んで登る 一気に神座の窟のそばに出ることになった

 狭い隙間から神座
 の窟に入った

 残念ながらあまり
 風は入って来ず、
 考えていたほど涼
 しくは無かった
神座の窟には不動像と石仏が置かれていた 神座の窟の薄暗い所にキノコが生えていた 神座の窟から新龍アルプスを望む
神座の窟を出て、山頂を目指した 足下の穴から神座の窟が覗けた 西峰の手前で分かれた山頂への道に入る
緩やかに鞍部へと下った 登り坂になったが、その先は山頂手前のピーク
だった
340mピークを越して山頂へ

 山頂が目前になっ
 た

   山頂(本峰)に立
   ったが、相変わら
   ず展望の無い山頂
   だった
三等三角点(点名・菅野)を見る 山頂で少時の休憩をとると、西峰へと引き返した 戻る途中で、北に明神山を見る
西峰が間近になった 西峰の少し南の位置より西峰を眺めた パートナーが立っていたが、暑さのためにすぐにこちらに避難してきた
休んでいる所は好展望地だったが、この日の視界はモヤが強く、遠方はうっすらとしていた 同じ位置から、樹間を通して書写山を見る

 一息入ったところ
 で、西峰の上に立
 った

   北に葛城山を見る
下山は往路を戻る 再び急坂を下った 後はごく気楽に下った 小さな沢に沿って歩くようになった
樹林を抜けて伊勢岩屋の森の広場へと入った 草地を抜けて行く 下山を終えて西峰を振り返った