TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
伊勢山    いせやま 352.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2017年1月】 No.6 2017-13(TAJI&HM)
 
    林田町上伊勢より  2017 / 1

 伊勢山は伊勢岩屋の森の入口広場を起点としたとき、空木城跡を経由するとほぼ周回として歩けるので、近場で2時間程度のミニハイキングを考えたときは、候補の一つに挙げたくなる山である。その考えで向かったのは2017年の1月中旬のことだった。
 入口広場に着いたのは11時過ぎ。上空は薄晴れになっており、柔らかい陽射しを受けた。まずは空木城跡を目指して歩き始めた。その空木城跡への道は幾つかあり、最短コースと思える健脚ルートに入った。雑木林の中を遊歩道が続いており、健脚ルートとはなっていたが易しいコースだった。季節柄落ち葉が積もっており、その踏み心地を味わいながら登った。空木城跡まで23分だった。空木城跡は城跡らしく平らに開けており、落ち着きがあって休むには良い所だった。陽射しを受けながら一休みとしたが、北の空は雲が広がっており暗かった。いずれその雲が流れてきそうだった。空木城跡を離れると尾根歩きに移って、伊勢山に向かった。予想通り北の雲は上空に広がってきて、陽射しは現れたり消えたりを繰り返した。冷たい風もあり、うすら寒くなってきた。伊勢山の西峰が目前になると急坂が始まり、その急坂を登りきって神座の窟(しんざのいわや)の前に出たが、そこには入らず伊勢山山頂を目指した。前回は2014年の夏に登っていたが、そのときよりも標識が増えており、尾根の途中で南の方向に分かれたコースは東沢コースとしてさくら広場に通じるようだった。また伊勢山の西峰(316mピーク)は岩屋山とされていた。鞍部を過ぎて登り返し、小さなピークの先が伊勢山山頂だった。そこからも東尾根のコースがあることの標識が付いていた。薄ら寒いこともあってすぐに引き返した。そして伊勢山西峰と言うか神座の窟の上にあるピークに立つと、後は神座の窟の中に移動して昼休憩とした。洞の中にも風が入って来るので落ち着けるとは言えなかったが、風を少しは防いでいたため寒さを我慢する感じでも無かった。もうはっきりと曇り空になっており、いずれは雨か雪になりそうだった。そこで昼食を済ませるとすぐに神座の窟を離れた。下山は入口広場への最短コースを下った。小石の多い道だったが、下りとあってあまり気にせず歩けた。さすが最短コースだけに神座の窟を離れてから23分で登山口に戻ってきた。何とか雨に遭わずにハイキングを終了出来たようだった。真昼時だと言うのにすっかり暗くなった空は、車に乗って伊勢岩屋の森を離れるタイミングを待っていたかのように雨を降らせてきた。
(2017/2記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年1月20日 11:17伊勢岩屋の森入口広場スタート/11:40〜45空木城跡/12:09伊勢山/12:22〜33神座の窟/12:56エンド。
(天気) 始めは薄晴れの空だった。うっすら青空も現れて陽射しを受けることもあった。空木城跡の気温は8℃ほどだった。伊勢山に向かうにつれて薄曇りへと変わってきた。気温も下がって伊勢山では6℃になっていた。伊勢山西峰に立つ頃にはすっかり曇り空になっていた。また北風もあって、けっこう寒かった。視界はごくうっすらとしていた。
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 伊勢山を上伊勢側
 から眺めると、空
 木城跡まで一望出
 来た

  県道413号線を走
  っていると「伊勢岩
  屋の森」の案内板を
  見た

 「伊勢岩屋の森」
 の入口広場に着い
 てハイキングを開
 始した

 近くで植樹がされ
 ていた
空木城跡コースに入った 更に健脚向きルートに入った 適度な歩き易さの登山道だった
植林地を抜けて行く 自然林が広がるようになった 丸太の階段道が現れた
右手より標準ルートが合流した コースの途中でベンチを見た ベンチの位置からは伊勢山西峰が眺められた
空木城跡がちかくなると、遊歩道の雰囲気だった 空木城跡が間近になった 空木城跡の一角に着いた
空木城跡の主郭跡に着いて小休止とした 西の方向に展望があったが、この日の視界はうっすらとしていた

 右上の写真に写る
 新龍アルプスを大
 きく見る


   南の方向(上の写真
   の左端部分)を見る
城跡は落ち葉に覆われていた 城跡から伊勢山を眺めた 空木城跡を離れて伊勢山に向かった
優しい尾根歩きだった シダ地が現れたが、気になるほどでもなかった 露岩地を歩く
緩やかな道が続いた 入口広場からの最短コースと合流した 神座の窟まで急坂を登って行く
ロープに掴まっての登りだった 神座の窟の前に着くも、先に伊勢山に向かった 左手の尾根道に入った
鞍部へ下って行く 登り返すが、この先は山頂手前のピークだった 手前のピークを越すと前方に山頂が見えてきた

 山頂が近づいてき
 た

 伊勢山の山頂に着
 くと、そこは相変
 わらず樹林に囲ま
 れた山頂だった
三等三角点(点名・菅野)を見る 山頂では東尾根コースが示されていた 神座の窟へと引き返した
鞍部を過ぎて登り返す 先に神座の窟の上にあるピーク(西峰)に立つことにした 露岩のピークに立っった

 ピークは好展望地で
 西から北にかけてを
 眺めた
上の写真に写る葛城山を大きく見る 空木城跡に陽射しが当たった 484mピーク(点名・護持)を大きく見る
神座の窟に向かった 神座の窟の上に開いた穴を見下ろす 神座の窟に入って昼休憩とした

 外の風景を眺め
 ながら休憩とし
 た

 西の山並みを見る
神座の窟には石仏が何体か置かれていた 上方に開いた穴を見上げた 神座の窟を出ると急坂を下って下山に向かった
入口広場への道に入った 始めは階段道を下る 礫(れき)の多い登山道で、少々歩き難かった
麓が近づいて植林地を歩くことがあった ベンチのそばを通った 入口広場に戻ってきた 今にも雨が降りそうな空に
変わっていた