TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
伊勢山    いせやま 352.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2018年1月】 No.7 2018-09(TAJI&HM)
 
    林田町林谷より  2018 / 1

 伊勢山は伊勢岩屋の森の入口広場を起点としたとき、空木城跡を経由するとほぼ周回として歩けるので、近場で2時間程度のミニハイキングを考えたときは、候補の一つに挙げたくなる山である。その考えで向かったのは2018年の1月中旬のことだった。
 入口広場に着いたのは11時過ぎ。上空は薄晴れになっており、柔らかい陽射しを受けた。まずは空木城跡を目指して歩き始めた。その空木城跡への道は幾つかあり、最短コースと思える健脚ルートに入った。雑木林の中を遊歩道が続いており、健脚ルートとはなっていたが易しいコースだった。季節柄落ち葉が積もっており、その踏み心地を味わいながら登った。空木城跡まで23分だった。空木城跡は城跡らしく平らに開けており、落ち着きがあって休むには良い所だった。陽射しを受けながら一休みとしたが、北の空は雲が広がっており暗かった。いずれその雲が流れてきそうだった。空木城跡を離れると尾根歩きに移って、伊勢山に向かった。予想通り北の雲は上空に広がってきて、陽射しは現れたり消えたりを繰り返した。冷たい風もあり、うすら寒くなってきた。伊勢山の西峰が目前になると急坂が始まり、その急坂を登りきって神座の窟(しんざのいわや)の前に出たが、そこには入らず伊勢山山頂を目指した。前回は2014年の夏に登っていたが、そのときよりも標識が増えており、尾根の途中で南の方向に分かれたコースは東沢コースとしてさくら広場に通じるようだった。また伊勢山の西峰は岩屋山とされていた。鞍部を過ぎて登り返し、小さなピークの先が伊勢山山頂だった。そこからも東尾根のコースがあることの標識が付いていた。薄ら寒いこともあってすぐに引き返した。そして伊勢山西峰と言うか神座の窟の上にあるピークに立つと、後は神座の窟の中に移動して昼休憩とした。洞の中にも風が入って来るので落ち着けるとは言えなかったが、風を少しは防いでいたため寒さを我慢する感じでも無かった。もうはっきりと曇り空になっており、いずれは雨か雪になりそうだった。そこで昼食を済ませるとすぐに神座の窟を離れた。下山は入口広場への最短コースを下った。小石の多い道だったが、下りとあってあまり気にせず歩けた。さすが最短コースだけに神座の窟を離れてから23分で登山口に戻ってきた。何とか雨に遭わずにハイキングを終了出来たようだった。真昼どきだと言うのにすっかり暗くなった空は、車に乗って伊勢岩屋の森を離れるタイミングを待っていたかのように雨を降らせてきた。
(2018/1記)(2018/10写真改訂)
<登山日> 2018年1月13日 9:39伊勢岩屋の森の入口広場スタート/10:01尾根道に合流/10:16山頂/10:25東沢コースに入る/11:09〜14さくら広場/11:30西沢コースに入る/11:40西尾根に出る/11:54〜12:07西峰に近い展望地/12:17神座の窟/12:42エンド。
(天気) 朝の空は雲一つ無い快晴で、澄んだ青空だった。冷え込みは厳しく、樹林帯では0℃まで冷えていた。山頂の気温も1℃だった。その後は気温は上がり、山桜広場では9℃になっていた。再度山上に出て西峰に立つと、そこは3℃だった。午前は風はほとんど無かったが、昼になって北風が強く吹いてきた。また北から雲が流れてきて、雲の多い空に変わってきた。視界は十分に澄んでいた。
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 (←)
 いつもの通りに伊勢
 岩屋の森の入口広場
 からスタートした

   (→)
    朝の冷え込みは厳し
    く、地表は霜で真っ
    白だった
真っ直ぐ伊勢山西峰の方向に向かった 直線道を歩いて山裾に近づいた 神座の窟まで700mとあった
斜面を登るようになった 丸太の階段道を登る 斜面をつづら道で登った 落ち葉の積もる所があった
この辺りに石ころ(礫)が多いとの説明板があった なるほど礫が多くあって歩き難かった 尾根へと近づいた
尾根コースに合流すると、そこにベンチを見た 急坂が始まった ロープを掴んで登った 神座の窟の手前まで急坂は続いた
この往路では神座の窟に立ち寄らないことにした 山頂に向かう道に入った 途中で南麓のさくら広場に通じる東沢コースが分かれた
北に見えたのは484mピーク(点名・護持)だった 前方に見えてきたのは、山頂手前のピークだった 山頂が間近になった

伊勢山本峰の山
頂に着いた

相変わらず樹林
に囲まれていた

三等三角点(点名
・菅野)を見る
すぐに引き返した 南に僅かな展望が得られたとき、瀬戸の海が望めた この標識の位置より東沢コースに入った

 (←)
 東沢コースを下って
 一度南麓側に下りる
 ことにした

   (→)
    道ははっきりしていな
    かったが、赤テープは
    点々と続いていた

東沢コースは緩
やかな道だった

東沢コースの名の
通りに沢沿いを歩
くようになった

下るうちに西か
ら中尾根コース
が合流した

次は西沢コースが
同じく西から合流
した
沢沿いを下って行く また西から合流したのは里山展望台コースだった 石を渡って沢を横切った
東側から東尾根コースが合流した すっかり散策の雰囲気となった 小橋を渡った
道が二手に分かれると直進方向の左手の道を進んだ ササが茂っている所を通った 住宅地が見えてきたとき、資材置き場のそばを通った

右手に見えてい
たのは神姫バス
の方向転換場だ
った

住宅地の一角に着
いたそこは緑台の
住宅地の最奥部だ
った
南の方向に白鳥城が見えていた バスの方向転換場の方へと歩いた 方向転換場の先に山桜公園の駐車場があるようだった

 (←)
 山桜公園に近づい
 た

  (→)
   公園に着いて駐車
    場を見下ろした


山桜公園を眺め


さくら広場とも
呼ばれているよ
うだった

東屋で一休みとし

この山桜公園を起点に再び伊勢山に向かうことにした 里山北コースを歩いて行く 右手の道に合流することになった
結局、下ってきた道を再び歩くことになった 上空は快晴が続いていた 大岩のそばを通った

来た道を戻ると
 って、最初に
枝分かれしたの
は東尾根コース
だった

そして左手に展望
台コースが分かれ

西沢コースが現れると、その西沢コースに入った 小さな沢に沿ったコースは落ち葉が積もっていた その西沢から西尾根に向かうことになった
斜面を登り出すと、すぐに尾根が近づいた 尾根に着くと尾根コースに合流した 尾根道は展望台から来ていた道だった
尾根道は易しい道だったが 途中でロープが張られており、その先は急尾根だった 西尾根を登りたく、ロープを越して西尾根登りを続けた
急斜面だったが、掴まる木もあって無難に登れた 西峰が近づくと岩場が現れた そこは巻いて登った 岩場の上は316mピークで、そこで昼休憩とした

岩場は好展望地で南
の方向が広く眺めら
れた

上の写真の中央部を
少し大きく見る
上の写真に写る仁寿山と御旅山を大きく見る 上の写真に写る御旅山と苫編山を大きく見る
御津山脈の方向を大きく見る 西島の方向を望むと、手前に綾部山が見えていた
岩場から西の方向を眺めた 490mピーク辺りはメガソーラー工事の現場だった
316mピークを離れて伊勢山西峰に向かった 伊勢山本峰の方向が望めた 伊勢山西峰のピークは岩の塊だった

伊勢山西峰に立って
西から北にかけてを
眺めた
北山を大きく見る 葛城山を大きく見る 明神山を大きく見る

立つ位置を変え
て明神山の右手
を見た

左の写真に写る薬
師峰を大きく見る
木々の隙間より北東方向に笠形山を見る 伊勢山西峰から改めて新龍アルプスを眺めた

伊勢山西峰を離
れると、その真
下となる神座の
窟に向かった


神座の窟に入っ
てみたが、北風
が吹き込んで厳
しい冷たさだっ

神座の窟から西の方向を眺めた 神座の窟から上部の開いた所を眺めた 神座の窟では長居せず、すぐに出て下山に移った
空木城跡コースと西斜面コースの分岐点に下りてきた 往路コースを辿るべく西斜面コースに入った 少し歩き難さはあるものの、下るとあって気楽だった
貧弱な植林帯に入った 入口広場が見えてきた 駐車地点に戻って来た 朝と違って伊勢山の尾根が明るく眺められた