TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
伊勢山    いせやま 352.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2019年6月】 No.9 2019-101(TAJI&HM)
 
    伊勢山西峰の尾根より本峰を望む  2019 / 6

 梅雨どきはたとえ雨は降っていなくとも蒸し暑さは避けられず、遠出をしてまで山を登る気持ちは萎みがちになるので、近場の山に目が向かうことになる。2019年6月最終週の土曜日も雨は無かったものの蒸し暑さはひとしおで、そのような気持ちになってしまった。そこで思い付いたのが伊勢山を「打越木もれ日の森」から登ることだった。ただ前回の2018年10月も同じく「打越木もれ日の森」から登っていたので、少しコースを変えることにした。前回は往路は東尾根コース、復路は中尾根コースとしたので、今回は往路は西尾根を登って行くことにした。そして復路は東尾根コースを予定した。
 「打越こもれびの森」の駐車場に着いたのは10時半のこと。車から降りると生暖かい空気に包まれた。始めにヤマザクラ広場を通って里山北コースを歩いて行った。小さな沢に沿って歩くようになり、10分少々で東尾根コースの分岐点に着いた。そこは下山で下りて来る所なので先へと進むと、すぐに西尾根への道が左手に分かれた。そこに立つ標識には西尾根の名は無く行き先は展望広場になっていたが、かまわずその小径に入って西尾根を目指した。ごく緩い坂を登って10分ほどで尾根に出ると、そこから南に向かえば展望広場だった。こちらは伊勢山山頂を目指すので北へと尾根道を辿った。その北への道は始めこそ上り坂だったが、すぐに急坂下りとなった。30mほど下った後、上り坂に変わった。その西尾根を少し登ると右手から西沢コースが合流した。その先は西尾根をずっと登るのでは無く、登山道は巻き道となって中尾根の方向に向かい出した。登山道を離れて西尾根を忠実に辿ってもよかったが、もうだるさを覚えだしたので道の無い尾根を登るよりも登山道なりに歩いて行こうと中尾根に向かった。その中尾根に入ると程なく急坂となり、また露岩地が現れて岩登りとなった。その岩を登っているうちに蒸し暑さから次第にバテてきた。露岩地を登り切った地点は西尾根との合流点でもあり、そこは好展望地だった。バテ気味の体を癒やす意味もあって風景を眺めながら暫しの休憩としたが、少々陽射しを受けながらの休憩ではどうもバテ気味となった体力は回復しなかった。そこで神座の窟に移動してそちらで体を横にすることにした。展望地のすぐ先が316mピークで、いわゆる伊勢山西峰の南端だった。そこから先はほぼ緩やかな尾根となり、西峰のピークに近づいた。そのピーク野下が神座の窟で、そこに入ると気温が23℃ほどと少し低めのうえ、涼しい風が吹き込んでいた。おかげで十分に涼しい中で体を横にすることが出来た。その神座の窟での休憩を終えると西峰のピークに立ち、おもむろに伊勢山本峰へと向かった。そこまで僅かな距離なのだが、体は十分回復していなかったようでまたバテてきた。そこで山頂でも体を横にして休憩とした。しかも50分ほどの長休憩をとった。その休憩で漸く体力が戻ってきたようだった。本峰からの下山は東尾根コースを歩くことにした。山頂に東尾根コースの方向を示す標識があり、それに従って尾根に入った。東尾根を離れるまでに小さなピークを幾つか越すのだが、基本的に下る方向なのでもうバテ気味になるようなことも無く歩けた。但し標識は少ないようで、東尾根を離れるポイントにも標識は見なかった。ただ目印テープを見るだけだった。それが尾根を離れて沢筋に向かう道を下り出すと、標識を何度も見るようになった。そして尾根を離れてから20分で里山北コースに合流した。そこから駐車地点までは10分の距離だった。
 涼しい季節なら何の問題も無い易しいコースを、梅雨の蒸し暑さの中で登ったとあってバテ気味になってしまったが、神座の窟の涼しさが強い印象となったこの日の伊勢山登山だった。
(2019/7記)
<登山日> 2019年6月29日 10:33「打越木もれ日の森」駐車場スタート/10:48展望広場コースに入る/10:58西尾根に出る/11:21〜36西峰の南端で休憩/11:42〜12:19神座の窟/12:32〜13:21本峰(山頂)/13:36東尾根を離れる/13:56東沢コースに合流/14:07エンド。
(天気) 薄晴れとなったり薄曇りとなったりを繰り返していた。ときおり陽射しを受けた。登っているときの尾根の気温は26℃ほどで、けっこう蒸し暑さがあった。神座の窟に入ると気温は23℃だった。涼しい風があり快かった。山頂も23℃で、こちらも涼しい風があった。空気は湿気を十分に含んでいたため、視界はうっすらとしていた。
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里山北コースを歩いて西尾根に出ることにした 始めにヤマザクラ広場を抜けて行く 東屋のそばを通った
広場の奥へと進んで行く 里山北コースに合流して北へと向かった ベンチの前を通って行く
10分ほど歩くと、北尾根コースが右手に分かれた そのすぐ先で西尾根に出る登山道に入った この西尾根に出るコースも里山北コースだった
このゆったりとした道幅の道は展望広場が目的だった 西尾根に出るとベンチを見た 展望広場には向かわず、北へと伊勢山西峰を目指した
始めに急坂下りがあった 鞍部に下りてきた 登り返しは緩やかな道だった
シダが茂る所を通った 西尾根に西沢コースが合流した 西尾根の傾斜が増してきた
西尾根をずっと歩かず、途中で中尾根に向かった トラバースで中尾根に近づいた 展望が現れて、南西に新龍アルプスを見る
中尾根はやや急傾斜だった 中尾根は途中から露岩地となった 露岩地を登りきって316m地点に出た
蒸し暑さで少々バテ気味になったので露岩地の最上部で休憩とした そこは展望地とあって南東から南、南西へと広く眺められた

白毛山の方向を
少し大きく見た

露岩地ではバテ気
味の体は戻らなか
ったので、神座の
窟に移動すること
にした
316mピークを越すと易しい道となった 西峰のピークを前方に見る 右手に見るのは伊勢山本峰だった
岩場になっている伊勢山西峰の前に出た 岩場に割れ目があり、そこから神座の窟が覗けた 神座の窟の入口に立って中を覗いた
神座の窟で体を横たえた 入口の方向を眺めた 神座の窟の木が育っており、視界を妨げていた 休憩の後は西峰の上に立った

(←)
岩場の上に立って
北西から北にかけ
てを眺めた

 (→)
  左の写真に写る明
  神山を大きく見る

南西から北西にか
けてを眺めた
西峰から本峰を眺めた 本峰への道に入った 明るい緑の中を歩いて行く

山頂へと近づい
て行く

伊勢山山頂となる
本峰に着いた

ここでも体を横に
して50分ほど長休
憩とした
三等三角点(点名・菅野)を見る 下山は標識に従って東尾根に入った 東尾根は緩やかだった 概ね南東方向に下って行く

小さなアップダ
ウンがあるも、
規範は緩やかな
下りだった

一つのピークに着
くとそこは展望地
で、北に明神山が
眺められた
同じピークから北東方向を眺めた 左の写真に写る薬師峰を大きく見る
東尾根歩きを続ける 緩やかだったがロープを見た 基本的には緩やかな下り坂だった 東尾根では標識を見なかった 赤テープを追って歩いた
東尾根を離れた 急坂部分はロープを伝って下った 東尾根を離れてからは標識をよく見るようになった 急坂が終わると、石ころの多い道となった
沢に沿って歩くようになった 山里北コースに合流した もう散歩コースだった
ヤマザクラ広場への小径に入った ヤマザクラ広場に入った 駐車場が見えてきた