TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
伊勢山    いせやま 352.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2020年10月】 No.10 2020-171(TAJI&HM)
 
    伊勢岩屋の森の入口広場より西峰を望む  2020 / 10

 伊勢山へは南麓側の「打越木もれ日の森」からも西麓側の「伊勢岩屋の森」からも登山道が通じているが、久々に空木城跡を訪れたく「伊勢岩屋の森」に向かったのは2020年10月10日のことだった。この日は終日曇り空の予想だったが、朝の空は良く晴れていた。その空を見て伊勢山で昼を過ごすことにしたのだが、そこから空木城跡を訪れたいと思い付いたものである。「伊勢岩屋の森」の入口広場に着いたのは11時過ぎのこと。そこから登山道を歩き出すと、すぐに空木城跡コースと直登コースとに分かれた。そこが登山口と言えたが、まずは空木城跡コースに入った。始めにカヤトの茂る所が現れたが、長くも続かずすぐに歩き易くなった。その空木城跡コースは階段道が多いものの、周囲に優しげな自然林が広がって雰囲気は悪くなかった。登山口から20分で空木城跡に着くと、そこで一休みとした城跡の佇まいは以前のままだったが、木々が大きくなったためか展望は少し悪くなっていた。その空木城跡からは尾根歩きに移って、南へと向かった。シダの茂る所もあったが、優しく歩ける尾根だった。伊勢山西峰が間近になると右手から直登コースが合流して、西峰までの急坂登りが始まった。ロープが張られており、そのロープは補修されていた。西峰の真下が神座の窟(しんざのいわや)だが、その中に入って一休みとした。ちょうど12時になっていたので、そこで昼食とした。その頃には上空は天気予報通りすっかり曇り空になっていた。神座の窟は風の通りが良いようで、涼しい風を受けながらの昼休憩だった。その神座の窟を出ると、西峰には立たずに山頂を目指した。山頂までは10分ほどだった。樹林に囲まれた山頂は単にピークに立ったと言う感じだったので、すぐに引き返した。そして伊勢山西峰のピークに立つと、そこは岩場の好展望地とあって存分に展望を楽しんだ。視界は澄んでおり、瀬戸の島々もはっきり見えていた。下山は駐車地点に早く戻ろうと、急坂を下ると直登コースに入った。その直登コースは礫が多くあって少々マイナーな感じではあったが、休まず下って行くと西峰から25分で登山口に戻ってきた。そして駐車地点にに着いて登山靴を脱いでいると、靴に小さな山ヒルが張り付いているのを見た。どうやら伊勢山まで山ヒルの生息域が広がってきたようだった。
(2020/10記)
<登山日> 2020年10月10日 11:16入口広場スタート/11:39〜47空木城跡/12:01〜11神座の窟/12:20伊勢山本峰山頂/12:29〜38伊勢山西峰山頂/直登コースを下る/13:03:入口広場エンド。
(天気) スタート時は良く晴れていたが、次第に雲が増えてきた。神座ので休む頃にはほぼ曇り空になっていた。気温は空木城跡では24℃だったが、曇り空になると共に下がって、山頂では20℃だった。風は少しひんやりとしていた。下山中に天気は少し良くなり、下山を終えたときは少し青空が見えていた。
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入口広場の一角に車を止めて登山口に向かった 秋らしくススキが茂っていた 東屋のそばを通った
登山口に「伊勢岩屋の森」の案内板を見た 登山口からは空木城跡コースに入った 始めに植林地を通った
カヤトの茂る所が現れたが すぐに歩き易くなった 空木城跡コースの途中でも神座の窟への道が分かれた
丸太の階段道を登るようになった 周囲の自然林が優しげな風景を作っていた 階段道を登りながら自然林の美しさを楽しんだ
ベンチが置かれているのを見た 遊歩道を歩く感じで登った 空木城跡の主郭跡が目前になった
空木城跡の主郭跡に着いた その佇まいは以前とあまり変わっていなかった 但し、木々の生長で展望は悪くなっていた
瀬戸の島々が眺められた この日の視界は良く、はっきり見えていた 空木城跡からは伊勢山西峰も眺められた
木々の間から伊勢山本峰を見る 空木城跡を離れて、急斜面を下った 尾根歩きに入って、神座の窟まで500mの標識を見る
易しい尾根歩きだった ただ尾根の一部はシダが茂っていた 前方に伊勢山西峰を見る 神座の窟も見えていた
途中で展望地が現れた 南から南西にかけての展望だった 急速に曇り空に変わってきていた 伊勢山西峰へと歩いて行く
西峰が近づいたとき、右手から直登コースが合流した 足下に落ちていたのはアケビの実だった 合流点から伊勢山西峰までは急坂が続く
ロープに掴まって登って行く 西峰直下にある神座の窟の前に出ると、中に入った 中に入ったとき、入口側を振り返った

(←)
この神座の窟で昼
休憩とした

 (→)
  窟から見えていた
  のは大蔵山だった
休憩を終えて神座の窟を出ると、山頂を目指した 神座の窟を上から眺めた 西峰の手前で本峰へのコースに入った
緩やかな尾根を歩いて行く 山頂の手前のピークを越して山頂へ 山頂が目前になった

(←)
伊勢山本峰に着い
た 展望の無い山
頂だった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・菅野)を見る
すぐに引き返して西峰に向かった 西峰への登りにかかった 伊勢山西峰が目前になった

(←)
西峰のピークは岩
場だった

 (→)
  岩場の上に立って
  北に明神山を見た

西峰からは西の方
向が広く眺められ

上の写真に写る北山を大きく見る 同じく葛城山を大きく見る 木々の隙間から南東方向に御旅山を見る

(←)
南西に御津山脈を
見る

 (→)
  下山に入る前に西
  峰のそばから本峰
  の方向を眺めた
西峰を離れて、入口広場に向かった 急坂をパートナーは後ろ向きで下っている パートナーは最後まで恐る恐る下っていた
入口広場への最短コースが分岐する位置に下りてきた 最短コースに入った 途中、礫の多い所があって歩き難さがあった
下るうちに歩き易くなった 植林地の中を通ることがあった 入口広場まで150mとなった
登山口が見えてきた 登山口に戻ってきた その先が入口広場だった 東屋のそばを通れば駐車地点は近かった