TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
六道山    ろくどうさん 354.0m 赤穂市
 
1/2.5万地図 : 備前三石
 
【2013年2月】 No.2 2013-19(TAJI&HM)
 
    西有年より  2013 / 2

 六道山を端正な姿で眺めたのは相場ヶ裏山からであった。その姿を見て、六道山をちょっと見直す思いだった。登山の記憶が薄らいでいたこともあって、もう一度登ってみたいと思うようになった。1997年の登山のときは、登山コースが分からず、長谷(ながたに)池の北東端近くから始まる沢をずっと歩いてしまい、遠回りで山頂に近づくことになってしまったので、今回は出来るだけ短距離で登ることにした。その登山コースについて調べてみると、「花と緑の山歩道」に南麓側から六道道(ろくどうみち)で登ったことが書かれていた。ただどこを起点にするのかはっきりとしなかったので、往路は前回と同じく長谷池側から登ることにした。但し沢筋を少し入った位置より、急斜面を六道山に向かって登ることにした。そして下山路として六道道を歩くことにした。
 国道2号線から県道557号線に入って南へと走り、横山集落から長谷池へ通じる車道に入った。途中に山上畜産があり、何十頭もの牛が飼われていた。そこを過ぎると車道は緩い上り坂になり、長谷池のそばに出た。車はそこに駐車とした。長谷池の北側を通る荒れ道を歩き出すと、すぐに右手に沢が現れたので、その沢へと入った。沢筋は少し歩いただけで、予定通りすぐに沢を離れて右手の斜面に取り付いた。始めは灌木の小枝を払う程度で登って行けたが、やはりシダが現れてきた。そのシダはさほど密生していなかったため、軽いヤブコギ程度で登って行けた。途中で山道と出会ったが、トラバース道だったので、横切って上を目指した。シダは現れたり消えたりで、現れても深いヤブにならなかったのは助かった。それでも登るほどに傾斜が増してきたので、易しい登りでもなかった。急斜面が一気に緩んで南西尾根の端に出たときは、スタートしてから40分が過ぎていた。ほぼ平坦な尾根を北東方向へと歩いて行く。尾根道はあったり無かったり、ときにシダが足下を覆ったが、概ね易しい尾根だった。290mほどの小ピークまで来ると、山頂が樹間を通して眺められるようになった。その辺りでは目印テープを見かけるようになった。二つの目小ピークに着くと、六道山がはっきりと見えるようになった。またこの山域が廃寺となった大円寺遍照院の寺域であったことを示す五輪塔の一部も目にした。そこからは鞍部へと下って行った。少しシダヤブっぽくなったが、細々とながら小径が続いていた。ときおり目にする目印テープも頼りになった。鞍部から登り返してもヤブっぽい道で、ときにシダヤブになることもあったが、まずまず無難に登って行けた。背後に相場ヶ裏山や石堂丸山が眺められることがあった。山頂部に出るも、南北に100mほどある山頂部の南端に出たため、北端の三角点までは今少し歩くことになった。山頂の三角点そばに立ったのは、歩き始めてから一時間半、尾根に出てから50分後だった。そこは周囲を木立に囲まれて陽射しを受けなかったため、少し離れた陽射しの当たる所で昼休憩とした。空は雲が多く、ともすると陰りがちで、曇ったときに僅かだが小雪がちらついたこともあった。昼食後に山頂で展望を少し探ってみることにした。一帯は雑木林となって展望は得られなかったが、西に少し下ると西から北西にかけての展望が有り、石堂丸山が眺められた。寒いこともあって、山頂で30分ほど過ごすと、下山することにした。またヤブっぽい道を歩いて鞍部まで戻ると、そこからは南へと谷筋を下って行くことにした。そのルートが六道道と思われた。その谷筋コースだが、木立は疎らでシダなどの下生えは少なく、また緩やかとあってけっこう楽に下って行けた。やはり正規ルートだけのことはあると思える歩き易さだった。おまけに目印テープが点々と付いていた。下るうちにここでも五輪塔の一部を見かけることがあった。また平らな所が有り、そこには以前に寺が建っていたのではと思われた。その先で小径が現れたが、あくまでも目印テープを追って下った。途中ではごく小ぶりな滝を見かけたりもあった。とにかくシダヤブが無いのは助かった。但し気楽に歩けるとは言えず、足下には礫(れき)が多くあって、何度かつまずいた。麓が近づくと小径を歩くようになり、牧場の配水池のそばに出た。そこは山上畜産の敷地で、その先は広い道となって長谷池に通じる車道へと近づいた。車道に出ると、長谷池までは10分の距離だった。特に厳しいヤブは無かったものの、それでも六道山はヤブ山と言えそうで、たまのヤブ山も面白かったと思えての六道山登山だった。
(2013/3記)(2021/3改訂)
<登山日> 2013年2月23日 9:50長谷池のそばをスタート/9:56沢筋を離れて斜面に取り付く/10:03山道を横切る/10:33急斜面が終わる/11:02鞍部/11:21〜55山頂/12:16鞍部/12:50車道に出る/12:59エンド。
(天気) 晴れてはいるものの、雲の多い空だった。昼を過ぎると更に雲は増えてきた。気温は尾根では8℃ほどだったが、山頂では6℃まで下がっていた。視界は良かった。
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この長谷池の土手に駐車した 長谷池の北を通る荒れた林道を歩き始める すぐに北へと向かう小さな沢に入った
すぐに沢を離れて右手の斜面に取り付いた 登るうちにシダが現れたが軽く払う程度で登れた 振り返って足下に長谷池を見る
途中で山道に出会ったが、トラバース道だった トラバース道を横切り、あくまでも斜面を登った 次第に傾斜が増してきた
南の空に百間岳が現れていた 急斜面の上にシダをかき分けて登るようになった 長谷池がずいぶん下に見えていた
シダの急斜面登りが続いた 尾根に出て、一気に優しい雰囲気と鳴った 山頂方向へと小径を歩いて行った
緩やかな登りだった 何か建っていた跡ではと思える所を通った シダも現れたが、長くは続かなかった

 山頂手前のピーク
 に着くと、五輪塔
 の一部を見かけた

 木立を通して山頂
 が間近に眺められ
 た
鞍部へと下って行った 鞍部でも五輪塔の一部を見かけた 山頂への登りとなってシダが増えてきた
小径は続くが、シダをかき分けてだった 後方に展望が現れるときがあった 見えていたのは兵庫岡山県境の尾根だった
北西に見えていたのは石堂丸山だった 雲の多
い空で青空は僅かだった
山頂に出たが、三角点までは今少し北へと歩く
必要があった
丈の低いシダの中に小径が続いた

 三等三角点(点
 名・松頭山)の
 前に出た

 三角点の周囲は
 木々が茂ってお
 り、展望は無か
 った

 一休みの後、山頂
 からの展望を探っ
 た 西に少し下る
 と、西の方向が僅
 かに眺められた

   左の写真に写る天
   王山を大きく見る

 山頂の南端からも
 少し展望があって、
 南から南西方向が
 望めた 左の写真
 は木に登ってすっ
 きりとした展望を
 得たもの
下山は登って来たコースを引き返した 鞍部へと下り始めたとき、西から北西にかけての風景を改めて眺めた
石堂丸山を大きく見る シダ地の中の小径を下って行った 鞍部に着くと、そこからは南へと六道道を下った
下る途中で五輪塔の一部を見かけた 下り途中で広い場所が現れた そこが廃寺跡で
はと思われた
廃寺跡でも五輪塔の一部が残っていた
谷筋を目印テープを追って下った 途中で小径が現れたが、あくまでも谷筋を下った ごく小さな滝を見かけた
小径を歩くようになるも、礫が多くあって歩き
易いとは言えなかった
麓が近づいて現れたのは配水池だった そこか
ら先は山上畜産の敷地だった
前方に長谷池に通じる車道が見えてきた
先に車道に出て、パートナーが下りて来るのを
待った
後は林道を長谷池へと歩いて行くだけだった 長谷池に着くと、湖面に周囲の山並みが映って
いた