◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高倉山 たかくらやま | 357m | 佐用町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 上月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2018年2月】 No.2 | 2018-15(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
佐用町大坪より 2018 / 2 |
佐用町の高倉山は「作用ハイキング」に紹介されているが、そのコースを見ると、こちらが2003年に手探りで登ったときの下山コースが往路コースになっていたが若干違っていた。そこでその紹介コースに習って慈山寺の辺りを起点として瓦坂峠経由で登るコースを往路として正しく歩いてみることにした。 向かったのは2018年2月に入ってすぐの金曜日だった。播州南部は晴れていたが、国道179号線を走って佐用町に入ると、その空に霧の雲が残っており、薄曇りのような空だった。山脇集落に近づくと山脇バス停のそばが公共の駐車場になっていたので、そこに駐車とした。瓦坂峠に向かうべく山脇第二踏切を越えて山中に向かう車道に入った。緩い坂を登っていると、路上にも山裾にも少し雪が見られた。積雪としては2センチ程度と僅かなもので、歩く妨げにはならなかった。歩くうちに標識が現れるのではと思っていたのだが、そのようなことは無く、そのうちに東に向かって下り坂になり三差路に出た。地図にはそのような道は無かったが、そのまま右手の道に入って南に向かえば瓦坂峠に出られるのではと思って進むと、何と行き止まりになってしまった。どうやら瓦坂峠への道が分岐する位置を通り過ぎてしまったようだった。注意しながら戻ると、下り坂になる辺りでごく細い山道が分かれているのを見た。そこに標識は無く赤テープが付いているだけだった。それでも峠への道はそれと思えたので辿ることにした。その小径は尾根に向かうのではなく、山裾道と言った形で南へと向かっていた。歩くほどにはっきりとした道になり、「高倉山」の標識を見るようになった。どうやら正しく登山コースを歩いているようだったが、分岐点には是非とも標識が必要だと思った。足下は落ち葉が積もっていたが、一カ所松葉が積もっている所があった。松葉の長さは20センチほどもあり、松ぼっくりも大きかった。どうやら辺りにダイオウマツがあるようだった。歩くうちに山中を進む雰囲気となり、緩やかな上り坂のまま瓦坂峠に着いた。そこにも標識があり、正しく尾根コースへと入った。もう尾根なりに登れば高倉山に着くはずだった。それまでは雪はちらほらだったが、尾根を歩くようになって一面白くなった所が現れた。それでも積雪としては3センチ程度だった。それもすぐに雪の無い所を歩くようになった。不思議なことに尾根を歩くようになって必要以上に高倉山の標識を見た。概ね尾根筋を歩いて行くが、ときに巻き道を歩くこともあった。山頂が近づくといっそう立派な標識が現れて、山頂までの距離も書かれていた。山頂まで600m、200m、100mと三つもあり、あと100mの辺りでは東に向かって展望が広がっていた。そこがガイドブックで第二展望所と書かれていた所だった。その展望を楽しむのは帰路のこととして、休まず山頂に向かった。山頂に立ったときは昼を回っていた。歩き始めてから1時間半が経っていたが、道を誤らずに来ておれば1時間少々で来られたと思えた。山頂には前回は見なかった立派な山名標識が立っていたが、周囲を雑木に囲まれている様は変わっておらず。展望の無い山頂だった。その山頂で手早く昼食を済ませると、今少し尾根歩きを続けることにした。西の方向へと向かっていると、また長い松葉を見た。そこはダイオウマツが群落を作っていた。緩やかなまま進んで300mピークを過ぎ、その先の小さなピークで三等三角点(点名・宮ノ下)を見た。そこに着くまでも展望はほとんど無かったが、三角点ピークも良いとは言えず、木々の隙間から遠方がちらりと見える程度だった。北西遠くで白くなっていたのは那岐山のようだった。この日は歩くのはそこまでとして、少時の休憩をとると歩いて来た道を引き返した。そして高倉山の山頂を越して第二展望地で足を止めた。そこはなかなかの展望地で、黒尾山から水剣山へと続く尾根が正面にすっきりと眺められた。また今少し南東へと高倉山古城跡の方向に歩くと、白くなった後山から駒の尾山までの尾根もきれいに眺められた。いっとき展望を楽しむと下山を続けた。その下山では往路を忠実に辿らず、途中の290mピークまで戻ったとき、コースをショートカットするため北の方向へと適当に下った。特に急斜面でもなく、また植林地でもあったので無理なく下れて、ごく無難に登山道に合流した。そこから100mも歩けば車道に出ることになった。車道に着くと、そこからも往路は辿らず右手に歩いて三差路に出た。そしてそこより北に向かえる道に入った。往路コースとは一つ東隣となる道で、ほぼ平坦路だった。十数分歩くと前方が開けて山脇集落が見えてきた。最後に慈山寺の前を通る道に入ると、駐車地点がごく近くに見えていた。 (2018/3記)(2019/2写真改訂) |
<登山日> | 2018年2月2日 | 11:01山脇バス停の駐車場スタート/11:26行き過ぎて引き返す/11:34登山道に入る/11:53瓦坂峠/12:29〜46高倉山/13:13〜23点名・宮ノ下/13:50高倉山/13:55〜14:05第二展望地/14:38登山道に合流/14:59エンド。 | |
(天気) | 薄曇りだったり薄晴れだったりの空で、青空は見えなかった。山頂の気温は6℃で、風は無し。フラットな視界ながら比較的遠くまで見えていた。 | ||
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