TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
明神岳    みょうじんだけ 387.7m 佐用町
 
1/2.5万地図 : 佐用
 
【2018年5月】 No.2 2018-72(TAJI&HM)
 
    佐用町福沢より  2018 / 5

 佐用町の明神岳を知ったのは「山の地名を歩く」によってだが、登山となると地形図を見て決めるしかなく、手探りの形で安井集落から登ったものだが、「佐用ハイキング」が出版されると、そこに明神岳が紹介されていた。そこで二度目の明神岳はその紹介コースで登ることにした。前回とほぼ同じルートとなるが、目印が新たに付けられていると思われた。
 この日の天気は午後に良くなるとなっていたが、佐用町の空はちょうど天気の境目のようで、上空はまだ雲が覆いものの青空の広がっている所もあった。県道240号線を仁方バス停のそばで離れると、小橋を渡って安井集落に入った。集落の最奥まで車を進めると、路肩スペースが現れた。そこがガイドブックでPマークが付いていた地点だったので、そこに駐車とした。すぐに林道に向かわず、一度県道の方向に戻って仁方バス停を起点にハイキングを開始した。これは神場神社に立ち寄りたかったためで、一度通り抜けた安井集落に再び入り、神社への石段を登った。意外と長い石段を登った先で小ぶりな神場神社を見ると、林道方向へと別の道を歩いた。駐車地点のそばを通るとすぐにゲートが現れて通り抜けることになった。そこから先が林道と呼べそうだった。まだ舗装路の林道を東へと歩いて行く。ガイドブックでは林道をずっと歩いて仁方池の方向へと向かうのだが、林道からは何度か枝道が分岐しており、そこに標識を見なかった。そこで標識を見るまではと歩いていたところ、どうも行き過ぎたように思えてGPSを見ると、やはり東へと行き過ぎていたので、すぐに引き返した。そして地図の破線路にほぼ戻って来たとき、小径が左手に分かれているのを見た。それは林道では無かったが、一度その小径を歩いてみることにした。ちょっとしたヤブ道だったが、少し歩くと棚田跡に出た。ヤブ道は以前は農道として使われていたようだった。こんな奥にも棚田が作られていたことに少々驚きながら棚田跡を抜けた。棚田跡からはそばの尾根に出て破線路の方向へと向かうと、長くも歩かず正しいコースとなる林道に合流した。後は林道のままに歩いて行くだけだった。林道の周囲の木々は新緑の盛りで、なかなかの美しさだった。但し展望は無かったが。その林道が仁方池に近づいたとき二手に分かれると、そこに付けられた明神岳の標識のままに直進した。直進方向は仁方池には近づかず、池の北側の辺りまで進んだとき林道は終点となった。その先は山道があり目印テープが点々と付いていたので、それを追うようにして歩いた。一帯は緩やかな地形とあって尾根を歩いている感じはならずに山頂に近づいた。そして緩い上り坂を歩いて山頂に到着した。山頂は三角点を中心として切り開かれていたが、周囲は樹林がすっかり囲んでおり展望は無かった。ただ三角点のそばで休むだけだった。20分ほどの休憩を済ませると、歩いてきた道を引き返した。仁方池のそばまで戻って来ると、池に近づこうと標識に従って別の道に入ったのだが、なぜか道はすぐに不確かになってしまった。かまわず樹林の中を適当に歩いて池のそばに出た。後は池の縁を回って池の南側となる土手に出た。そこから見る仁方池は新緑の山に囲まれて、なかなかの美しさだった。そこはこの日一番の落ち着ける場所でもあった。池のそばでも休憩をとると、後は林道に出て林道をずっと歩いた。地道の林道は緩い下り坂として続き、安井集落に通じる林道に合流した。往路で歩いた野道よりも少し西の位置だった。それにしても林道の分岐点にこそ明神岳の標識が必要ではと思った。合流点から先で漸く展望が現れて、仁方地区の佇まいが眺められた。午後となって天気は予定通り回復しており、上空は明るかった。合流点から5分も歩けばゲートの位置に戻ってきた。そのすぐ先が駐車地点だった。
(2018/6記)
<登山日> 2018年5月19日 11:06仁方バス停スタート/11:13神場神社/11:19ゲート/11:33道誤りで引き返す/11:41小径に入る/12:05林道に合流/12:20林道終点/12:35〜53山頂/13:23〜28仁方池/13:55ゲート/13:57駐車位置エンド。
(天気) 始め、上空から西の空は雲が広がっていた。東の空は青空だった。爽やかな空気感の中を歩いていると、次第に上空にも青空が広がってきた。山頂の気温は17℃で、涼し過ぎるぐらいの風が吹いていた。視界は良かった。
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ゲート近くの路肩に車を止めた後、県道まで下りてき
た そして仁方バス停からハイキングを開始した
バス停そばに江川川に架かる小橋があり、それを渡っ
て安井集落に入った
安井集落を抜けて行く
左手に石段が見えたので、そちらに向かった 石段を登って神場神社を目指す 意外と長い石段だった
神場神社の前に出た 神社を離れると、別の道で集落方向に戻った 前方に見えてきた家屋のそばが駐車地点だった
駐車地点の前を過ぎると道は二手に分かれたので、左
側の道に入った
すぐに害獣避けゲートが現れた そこには前回に見な
かった明神岳のプレートが付いていた
ごく細い林道を東へと歩いて行く
右手に棚田が現れたが、休耕田になっていた 新緑の中を歩くようになった 枝分かれする林道があったが、かまわず直進した
また棚田が現れると、そこも休耕田だった 南西方向には大撫山の山頂がちらりと見えていた 道が草深くなってきた GPSで行き過ぎに気付いた
林道を戻るも、予定の林道とは別の小径に入った その小径はすぐに草深くなった 歩くうちに易しく歩ける所も現れた
小径の先はすっかり荒廃した棚田跡だった 棚田跡が終わると、もう小径は無かった そばの尾根に出て、林道が通じる方向に向かった
予測通り、林道に合流した 林道歩きに移った 緑が美しかった 仁方池のそばで道が分かれると標識に従って直進した
自然林が美しい林道歩きだった 自然林を見上げた 林道が終点になっても、その先に小径が続いてた
緩やかな地形とあって、目印を追って歩いた 歩く方向が北から西に変わった 相変わらず緩やかな地形だった

山頂が間近にな
ると、雑然とし
た雰囲気となっ


明神岳の山頂に着
いた 三角点の周
りだけは開けてい

三等三角点(点名・仁方山)を見る 山頂には山名標識が付いていた 周囲はすっかり樹林が囲んでおり、展望は皆無だった
8センチはありそうな蛾(タケカレハ)の幼虫を見た 木漏れ日を受けながら昼休憩とした 下山は歩いてきた道を戻った
林道まで戻ってきた 仁方池が近くなって、仁方池に近づける道に入った 仁方池の標識も見たのだが
なぜか道は不確かになってしまった 池の方向へと適当に歩くと、仁方池のそばに出てきた 後は池の縁を歩いて、南側の土手に出た
仁方池は静かな湖面をたたえており、心安まる風景だった 周囲の新緑が何とも美しかった
池のそばでも小休止とした 仁方池を離れると、明神岳に通じる林道に合流した 安井集落の方向へと林道歩きに移った
再び新緑の美しさを楽しみながら歩いた 道なりに林道をずっと歩いた 前方に大撫山山頂の天文台を見ることがあった
植林地のそばを通る 最初に歩いた林道に合流した そこに標識は無かった  休耕田の広がる所まで出てきた
左手前方に仁方集落を見る ゲートの位置まで戻ってきた ゲートを抜けると駐車地点は近かった