TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
白雲山 (剣蛇岳) 422m 京丹後市(京都府)
豊岡市
 はくうんざん   けんじゃがだけ
1/2.5万地図 : 須田
 
【2024年7月】 No.2 2024-127(TAJI&HM)
 
    豊岡市庄境より  2024 / 7

 最初の白雲山は小雨も降る生憎の天気の上に視界も良くなかった。そこで二度目はすっきりと晴れた日に登りたいと考えていた。その二度目は11年後となる2024年7月下旬で、まさに盛夏と呼べる日だった。前回と同じく酒垂神社の前、法花寺農村公園の駐車場に車を止めてスタートした。兵庫では夏の暑いことで知られる豊岡市とあって、気温は35℃に迫っていた。始めに暫く車道を歩くのだが、なかなかの暑さだった。法花寺集落を抜けて車道が林道に変わると、程なくキャンプ場跡のそばを通った。その辺りが駐車出来そうだったので、そこまで車を進めても良かったかと少々反省した。更にその先、水澄橋を渡った所が広場になっており、そこが駐車場となっていた。但し、水澄橋は老朽化で通行禁止になっていた。水澄不動尊まで来るとそこに登山口標識があり、登山道が始まった。登山道は始め植林の中を続いていた。やや急坂があり尾根筋に合流した。時計を見ると既に12時を回っていたことでもあり、合流地点の近くで昼休憩とした。その頃にはすっかり汗まみれになっていた。木陰ながら気温は32℃と高めだったが、少し風があり気温ほどの暑さは感じなかった。尾根歩きを始めると、尾根はやや急坂になっておりロープが付けられていた。ただロープに頼らずとも登って行けた。登山道のままに歩くと、尾根を離れて北東方向へと斜面をトラバースした。そしてつづら折れの道を登るようになると、何度か陽射しの中を歩いた。そのためかバテの症状が現れて足どりは重くなってきた。こさつ峠へと真っ直ぐな坂に入ると、そこは「もみじ坂」の名が付いていた。その「もみじ坂」を登ってこさつ峠の手前、こさつ平に着いた。そこは自然林が広がる緩やかな斜面になっており、たまらず休憩とした。こさつ峠に出ると、山頂まで450mだった。山頂までの尾根道も緩やかな道だったので、もうきつさは無く、じわりじわりと歩いて山頂に近づいた。山頂に着いたのは13時半前。二度の大休止をとっていたので、駐車地点から1時間40分かかっての山頂到着だった。山頂は広く木々が伐られて開けており、半分ほどは芝生広場になっていた。その芝生はこれまで見てきたどの芝生の山頂よりもふかふかしており、歩き心地は何とも良かった。そして山頂は西に向かって遮るものの無い展望が広がっていた。ただ芝生広場は暑すぎた。展望を楽しむと木陰に移動して、そちらで休憩とした。当然、横になって体を休めた。木陰は少し風があって涼しさを味わえたのは良かった。前回の登山では北の方向、久美浜湾の風景が眺められたのだが、すっかり木々が育ってそちらの展望は消えていた。山頂で40分ほど休むと、下山は往路を戻った。ほぼ下る一方とあって歩くのは楽だったが、やはり暑い中を歩くので気楽とは言えなかった。そのため往路と同じく尾根の木陰で小休止とした。登山道を下り終えて法花寺集落に戻ってくると、まさに炎天下を歩くことになった。またもや汗まみれになって駐車場に戻ってきた。
(2024/8記)
<登山日> 2010年7月26日 11:44法花寺農村公園スタート/12:05水澄橋/12:10〜14水澄不動尊/12:21〜37途中の尾根で昼休憩/12:5713:14こさず平/13:23〜14:09山頂/14:18こさず平/14:35〜50尾根の途中で休憩/14:55水澄不動尊/15:18エンド。
(天気) 快晴。雲が白かった。尾根の途中で昼休憩していたときの気温は32℃。山頂は30℃だった。山頂では少し風があり、ほのかな涼しさを感じた。視界は良かった。
<< Photo Album 2024/07/26 >>
前回と同じく法花寺農村公園に車を止めた 公園に立つ標識を見ると、山頂まで2.8kmだった 始めに酒垂神社のそばを通って北に向かった
西へと法花寺集落を抜けて行く 古民家カフェ「MANA TEA」の前を通った 写真はカフェの駐車場だった 一般道が終わる位置に標識が立っていた その先は林道だった
山頂まで「2277m」だった 林道を歩いて行く 樹林帯に入った
キャンプ場が現れたが、閉鎖されているようだった 水澄橋は老朽化で車は通行禁止になっていた 水澄橋を渡った先の広場は「駐車場」だったが

水澄不動尊に着い


ここまで駐車場か
ら1.3kmだっ




水澄不動尊の周辺
案内図が立ってい
た 
水澄不動尊のそばが登山口で、山頂まで1.3kmだった はっきり上り坂となった 階段は古びてきていた 尾根が近づいた
尾根に出た位置で昼休憩とした 昼休憩を終えて尾根歩きに移った やや急傾斜になっており、ロープが付いていた
尾根筋を離れて北東方向へと斜面をトラバースした 陽射しの当たる所を通った つづら折れになっている所を登った
「水晶の丘」の標識を見た もみじ坂を登って行く 北へと向かった 周囲は自然林で、その雰囲気は良かった

「こさづ平」に着
いて、二度目の休
憩とした

寝転がって頭上を
眺めた
休憩を終えると「こさづ峠」に向かった 「こさづ峠」に着いた そこは京都府との県境だった 県境尾根を南東へと向かった
峠と山頂との標高差は70mとあって、ごく緩やかだった 県境尾根の自然林も美しかった 山頂が目前になった

(←)
11年ぶりの山頂
は、以前のままに
すっきりと開けて
いた

 (→)
  展望台辺りの芝生
  はふかふかだった

西に向かって展望
が広がっており、
南西から北西まで
が一望だった
上の写真に写る妙見山を大きく見る 同じく蘇武岳を大きく見る

三川山の方向を眺
めた

三川山の右手に久
斗山を見る
南から南西にかけてを眺めた

上の写真の左手に
は、床尾山も姿も
眺められた

須留ヶ峰を大きく
見る

来日岳を大きく見

久見浜湾の方向はすっかり木々に閉ざされていた 山頂では木陰を求めて休憩とした 休憩を終えると、下山は往路を引き返した
易しい県境尾根を戻って行く 緑の壁紙となった樹林を眺めた こさづ平に戻ってきた

もみじ坂を下って
行く

もみじ坂を下り終
えた先で展望地が
現れた
植林地の斜面をトラバースした 尾根筋に出ると、往路と同じ場所で休憩した 水澄不動尊が見えてきた

水澄橋手前の広場
まで下りてきた

後は林道歩きだっ
林道はほぼ平坦だった 林道が終わって法花寺集落へと入った 古民家カフェ「MANA TEA」の前を通った
法花寺集落を抜けて行く 炎天下だった 駐車場に着く前に酒垂神社に立ち寄った 法花寺農村公園に戻ってきた