TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
南山    みなみやま 431.0m 宍粟市・たつの市
 
1/2.5万地図 : 安志
 
【2019年10月】 No.2 2019-163(TAJI)
 
    たつの市野入より  2019 / 10

 「宍粟50名山」で50番目に紹介されているのが南山で、宍粟市の一番南端の山でもある。その南山へは「上笹古墳まほろばの森」からのコース以外にも北側の宇原坂からのコースがあり、宇原坂を越えるときはいつも登山口を目にしていた。そこは標高180mに位置しており、南山登山の最短コースでもあった。その宇原コースを登ろうと向かったのは2019年10月22日、「即位礼正殿の儀」の行われる日だった。前日の雨は止んでおり、朝から晴れの空になっていた。宇原坂の峠に着いたのは10時40分のこと。登山口のそばに2台分ほどの駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。登山口に入るとそばに宇原坂地蔵の祠があり、中を覗くと大ぶりの地蔵さんを見た。そして登山コースに入ったのだが、登山口辺りは道がはっきりしておらず、目印テープを頼りに登った。それもすぐに道ははっきりしてきたので、後は登山道に注意せずとも登って行けた。ただ途中からはけっこう急坂になっており、ロープが張られていた。その急坂が続いて尾根に出た。そこからはごく緩やかな道となり、長くも歩かず山頂到着となった。登山口から35分なので、ごく簡単に登れたと言えそうだった。山頂は樹林に囲まれていたが、北の方向が少し開けており、雪彦山の方向が眺められて遠くは暁晴山も望めた。やはり35分では歩き足りず今少し歩くことにした。山頂のそばまで西側から作業道が来ており、それも登山コースだった。標識が立っており、そちらを歩けば展望東屋があるようだった。ガイドブックの「宍粟50名山」を見るとそれは麓に近い位置のようだったので、西隣の370mピークまで歩くことにした。いざ作業道に入って見ると荒れが目立った。草ヤブやシダヤブも現れて、すっかり廃道になっていた。それでも歩く分には問題は無く、ごく緩やかな道を下って370mピークのそばまで来た。そして作業道を離れると尾根に取り付き、370mピークに立った。そこも少しだが展望があり、北から北西にかけてが眺められて後山の尾根がくっきりと見えていた。歩くのはそこまでとして引き返したが、作業道は尾根の間近に作られていたので、途中からは尾根筋を歩いた。尾根に小径は付いていなかったが、木々は疎らとあってけっこうスムーズに歩けた。そして再び南山の山頂に立った。後は登山コースをすんなりと引き返して、宇原登山口へと戻って行った。
(2019/11記)
<登山日> 2019年10月22日 10:43宇原登山口スタート/11:15主尾根に出る/11:18〜33山頂/12:01〜12[370m]ピーク/12:33山頂/12:59エンド。
(天気) 晴れ。山頂の気温は18℃で、風は僅かにあり。視界は良かった。
<< Photo Album 2019/10/22 >>
宇原坂の峠に着くと、そこに登山口標柱が立っていた 南山の登山口標柱だった 登山を始める前に宇原坂地蔵に立ち寄った
登山道に入るも、意外とはっきりしていなかった 目印を追ううちに南山の標識が現れた 登山道がはっきりしてきた 周囲は植林地だった
急坂を登るようになると、ロープが張られていた 尾根が緩むことがあった またロープを掴んで登った

(←)
尾根の途中で標識
を見た

 (→)
  展望地が現れて西
  の方向が眺められ
  た
国見山を大きく見る 別の位置では北向かいの禅師山が望めた 市境尾根が近づいた
市境尾根に着くと、そこにも標識を見た 標識に従って尾根を西へと歩いた ちょっとヤブっぽい所が現れたが、すぐに抜けた

(←)
南山の山頂に立った

  (→)
   三等三角点(点名・
   挾戸)を見る

(←)
山頂からは北に
展望があった

 (→)
  暁晴山の方向を
  少し大きく見る

(←)
北西には黒尾山
が望めた

 (→)
  宍粟市北部の山
  並みも見えてい
  た
歩き足りないので今少し歩こうと南斜面に入った すぐに作業道に出た 作業道を西へと歩いた 緩やかな下り坂だった
作業道の一部はシダヤブになっていた スムーズに歩ける所もあったが作業道の感じは無かった 揖保川に架かる香島橋を見る
木々の切れ目から南西に高倉山を見る 漸く作業道らしくなってきた 370mピークが近づいたとき、右手の尾根に入った

(←)
緩やかな尾根を登
って行く

 (→)
  左手の木々の隙間
  から新龍アルプス
  を見た
長くも歩かず370mピークに着いた ヤブのピークかと思っていたが、少し展望があって後山が眺められた

後山の尾根を大き
く見る

国見山山頂に立つ
展望台を見る

水剣山と黒尾山の
並ぶ姿も眺められ


歩くのは370m
ピークまでとして
尾根を引き返した
作業道に出ると、後は作業道を歩いて戻ったが 作業道が荒れてきたので、尾根を歩くことにした 尾根はけっこうスムーズに歩けた
山頂に戻ってきた 後は宇原登山口へと戻るだけだった 尾根を離れて峠への道に入った
ロープを掴んで下って行く 登山口が近づいて植林地に入った 登山口が見えてきた