TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
百間岳    ひゃっけんだけ 435m 赤穂市
 
1/2.5万地図 : 備前三石
 
【2018年10月】 No.2 2018-141(TAJI&HM)
 
    赤穂市横山より  2018 / 10

 赤穂市の最高峰である百間岳を久々に登ろうと向かったのは、2018年10月の第二土曜日だった。朝から澄んだ青空が広がっており、国道2号線からは北にくっきりと黒尾山が眺められた。登山コースは前回と同様に有年大池から始まる長谷川遡上コースを歩くことにした。国道2号線を西有年で離れると横山集落へと向かった。その横山集落を抜けて細い林道に入り、有年大池の手前で現れた路肩スペースに車を止めた。近くには「あこう河鹿の森」の標識が立っていた。歩き始めるとすぐに有年大池に出たが、今は大規模な改修中ですっかり池の水は抜かれていた。これでは水中生物は全滅ではと思ってしまった。有年大池から先は沢となった長谷川に沿って林道は続くが、その林道を沢が横切っており徒渉することになった。道は林道状だが車の通行はもう不可能だった。徒渉は一度だけでなく、その後何度も現れた。その間に道の様子は登山道状となり、ときに沢の中を歩くこともあった。沢を20回近く徒渉した後、漸く沢筋を離れて南東方向に向かうことになった。その辺りに標識を見たが、すっかり朽ちてしまっており書かれている字は読めなかった。そのことがあってか登山コースを見誤って、東の方向に向かう位置で真っ直ぐに歩いてしまった。そちらにも小径があって疑わずに歩いたのだが、シダヤブが現れて進めなくなって漸く道誤りに気付いた。そこで引き返せばよかったのだが、百間岳を甘く見てしまい最短距離で山頂へと向かうことにした。この判断は誤りで、何度もシダヤブに阻まれてその度に迂回することになり、とうとう山頂に向かうのは諦めることになってしまった。そこまで無理をして歩いて来たため引き返す気にはなれず、始めに歩いていた沢沿いの小径へと下ることにした。その地図では破線路で示された小径に出ると、有年大池へと戻って行った。その沢沿い歩きの途中では昼休憩もした。もうすっかり百間岳は諦めていたのだが、登山コースの分岐点まで戻ってきたとき、どこで間違ったかを確かめたくなった。まだ山頂に立てる時間は残っていたので、再び沢筋を離れて登山コースに入った。今度は注意深く歩いたためか、山頂への登山道が左手に分かれているのに気付いた。登山道はその先でも一カ所分かり難い所があったが、急斜面が現れてそこを登りきると尾根上に出た。そこからは一気に緩やかな道となり、易しく歩けるようになった。ただ百間岳はまだ離れて見えており、まだ暫くは歩く必要があった。尾根道は始め東方向に続いていたが、南方向に向かいだすと400mピークは巻き道で過ぎた。そして山頂を前方に見るようになると、登山道にシダが被さるようになり、ときにヤブコギになった。ヤブを抜けると山頂は間近となって、そのまま山頂まですんなり行けるものと思っていたところ、またシダヤブに阻まれてしまった。けっこう密生したシダヤブだったので道を誤ったかと思って少し戻ると、右手に別の小径を見た。それが正しい道かと思って進むも、またもやシダヤブに阻まれた。この状況に遭遇してパートナーはとうとうギブアップしてしまった。こちらはシダヤブを避けるようにして灌木ヤブに突っ込んだ。今度はイバラヤブだった。それをハサミで伐りながら粘り強く進むと、山頂が目前となって漸く登山道に合流した。後はスムーズに歩いて山頂に立った。道誤りをしたことが大きかったが、歩き始めてから4時間半かかっての山頂だった。とにかくただほっとする思いだった。百間岳の山頂はヤブになっていることも無く以前のままで、けっこう展望を楽しめた。南は瀬戸の風景で小豆島が大きかった。北は後山連山や那岐連山がはっきり見えていた。山頂で過ごしたのは10分ほどか。15時が近くなっていたことでもあり暗くならないうちにと下山を開始した。この下山では山頂直前で出会った登山道を辿って下った。このスムーズな道がなぜ分からなかったのかと疑問に思いながら下ると、いきなりと言った感じでシダヤブに阻まれた。そこを体全体で無理やり突き進むと、始めの断念地点に合流した。どうやら登山道の一部はこの9年ですっかりシダヤブになってしまったようだった。その先で待機していたパートナーと合流すると、後はすっかり頭の中に入った登山道を歩いてスムーズに下山を続けた。この帰路では沢沿いコースに出たとき、徒渉の回数を数えながら渡った。その数は有年大池手前までで実に19回になっており、兵庫の登山にあってはなかなかの多さだと変に感心してしまった。ただ二度目の百間岳登山とあって全く予習をせずに登ったことで道誤りを犯してしまったのは、大いに反省すべき点だった。今回の登山でコースに関してはすっかり頭に入ったので、また近々百間岳に登って今度はすんなりと山頂に立とうと思いながら帰路についた。
(18/12記)
<登山日> 2018年10月13日 9:58有年大池手前よりスタート/10:11最初の徒渉点/10:49百間滝/11:42道誤りで断念する/12:27沢に出る/沢そばで昼休憩/12:50沢を離れて再び山頂を目指す/13:16尾根に出る/14:17山頂手前でヤブに阻まれる/14:35〜45山頂/15:36尾根を離れる/15:55百間滝/16:25最後の徒渉点/16:40エンド。
(天気) 快晴。気温は樹林内では20℃ほどだったが、山頂では24℃まで上がっていた。風はほとんど無し。視界は澄んでいた。午後に入って雲は少し増えるも、快晴に変わりなかった。
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前回と同じく有
年大池の手前か
ら歩き始めた


すぐに有年大池
の前に出た

池は大規模改修
中だった


改修中の土手を
見る

この工事で池の
水はほぼ無くな
っていた


有年大池に沿っ
て林道は続いて
いた


有年大池は池全
体で水が抜かれ
ていた


有年大池を離れ
ると、林道は沢
に寸断されてい
た 徒渉するこ
とになった
もう林道では無かったが、道幅は林道ほどあった すぐに二度目の徒渉点が現れた 標識が現れると、そこに百間岳の名を見た
何度も徒渉することになった 道が二手に分かれるも、沢沿いコースを歩いた 沢の中を歩くこともあった
徒渉回数は10回を越えてきた 沢沿いに小径は続いた 一帯は三つの神社の共有林のようだった
百間滝の前に出た 滝を越すと、標識の先で沢を離れるコースが始まった はっきりとした登山道が続いていたが
 
標識が消えており途中左折する所を直進してしまった 小さな沢筋を登ることになり、どんどんヤブに入った 道誤りに気づいたが、諦めず山頂を目指した
何度も猛烈なシダヤブに阻まれて、前進を諦めた 戻るに当たっては引き返さず、西へと沢を目指した 雑木ヤブを適当に下った
沢筋に下り着いた 往路で歩いた沢の上流だった 沢沿いの小径を有年大池へと戻って行った 沢の途中で遅い昼食とした 沢の中にクサガメを見た
途中で現れた標識を見ると、沢沿いコースは立入禁止
となっていた
沢を離れるコースの起点に戻って来ると、どこで道誤
りを犯したかを探ることにした
岩場が現れたとき、左手方向に小径が分かれているこ
とに気付いた
分岐点の標識は朽ちていたが、左手の小径に向かった 正しい登山道と確信したため、改めて山頂を目指した 急斜面を登るようになった
前方が開けてきた その先で尾根道に入った シダが茂っていたが、尾根道ははっきりしていた 尾根からは百間岳が望めたが、まだ距離があった
尾根道はごく緩やかだった シダが茂る所も、道ははっきりしていた 易しく歩ける所も多かった


北に展望が現れ
て石堂丸山が眺
められた


シダが道を隠す
所も現れた 全
体に前回よりも
シダが増えてい
るようだった


間近に六道山が
眺められた


歩く方向が百間
岳に向かい出し

 
(←)
西の方向が望め

 
    (→)
百間岳がすっきりと眺められることがあった
山頂が近づいて、このまま無理なく歩けると思ったが 山頂に近づこうとするとシダヤブに阻まれた 別の位
置から向かうも同じだった
シダを避けて灌木ヤブに入って山頂を目指した イバ
ラを切り開きながらだった
 
(←)
山頂が間近にな
って登山道に合
流した
 
    (→)
ケルンがある百間岳の山頂に着いた


ケルンのそばに
立った


南側から山頂を
眺めた
以前と比べると木々の生長があって展望は狭まっていたが、まだまだ好展望といえる山頂だった 左の写真に写る黒鉄山山頂を大きく見る
北側の展望は以前と変わらず良かった 遠くは後山の尾根も眺められた
 
(←)
那岐連山を大き
く見る
 
    (→)
後山の尾根を大きく見る
小豆島を大きく見る 日生諸島を眺めた 家島の方向を眺めた
下山は登山道のままに下ることにした 目印テープも
見た
前方に400mピークを見ながらごく普通に歩けてい
たのだが
途中で猛烈なシダヤブに阻まれた その先に登山道が
あるのが分かっていたので、無理やり突破した
シダの丈が低くなって、見覚えのある風景となった 待っていたパートナーに合流した もう勝手は分かっていたので、気楽な下山だった
午後も3時を回ってきたとあって、視界が鮮やかになってきた 百間岳が明るく眺められた
シダの多い尾根道を戻って行く 下るほどに六道山が姿良く眺められた コースを誤った岩場の位置まで戻ってきた
百間岳を眺めながら一休みとした 沢沿いの小径を戻って行く また何度も沢を渡ることになった
最後の徒渉点に来た ここで19回目の徒渉だった 水の無い有年大池を見る 駐車地点が間近になった