TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
三濃山    みのうさん 508.3m 相生市・上郡町
・たつの市
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2014年8月】 No.6 2014-73(TAJI&HM)
 
    天下台山より  2014 / 8

 2014年のお盆休暇は8月14日から始まったが、天気予報ではずっと雨模様のようだった。初日の14日はその天気予報通りに昼にかけて少し強い雨が降った。その空模様を見てこの日のハイキングを諦めかけていたのだが、雨は昼過ぎに止むと、急に青空も見られるようになった。それなら数時間だけでも体を動かそうと考えて、何となく三濃山が思い浮かんだ。単に山頂のアカガシがどうなっているのかとの興味からだった。そこでコースとしては簡単に登れる播磨科学公園都市側のコースを歩くことにした。三濃山トンネルを越えて播磨科学公園都市に入ると、すぐの交差点を左折した。後は道なりに進むと、左手に登山口の標識が現れた。1600mコースの登山口だった。その登山口の辺りに駐車出来そうなスペースが見えなかったので、少し戻ってNTTドコモの携帯基地局のそばに駐車とした。
 この日歩いたコースは、往路は1600mコースで、復路は配水池コース(810mコース)だった。ちょうど前回歩いたコースの逆だった。数日前に台風11号が直撃したとあって、登山道の上には強風で折られた枝や、ちぎられた葉が散乱していた。ただ遊歩道と呼べそうな易しい道なので、登山としては少々物足りない感じで山頂に立った。山頂の広場は雑草が茂って雑然とおり、以前とあまり変わっていないとの印象を受けた。但し、アカガシは確実に成長していた。これなら枯れる心配は無いのではと見えたが、よく見ると古い幹はほぼ朽ちようとしており、そこに根が這っていた。パイプの支えがあってこそ自立出来ているようだった。大地にしっかりと根を下ろすまでには、まだ時間がかかりそうに思えた。三濃山に来たのはアカガシの様子を窺うためだったので、特にうろつくようなことはしなかった。ところで下山は配水池コースを歩いたのだが、1600mコースが分岐した先で、登山道がはっきりしなくなった。そこを適当に歩いたところ、少し東に逸れてしまい、配水池が見える位置に来て、誤りに気付いた。ただ配水池が見えた位置はまずまずの展望地で、スプリング8を前景にして多賀登山が見えたのは良かった。後は軌道修正して登山道に戻ると、登山口までは僅かな距離だった。
(2014/9記)(2020/2写真改訂)
<登山日> 2014年8月14日 13:49NTTドコモの携帯基地局前よりスタート/13:52[1600mコース]登山口/14:14配水池コースと合流する/14:27〜48山頂/15:00貯水池コースに入る/15:17配水池コース登山口/15:26エンド。
(天気) スタート時は空の三分の一は青空だったが、次第に青空が少なくなってきた。尾根の気温は28℃で、空気は湿気をたっぷり含んでいた。山頂の気温は26℃。南東から風があり、まずまずの涼しさだった。但し湿っぽい風だった。視界はうっすらとしていた。山頂ではときおり陽射しが現れた。
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NTTドコモの携帯基地局のそばに駐車とした 携帯基地局より歩道を西へと歩いた 1600mコースの登山口に入る
陽射しを受けて、自然林が明るかった 登山道は、遊歩道と呼べる易しさだった 自然林を見上げる 森林浴を楽しみながら歩いた
数日前の台風で、枝が散乱している所を通る 丸太の階段道を登って行く 配水池コースと合流した そこまで20分だった
記憶に残っていた痩せ尾根を歩く クリタケに似たキノコを見かけた コース上に案内標識をよく見かけた
山頂が間近になった 山頂に着いた 給水タンクを支えるパイプの足場を見る  三等三角点(点名・三濃山)を見る

南側に回って山
頂の風景を眺め


今少し山頂に近
づいた
アカガシの若い枝を見上げる 間近から枝を見上げた 確実に生長していた 但し老アカガシの幹は、ほぼ朽ちていた
南の空は暗い上にうっすらとしていた 御津山脈の野瀬奥山を少し大きく見る
下山は往路を引き返す 途中から配水池コースに入った なぜか途中から登山道がはっきりしなくなった
(←)
適当に下ると少し
東に逸れてしまっ
た 但し展望地が
現れてスプリング
8が眺められた

  (→)
   多賀登山の方向を
   見る
展望地を離れて、登山コースの方向に戻った 一度、鞍部に下りた コシロオニタケを見かけた
すぐに登山道に合流した 配水池は目の前だった 配水池のそばを通る 配水池コースの登山口に着いた
広い道路に向かっているとき、前方に多賀登山を見る 三日月運送の前を通って駐車地点へと戻って行く すっかり曇り空に変わっていた 右手の遊休地に鹿を二頭見た 相変わらず鹿の多い地域だった