2017年11月に、ちょうど1年ぶりに三濃山に向かった。前年と同様に別の山を登ったついでの形となった。この日の午前は三濃山とは尾根続きとなる483mピークを訪れたのだが、そこはメガソーラー工事の最中で、発破作業もあるとあって立入禁止になっていた。それだけでなく一帯は造成工事ですっかり削られており、三角点は消失したのではと思われた。何とも消化不良の形でハイキングを終えることになったため、少しは気持ちをすっきりさせようと三濃山に向かったものである。簡単に登ろうと、前年と同じく北麓側にある第二配水池から始まるコースとした。こちらはいつ行っても自然林の楽しめるコースだが、紅葉期とあって終始落ち葉を踏みながら登った。残念だったのは薄雲が広がっていたことで、ほぼ陽射しが現れない中を登ることになった。20分ほどで山頂に着くと、昼どきだと言うのに誰もおらず、パートナーと二人切りで静かな山頂を楽しむことになった。この日の視界は少しうっすらとしていたが、瀬戸の島々はまずまずはっきり見えていた。それを眺めながら昼休憩とした。陽射しの無い山頂は少し寒々としていたので、昼食を終えるとそそくさと下山に向かった。下山はすんなりと往路を戻った。ところで山頂のアカガシは前年と比べて幹がしっかりしてきた印象を受けた。
(2017/12記)(2020/4改訂) |