TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波
 
白山    はくさん 547m 丹波市
 
1/2.5万地図 : 柏原
 
【2018年3月】No.2 2018-40(TAJI&HM)
 
    氷上町谷村より  2018 / 3

 兵庫県で白山と言えば兵庫100山に選ばれている黒田庄町の白山がまず思い浮かぶが、山の姿としては氷上町の白山の方が断然目立っており、登ってみたくなるのはこちらではと思えた。その思いで登った白山初登山は1999年の年末のことで、地図に描かれていた二つの登山道を歩くコースだった。登りは白山神社の近くから始まるコースを選び、下山は南尾根コースを下ったものだった。その白山登山から18年以上経つと記憶が薄らいできて、また登ってみたくなった。そこで2018年3月に再訪とした。
 この日は快晴の予想だったが、青空が広がる空では無く、春霞と言うか上空こそ薄い青空だったが、他は薄晴れ状で白っぽくなっていた。視界もぼんやりとしていた。この日は午後にもう一山登りたく、白山は早く山頂に立てるコースとして前回と同様に白山神社からのコースを登ることにした。下山も同じコースを予定していた。国道175号線から適当に白山に近づくと、すんなりと白山神社に近い登山口に着いたのだが、どうもその付近に駐車出来そうな所は見えなかった。後で考えればゲートを開けてその先の林道に止めればよかったのだが、その考えに至らず少し北にあった鷲住寺の駐車場に駐車とした。ゲート前に戻って来ると、ゲートを開けて林道に入った。すぐに左手に見えたのは白山神社で、そこに立ち寄るとそちらの参道からも来られたようだった。林道に戻って少し歩くと左手に溜め池が現れて、それを前景として白山の山頂がちらりと見えていた。池のそばを過ぎると、いつしか林道は終わって参道と言うか幅広の登山道に替わった。暫くは沢に沿った緩やかな坂道だった。周囲は植林が主体で薄暗かった。合目の標識が現れるとそこは五合目で、近くに東屋が建っていた。立ち寄ると展望台になっていたが、木々の生長で展望は良いとは言えなかった。それでも弘浪山が間近に眺められた。コースに戻ると倒木が増えて歩き難くなった。何度も倒木をまたいで歩いた。ただ道としては古びた石段もあって、古道の趣があった。六合目の手前から登山道はつづら折れの道となって、急斜面を無理なく登った。そして九合目となって尾根に出ると、北側から山頂に近づいた。その辺りは雑木林で、尾根道は緩やかだった。山頂に着くとそこは境内風になっており、灯籠こそあるものの他に目に付くものは無かった。その境内から好展望が得られたはずだったが、樹木の生長により展望は悪くなっていた。ただこの日は春霞なのか何ともうっすらとした視界になっており、展望を楽しむには相応しくない日だった。それでも西には篠ヶ峰を、南には石金山、東に向山と、丹波の山々が眺められた。前回は南尾根を下ったが、午後にもう一山登る予定をしていたため早く戻ろうと、往路コースを引き返した。再び樹林に囲まれた登山道に入り、ただ下るのみだった。五合目の展望台にも立ち寄らず休まず下って白山神社の前に出た。そこからは神社の参道(石段)を歩くと、そちらも害獣避けゲートがあり、それを通って車道に出た。そして鷲住寺の駐車場へと戻って行った。
(2017/4記)(2020/3改訂)
<登山日> 2018年3月25日 9:01鷲住寺駐車場スタート/9:04白山登山口ゲート/9:42五合目展望台/10:13九合目/10:18〜39山頂/11:04五合目/11:29白山神社/11:38エンド。
(天気) 上空に薄い青空が見えるものの、他は薄晴れで白かった。樹林帯の気温は11℃ながら、山頂は陽射しに包まれて暖かく16℃まで上がっていた。風は無く涼しかった。視界は春霞と言えそうで、うっすらとしていた。
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鷲住寺の駐車場からスタートした 右手に鷲住寺を見る 鷲住寺の前を通ってまずは南へと歩いた 白山神社の方向へと向かった

ゲートが現れると
そこが白山登山口
だった

始めは林道歩きだ
った

近くに白山神社を
見たので立ち寄っ
てみた

こちらの参道から
来ても良かったよ
うだった

林道に戻ると溜め池
のそばを通った

その溜め池のの背後
に白山の頂上が覗い
ていた
林道からも前方に白山山頂を見ることがあった 足下ではスミレをよく見た 右手に稲荷大神への道が分かれた
道幅は広かったが、すっかり山中を歩く雰囲気となった 丸木橋を渡って山道へ 鉄の橋を渡る
沢に沿って歩いた その沢を見る 植林地の中を歩いて行く 標識が現れると、そこが六合目だった
六合目近くに東屋が建っていたので寄り道とした 東屋から見えていたのは弘浪山だった コースに戻ると、何度か倒木に行く手を阻まれた
周囲はすっかり植林地だった 登山道の一部は石段になっており古道の趣は残って
いた
六合目の標識を見る その辺りから急斜面登りとなっ
急斜面と言えどもつづら折れの道なので無理なく登れ
七合目に着く どの標識には優しい言葉が添えられて
いた
木漏れ日を受けながら登った
九合目に着いて尾根歩きに移った 尾根道は緩やかだった すぐに山頂が間近になった
石段を登った先が山頂だった 山頂は境内風に平らになっており、石灯籠が置かれていた
山頂に立って石段の方向を眺めた この日の視界は春霞で、何とも薄ぼんやりとしていた 西の篠ヶ峰は近いだけに、比較的はっきり見えていた
右上の写真に写る篠ヶ峰を大きく見る 篠ヶ峰の右手に見たのは竜ヶ岳だった 北を見ると、木々の隙間から水山が望めた
うっすらとした視界の中で北東方向を眺めた 東に向山の尾根を見る

 南東方向に石戸山
 を見る


  左の写真に写る高
  見城山を大きく見
  る

南にうっすらと石
金山を見る

石金山を大きく見

山頂で20分ほど休むと、下山は往路を戻った 植林地の下りが続く 五合目まで戻ってきた
沢沿いを歩いて行く 林道を歩くようになった この下山では白山神社に入って参道を歩くことにした
白山神社の参道を歩いて車道に向かった この参道にも入口にゲートが設けられていた 鷲住寺の前を通って駐車地点に近づいた