TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編 
 
大海    おおみやま 551.6m 多可町・丹波市
 
1/2.5万地図 : 丹波和田
 
【2025年4月】 No.2 2025-65(TAJI&HM)
 
    牧野大池より  2025 / 4

 南側から見る大海山は端正な三角錐の姿になっており、何度かその姿を眺めるうちに再訪の気持ちが起きてきた。向かったのは2025年4月の第二土曜日のこと。南麓側に牧野大池があり、そこを目指して車を走らせた。池に着くとそこには駐車場があって、すんなりと駐車出来ることになった。池の土手に立つと、池を挟んで大海山がすっきりと眺められた。そこから見る姿も悪くなかった。まずは池の西側を通る林道歩きでスタートした。池そばを過ぎるとクサリの車止めがあり、それを越して先へと進んだ。右手に二度堰堤を見ると、その先で林道は終点となった。予定としては沢沿いを歩き、途中から播丹の境界尾根を目指そうと考えていた。終点の位置から沢そばに下りると、左岸側の小径を歩いた。点々と目印テープがあり、それを追うことにもなった。その小径が少し開けた所が現れると不確かになった。目印も見なくなったので、右手の斜面に取り付いて北東方向を目指した。急斜面を木に掴まりながら登っていると、突然のように山道に出会った。その山道は巻き道になっており、東へと歩くと南尾根と交差することになった。南尾根は播丹尾根の西隣となる尾根で、登る方向にも下る方向にも尾根道が付いていた。登る方向はうっすらとした道だったが、下る方向ははっきりとしていた。南尾根に取り付くと、山頂方向の北へと登った。尾根の木々は疎らで、無理なく登って行けた。ただ急坂ではあった。山頂まで200mほどとなって播丹尾根に合流した。尾根道があり、合流点から10分で大海山の山頂に到着となった。予想していたが、すっかり樹林に囲まれた山頂だった。その木々に囲まれた中に四等三角点(点名・観音寺)を見るだけだった。そこで北隣の530mピークまで歩くことにした。そちらへも尾根道は続いていた。50メートルほど下って緩やかに登り返すと、10分ほどで530mピークに着いた。そのピークには予期していなかった方位盤が置かれていた。方位盤はあったが、その周囲は木々が育ってしまったのか展望は無かった。ただ大海山と違って木々に空いた所があり、見える範囲は狭かったが東の方向に西光寺山を見た。他の方向も見えないかと辺りを探ると、西の方向が見える位置があって西に笠形山から千ヶ峰を見た。登山道を少し北に下ると、そちらでは篠ヶ峰を見た。その530mピークで昼休憩を済ませると、大海山へと引き返した。大海山に戻ると、下山は登ってきた播丹尾根を辿ることにした。その播但尾根を往路で歩いた南尾根が分岐する位置まで下りてくると、その南尾根をずっと下って行くことにした。巻き道との交差位置を越すと、はっきりとした尾根道を歩くようになった。木々の間からながら前方に牧野大池が眺められた。そのまま順調に池そばへと下り着ければ良かったのだが、尾根は次第にシダが増えてきた。そのシダ帯を歩くうちに尾根道がはっきりしなくなった。そのまま下ればヤブコギになってしまいそうだったので、尾根筋を歩くのは諦めて林道に下りることにした。南西方向へと適当に斜面を下った。そちらは木々は疎らで、傾斜もきつくなかった。おかげで無理なく下れて、無難に沢そばに下りてきた。そこはちょうど林道の終点位置だった。後は林道を歩いて牧野大池の駐車場へと戻って行った。
(2025/5記)
<登山日> 2025年4月12日 9:37牧野大池駐車場スタート/9:56林道終点/10:25山道に出会う/10:51境界尾根に合流/11:01〜15大海山/11:25〜12:26[530m]ピーク/12:37大海山/13:01巻き道との合流点/13:24林道終点/13:42駐車場エンド。
(天気) 快晴。雲はほぼ無し。大海山の気温は18℃。涼しい風があり、爽やかさを感じた。北隣のピークで休むうちに気温は22℃まで上がって、陽射しの下では30℃ほどに感じる暑さだった。視界は良かった。下山中に薄晴れから薄曇りへと変わってきた。
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(←)
牧野大池の土手に
上がって北の方向
を見た

 (→)
  駐車場を後にして
  林道を北へと歩い
  た
満開のヤマザクラを見た 池から離れると、林道にクサリが張られていた クサリを越えて先へと進んだ
林道はほぼ平坦なまま続いた 20分ほどで林道は終点となった 右手の河原に下りると、幾つかネットの囲いを見た
沢の左岸側に小径があり、それを辿った 目印テープが点々と付いていた 開けた所が現れると、小径がはっきりしなくなった 目印も見なくなった 境界尾根を目指して右手の斜面に取り付いた なかなかの急坂だった
突然、山道に出会った 巻き道になっていた 南尾根と交差する位置まで歩いて来た 南尾根を登って行くことにした 尾根道はあった
振り返ると、南東方向に528mピークを見た 登るうちに尾根道ははっきりしなくなかった 尾根の傾斜はきつかったが、木々は疎らだった
播丹尾根に合流した その辺りは緩やかな道だった 播丹尾根には、はっきりとした尾根道が付いていた 山頂が間近になった

大海山の山頂に着
いた

中央は開けていた
が、周囲は樹林が
囲んでおり、展望
は無かった

四等三角点(点名
・観音寺)を見た
530mピークに向かいだすと、共同アンテナを見た 鞍部へと下っているときタムシバの花を見た 鞍部を過ぎて530mピークへと近づいた

530mピークに
着いた

一見雑然としてい
たが、方位盤が置
かれていた

方位盤を見る 

これがある限りは
展望に期待出来た


期待した展望は方
位盤の近くにあっ
て、東の方向が望
めた

上之写真の中央部
を少し大きく見る
石戸山を見る 白髪岳を見る 高山を見る

(←)
周囲を探って大
海山を見ること
が出来た

 (→)
 妙見山の右手に
 笠形山を見た
更に探って、千ヶ峰を見ることが出来た 千ヶ峰の右手に深谷山を見た

(←)
北へと少し下ると
篠ヶ峰が望まれた

 (→)
  篠ヶ峰を大きく見
  る
530mピークでの休憩を終えると、大海山に引き返した 大海山へと登って行く 共同アンテナが見えてきた その先が山頂だった
大海山の山頂に戻ってきた 大海山の山頂を離れて播丹尾根を南へと下った 尾根道ははっきりしていた
南尾根に入った 尾根道ははっきりしなかった 南西方向に見上げるようにして妙見山を見た 巻き道と交差して更に南に向かった
交差地点から先は、はっきりとした道だった 下る方向に牧野大池を見た 鮮やかなコバノミツバツツジを見た
尾根にシダが現れて歩き難くなってきた 尾根歩きを続けて牧野大池に近づきたかったが、この先で尾根道が不確かになってきた またシダ帯が現れたので、尾根筋を離れて林道に向かった
沢に下り着いた そこは林道終点位置のそばだった 後は林道を戻るだけだった 駐車場が見えてきた いつしか薄曇りに変わっていた