◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <淡路編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
柏原山 かしわらやま | 568.9m | 洲本市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 由良 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2014年11月】 No.2 | 2014-104(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
感応寺山より 2014 / 11 |
二度目の柏原山はコースを変えて、柏原林道を北の起点からずっと歩こうかと考えたが、どうも林道歩きが長過ぎて退屈しそうに思えた。それなら途中から歩き出すのも一手かとも考えたが、山頂一帯は柏原山森林公園になっており、そのエリア内でのハイキングで十分ではと思えるようになった。そうなるとせっかく淡路島に行くのに、それでは時間が余ってしまうので、もう一山と組み合わせて向かうことにした。その考えで再訪したのは初登山から12年後となる、2014年11月の文化の日だった。先に訪れたのは旧緑町の感応寺山で、柏原山とはあまり離れておらず、また300mに満たない低山の上に歩き易い遊歩道もあって、十分に午前でハイキングを終えることが出来た。そして昼食を挟んで柏原山に向かったところ、柏原林道の入口を見つけるのに手間取ってしまった。小路谷地区に出てしまったり、千草川の左岸側を走らなければいけなにのに右岸側を走ったりと、30分以上は無駄な走りをしてしまった。そろそろナビを付けなければとの思いが頭をかすめたが、気を取り直して柏原林道へと入った。後は緩やかに続く林道をひた走るだけだった。走るうちに前方に柏原山が眺められるように鳴り、山頂が近づくと、左手にパラグライダーの基地が現れた。その辺りより柏原山森林公園のエリアになっており、小さな池のそばの駐車スペースに駐車とした。その辺りで標高は500mほどあり、山頂との標高差は70mでしかなかった。もう山頂までは散歩をするようなものなので、すっかりその気持ちでハイキングを開始した。その後の様子は下の写真帳を見ていただくとして、歩いたコースは次の通り。まずは駐車地点より林道を引き返して、パラグライダー場に立ち寄った。そこは思っていた通りの展望地で、淡路島中部の山並みや、うっすらとながら六甲山も眺められた。パラグライダー場の近くには道路を挟んで瀧水寺があるので、次にそちらに向かった。その瀧水寺に着いたところ、山門はあるものの寺は無かった。寺があった所には瀧水寺本堂跡の標石が立っていた。そこに来たのは山頂への登山道が案内板の絵図に描かれていたからだったが、寺跡から先に小径は見えなかった。替わりに70mほど離れた「水の大師」までの道があった。そこから登山道が始まっているのではと考えて「水の大師」まで歩いたところ、予想通りに山頂方向に向かう小径を見た。丸太の階段があったりしてコースであることが分かるものの、あまり歩かれていないようで、すっかりマイナーな道になっていた。周囲は常緑樹林で薄暗く、道のはっきりしない所もあった。それも南からの別の道に合流すると、漸く登山道らしくなった。そして瀧水寺跡から10分少々で山頂到着となった。山頂も常緑樹林に囲まれており、展望は全く無かった。その山頂に三角点は無く、少し離れた所に二等三角点(点名・柏原山)を見た。その三角点の先にも道は続いており、そちらに向かえば北側展望台に出られるようだった。山頂に長居はせず、すぐに北側展望台に向かった。そちらの道もはっきりとした道で、どんどん下ると林道が見えてきた。その林道に出なくても柏原山から続く道は車道に接すると、そのまま北側展望台へと上り坂になった。そしてすぐに立派な展望台が建つピークに出た。さっそく展望台に上がると、期待以上の展望が現れた。山頂よりもここが公園のハイライトと言えそうで、先山を含めて北に広がる山並みや、反対側の諭鶴羽山へと続く尾根が眺められた。ひとしきり展望を楽しむと、次は南側展望台へと向かった。林道に戻って林道を暫く歩くのだが、林道は柏原山山頂の南側をぐるっと巡るように付いており、山頂から見て真南の位置に近づくと、そこにも登山口を見た。そこからのコースが、山頂手前で左手から合流してきたコースではと思えた。林道が山頂から離れだしたとき、駐車場にもなっている広場が現れた。そのそばで林道は二手に分かれており、真っ直ぐは由良地区に通じる道で、左手に折れると、駐車地点に向かえるはずだった。そして正面に見える小さなピークに南側展望台があるようだった。すぐに南側展望台への登りにかかった。遊歩道を登るのだが、あまり歩かれていないようで荒れていた。ピークが近づくと、別の遊歩道に合流した。合流地点より僅かな距離で南展望台の前に出る。その南側展望台だが、形こそ北側展望台に似ていたが、周囲の様子が違っていた。北側展望台が建つピークは伸びやかさがあったが、こちらは展望台よりも高い木にぐるりと囲まれていた。展望台に上がってみたところ、やはり木立に視界が遮られており、展望はほとんど無かった。かろうじて東の方向が木立の隙間より眺められ、友ヶ島がけっこう近くに見えていた。その東方向の展望は展望台に上がらずとも、展望台の少し南の位置からも眺められた。その後は下山として東方向へと別の遊歩道を下ったのだが、その途中からは友ヶ島だけでなく、和歌山方面が広く眺められた。その展望を眺めながら、せっかく作った南側展望台なのだから、周囲の樹木を伐って展望台に上がってこそ眺められる展望を作ってもらいたいものだと思ってしまった。もう一つの遊歩道を下りきると林道に合流し、そして広い駐車場へと戻ってきた。そこからは洲本市街に通じる林道に入ると、数分で駐車地点に戻って来られた。ざっと一時間半ばかりのミニハイキングだったが、淡路南部でこそ得られる展望を楽しめて、柏原山に来て良かったの思いで柏原山森林公園を後にした。 (2014/11記)(2020/12改訂) |
<登山日> | 2014年11月3日 | 13:35柏原山森林公園にある池のそばよりスタート/13:40〜45パラグライダー場/13:50瀧水寺本堂跡/14:02〜05山頂/14:14〜25北側展望台/14:46〜56南側展望台(近くの展望地を含む)/15:08エンド。 | |
(天気) | 晴れ。雲の多い空だったが、北の方向は青空が広がっていた。山頂の気温は12℃ほどだった。但し、陽射しの当たる所では20℃近くあった。展望台ではやや強い風を受けた。視界は良かった。 | ||
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