TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津
 
千丈寺山    せんじょうじさん 589.5m 三田市
 
1/2.5万地図 : 藍本
 
【2013年3月】 No.2 2013-26(TAJI&HM)
 
    千丈寺湖の湖岸より  2013 / 3

 千丈寺山を初めて登ったのは、2000年の元旦のことだった。コースとしては南麓の北浦地区から登ったのだが、一等三角点を持つ北摂の山にしては少しマイナーな印象を受けた。その千丈寺山の印象が薄れてきたので再訪しようと考え出したとき、東麓の乙原地区からのコースが整備されて易しいコースになっていることを知った。また下山として北へと下って行けば、特にロングコースになることも無く周回で歩けることも出来そうだと分かった。そこでこのルートで再訪することにした。
 それを実行したのは2013年3月の下旬、春の暖かさが漸く訪れだした23日の土曜日のことだった。姫路市から三田市に向かうには高速道を使えば速いのだが、大回りで走るのがどうも嫌で、下道を走ることにした。そのため三田市まで2時間以上かかってしまった。県道49号線を北上して行くと、「乙原てんぐの森」の標識が現れた。それに従って脇道へと入るり、高台にある乙原てんぐの森の駐車場に着くことになった。駐車場は10台分ほどのスペースがあったが、先に止まっていたのは1台のみであった。その先も車道は続いていたが、クサリが張られており、一般車の進入は出来ないようになっていた。朝のうちは雲の多かった空も、その頃には青空の広がる空に変わっていた。ただ陽射しは暖かいものの風にはまだ冷たさがあった。その風の冷たさを感じながら、クサリを越えて舗装路を歩き始めた。舗装路は堰堤がある沢のそばまでで、沢を渡った先から遊歩道状の登山道が始まっていた。登山道は沢沿いを西の方向へと続いており、途中から階段の道となった。始めは沢の右岸側を歩いていたが、途中で左岸側となった。それがまた右岸側になったりと、何度か沢を横切った。その登山道の傾斜が次第に増してきたので、汗をかきながら登ることになった。沢から離れ出すと階段は終わってごく普通の登山道となったが、傾斜はまだきつめで、ロープが張られていた。その登山道が緩やかになると、程なく尾根道に合流した。そこは北千丈寺山の手前の位置だった。そこからは北千丈寺山へは向かわず、南へと尾根道を歩いて行った。そちらが山頂となる南千丈寺山の方向だった。尾根の小径は雑木に囲まれた優しげな道で、ほぼ平坦で続いていた。進むうちに東に展望が現れて、大船山がすっきりと眺められた。その先で山頂への登りが始まり、おおよそ30mほど登ると大きな岩が現れた。そこが山頂で、大岩を越えた先の平らになった所に一等三角点が設置されていた。山頂の岩からだと2メートル近く低い位置なので、山頂は標高591mはありそうだった。その山頂だが、それまであまり受けなかった風を一気に受けることになった。冷たさのある風なので、その中で昼食をとりたく無かったので辺りを探ると、西側へ数メートル低い位置に祠が見えた。そこなら風は無さそうなので、祠の前へと移動した。祠は千丈寺大権現で、予想通り風を受けることは無く、良い休憩場所だった。但し展望は悪く、木立の間から西の山並みを僅かに見るだけだった。その西は春霞と言うか、ごくうっすらとした視界だった。一休みの後は、改めて山頂に立ってみた。冷たい風を受けることになったが、山頂は北東方向に展望があり、三国ヶ嶽辺りが眺められた。山頂は三角点周りが開けているので、今少し暖かい季節になれば、そこが良い休憩場所になるのではと思われた。山頂では35分ばかり休んで、次は北千丈寺山へと向かった。途中までは歩いてきた道を引き返す形となり、乙原コースとの合流点を過ぎると登り坂になった。登ると言っても南千丈寺山よりも低いので、20mも登れば北千丈寺山の山頂だった。その山頂はすっかり雑木林になっており、展望は無かった。そこからはそのまま尾根を北へと下って行った。細々と小径は続いており、少し下った位置より一気に展望が広がった。辺りは若木の植林地で、北から北東にかけての山並みが眺められた。その風景を見ながら下って行くと、小径は尾根筋から離れ出した。その小径がどこへ行くのか分からないので、こちらは尾根を辿って行くことにした。尾根に戻ると、道は無いものの樹間が空いており、ヤブコギの感じでも無く下って行けた。但し急傾斜のため、木に掴まりながらの下りだった。その尾根下りで、また小径に合流した。どうやら北西に離れ出していた小径が、再び尾根に戻ってきたようだった。後は尾根の小径を下って峠へと下り着いた。そこからは東へと歩いて行く。周囲は植林地で小径のはっきりしない所もあったが、谷筋を伝うだけなので適当に下って行くと、林道終点に出た。その林道を歩いて東へと向かって行くと、南北に走る大根谷林道に合流した。その合流点には千丈寺山と書かれた小さな標識が付いていた。後は南へと道なりに歩いて乙原集落へと近づいた。
(2013/4記)(2021/2改訂) 
<登山日> 2013年3月23日 10:54乙原てんぐの森駐車場スタート/10:58堰堤を渡る/11:31尾根に出る/11:45〜12:20山頂(南千丈寺山)/12:35北千丈寺山/13:03峠/13:15林道終点/13:23大根谷林道に合流/13:46エンド。
(天気) 始めは青空の多く見える空だったが、次第に薄晴れに変わってきて、うっすらとした陽射しを受けるようになった。気温は10℃ほど。山頂に出るまではあまり風を受けなかったが、山頂では冷たさのある南東の風を受けた。その風は次第に北東から吹くようになった。視界はうっすらとしており、特に西の空は判然としていなかった。
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乙原てんぐの森駐車場がスタート点だった 通行止めのクサリを越えて歩き出した 始めは舗装路歩きだった
雲の多い空だったが、青空も見られた 堰堤の先で遊歩道が始まった 沢の右岸を登って行く
遊歩道のそばにベンチを見た 階段の道を登るようになった 沢を渡って左岸側に出ることになった
すぐに右岸側に戻った 冬枯れの雑木林の中を登って行く 道そばに炭焼窯跡を見る
階段の道は次第に傾斜がきつくなってきた スミレの花をちらほら見かけた 沢を離れても急坂の道は続いた

 木立の間から
 山頂(南千丈
 寺山)を見る

 尾根に出た

 そこは広場のよ
 うになっており
 祠も安置されて
 いた
尾根に出た跡は、南へと山頂を目指した 前方に山頂(南千丈寺山)を見る 痩せ尾根のようになった所を通る

 尾根の途中で東に
 展望が現れた

   大船山を大きく見
   る

 立つ位置を変えて
 北東方向までを見
 る

  大野山を大きく見
  る

 南東方向には羽束
 山も見えていた


   尾根歩きを続ける
山頂への登りにかかった 山頂が目前になった 山頂は岩場になっていた

 山頂の岩場に立
 つと、そこより
 一段低い南側が
 開けていた

 その一段低い所に
 一等三角点(点名
 ・千丈寺山)が置
 かれていた
風を避けて少し離れた千丈寺大権現のそばで休んだ 大権現から山頂の岩場を見上げる 大権現のそばでアセビが花を付けていた

 山頂に戻って冷た
 い風を受けながら
 北の方向を眺めた

 西にも梢越しな
 がら展望を得た

  虚空蔵山の方向
  を大きく見る
山頂を離れて引き返す形で北千丈寺山に向かった 乙原コースの合流点に戻って、そこから北千丈寺山への登りにかかった

 緩やかな登り坂だ
 った

   すぐに北千丈寺山
   に立ったが、一帯
   はすっかり雑木林
   で展望は無かった

 北千丈寺山を越え
 てそのまま北へと
 下って行った

    北の展望が現れた
若木の植林地の中を下るようになった 更に北野風景がすっきりと眺められるようになった
下るうちに傾斜が増してきた 小径が尾根から離れたので尾根を辿ることにした 離れていた小径が戻ってきて再び小径を下って行く

 峠に下り着いた

 峠からは小径を
 東へと歩いて行
 った
植林地の中を歩くこともあった 林道に出たので、後は林道を東へと歩いた 舗装林道(大根谷林道)に合流すると南へと向かった
歩くうちに民家も現れてきた 道そばでミツマタの黄色い花を見た 乙原集落に入り、てんぐの森の駐車場に近づいた