TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津
 
新穂高    しんほたか 648m
摩耶山    まやさん 702m
 
1/2.5万地図 : 神戸首部 神戸市
 
【2015年2月】 2015-17(TAJI)
 
    《新穂高》  南東尾根より  2015 / 2 《摩耶山》  長峰山より  2015 / 1

 六甲山域の地図を見ると、摩耶山に近いピークに新穂高の名が付いている。北アルプスの有名峰をパロディとしたような名のため山名に好感を持てないが、その名が付くだけの理由があるのではと、少しは興味を持っていた。そこで一度は登っておこうと向かったのは、2015年2月の最後の日だった。アプローチとしては、杣谷コースで杣谷峠へと向かい、そこから新穂高を目指す考えだった。杣谷コースは一ヶ月半前の長峰山登山時に下山コースとして歩いており、そのときの最寄り駅は阪急六甲駅だった。そこで今回は違う駅から歩き始めようと、少し遠くなるが一つ手前の阪急王子公園駅を起点にすることにした。
 阪急王子公園駅の北口を出たのは午前8時前。今回は新穂高の他にも摩耶山にも登る考えだったので、始めに摩耶山の姿を広い場所から眺めようと、王子スタジアムに近づいた。ところがスタジアムの門は閉じられており、中に入ることは出来なかった。そのまま北へと歩くと、すぐに別の運動広場が現れた。そこは自由に出入り出来る所で、期待通りに摩耶山の姿が眺められた。その後は杣谷を目指して北東方向に向かった。河内国魂神社のそばを通って東に進むと、見覚えのある上野中学校の前に出た。その先の交差点で北に向かえば長峰橋そばの登山口に出られるはずだった。通りの傾斜は次第に強くなり、上野中学校から14分で長峰橋に到着となった。杣谷コースは前回は下山時に歩いたためか、少しきついと感じられたのだが、往路として登り出すと、けっこう軽快に登って行けた。途中から何度か沢を横切り、杣谷峠が近づくと、階段の道が続くようになった。登るほどに気温は下がって、登山口では4℃ほどだったのに、杣谷峠に出たときは2℃になっており、冷え冷えとした空気が漂っていた。杣谷峠で車道(奥摩耶ドライブウェイ)に出会うと、その車道沿いの歩道を西へと歩いた。すぐに徳川道に通じる道が右手に分かれたので、そちらに入った。真っ直ぐ進めば穂高湖に出てしまうが、すぐに左手に小径が分かれた。その小径が徳川道だった。徳川道に入ると周囲に笹が広がってきた。程なく笹の中をか細い小径が右手の斜面に現れた。見落としそうな小径だったが、その取り付き地点に新穂高のプレートを見たので、迷わず小径に分け入った。小径は笹に隠れ気味になっていたものの、はっきりと尾根上を続いていた。小さなピークが現れると、左手前方に小ぶりな鋭峰が姿を見せた。どうやらそれが新穂高のようだった。そこからは下り坂になり、そして登り返すのだが、ずっと笹に囲まれたままだった。改めて六甲山系は笹が多い所だと思った。道の傾斜が少し強くなって、それを登りきった所が新穂高の山頂だった。狭い範囲で地肌が現れており、山頂らしさはあった。主要コースから離れて静かなこともあって、雰囲気は悪くなかった。但し、山名標識は付いていなかった。周囲は雑木が囲んでおり、展望は悪いと言えた。それでも少し移動すると木立の切れ目が現れて、北東に六甲山牧場を、南に摩耶別山が眺められた。新穂高で一休みした後は南西に向かう小径に入った。そちらの道は笹が多いと言うことは無く、ごく普通の山道だった。展望もあって、途中で現れた岩場の小ピークでは、すっきりと摩耶別山が眺められた。西から北西にかけてが開けたときもあり、菊水山や石楠花山が眺められた。更に下って送電塔に出会い、その先も道なりに下って行くと、少し広い登山道に合流した。地図を見ると徳川道に合流したようだった。その徳川道を西へと歩くと、シェール道が合流し、沢沿いを歩くようになった。昼どきとあって沢では大勢のハイカーが休んでいた。その辺りで道は二手に分かれた。左手の道が桜谷道で、そちらに入った。緩やかな上り坂が小さな沢に沿ってずっと続いた。標高差にしておおよそ250mほど登ると車道が現れて、左手に向かうと掬星台に出た。上空は薄晴れになっており、柔らかな陽射しが広場に注いでいた。大勢のハイカーが休んでいたが、ロープウェイが通じているとあって観光客の姿も多かった。そこからは神戸の街並みが一望だったが、春霞と言えそうな視界のため、うっすらとした見え方だった。30分ほど休むと、掬星台を離れて摩耶山の山頂に向かった。車道に出て西へと歩き、最高地点への登山道に入った。そして三角点を眺め最高点に立った。ハイカーはちらほら見かける程度だった。その後は下山に移る。始めに市ヶ原に通じる天狗道を西へと歩いた。この道は途中で小さなピークを越すためか、上り坂が現れたりほぼ水平な所も多かった。その緩やかな所を歩いていると、左手に学校林道コースが分かれたので、そちらの道で下山することにした。市街地に向かって下って行くことになり、始めに少し展望があって須磨アルプスの辺りが眺められた。また摩耶山の姿を見ることもあった。そのコースが途中で何度か分岐したが、南へと最短コースを目指すと、途中からは六甲山系の道としてはかなりマイナーな雰囲気となってしまった。どうもあまり歩かれていないコースのようだった。落ち葉が登山道を隠している所や道のはっきりしない所もあったが、特にコースを外れることは無く、最後に出てきた所は神仙寺通の一角だった。登山口に標識は無く、目印としては近くにごく小さな公園(春日野1号緑地)を見る程度だったので、初めて来るには分かり難いのではと思えた。そこよりバス路線のある通りを目指して南へと下って行った。神戸龍谷高校、神戸労災病院の前を通って野崎通に出ると、野崎通5バス停が現れた。数分待つだけでバスは来て、10分も乗っておれば三宮駅到着となった。摩耶山は相変わらずの賑わいだったが、新穂高の静けさは六甲山系にあって一服の清涼剤ではと思えたこの日のハイキングだった。
(2015/4記)(2020/9改訂)
<登山日> 2015年2月28日 7:50阪急王子公園駅スタート/8:28長峰橋登山口/9:42杣谷峠/9:55新穂高分岐点/10:25〜39新穂高/11:33徳川道に下り着く/11:42桜谷出合/12:24〜56掬星台/13:05摩耶山山頂/13:55天狗道より学校林道に入る/14:56春日野1号緑地/15:05野崎通5バス停エンド。
(天気) 朝の空は雲が多いものの、ときおり陽射しが現れた。ときに青空が広がるも、また雲が増えてくるの繰り返しだった。杣谷の気温は4℃ほど。杣谷峠に着くと、2℃まで下がっていた。新穂高山頂、掬星台ともに風はほとんど無かった。視界は春霞なのか、うっすらとしていた。掬星台では、薄晴れの空になっていた。下山中は更に天気は良くなり、麓に着いたときは、うっすらとはしているものの快晴となっていた。
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この日のスタートは阪急王子公園駅だった 王子スタジアムのそばを通って行く 運動広場が現れると、摩耶山が眺められた
長峰橋を目指して北東に向かった 五毛五差路交差点を通過する 見覚えのある上野中学校の前に出てきた
上野中学校の先の交差点を左折して北に向かっ
この先が杣谷であることを示す「杣」の標石を
見た
歩道も現れて、ずっと北へと歩いた

 長峰橋に着いた

 王子公園駅から
 40分近くかか
 っていた

 登山コースに入る

 杣谷峠まで2.5
 kmだった
杣谷コースは緩やかな道で始まった 杣谷コー
スは徳川道でもあるようだった
登山道は一部で工事が行われており、仮コース
を歩くことになった
沢を渡って左岸に出る これ後も何度か沢を横
切ることになった
緩やかな左岸路を歩く 砂防ダムの前を横切って右岸に移る 一度、背後に神戸の街が眺められた

 急坂が現れて、
 クサリを掴んで
 登った

  また砂防ダムの前
  を横切って右岸に
  移った
小さな滝を見る 何度目かの沢渡りだった 人の顔に見える岩の前を通った
登山道は遊歩道の雰囲気になってきた ごく易しく歩いて行けた 峠が近づいて石段がずっと続くようになった

 杣谷峠に着いたと
 きは登山口から74
 分が経っていた

   車道に出ると、西
   に向かって歩いた
北を見ると六甲山牧場そばの尾根が眺められた 左の写真に写っているQBBチーズ館を大きく
見る
程なく、北へと延びる広い道が現れた
その広い道に入ると、すぐに左手に小径が分か
れた
その小径が徳川道だった  徳川道は緩やかな道で、周囲は笹だった

 ごく細い道が右
 手に分かれた

 小さく「新穂高」
 の標識を見て、
 その小径に入っ
 た

 笹の中に続く小
 径を辿って尾根
 に向かう
尾根を辿りだすと、前方に鋭峰の頂が望めた 
それが新穂高のようだった
尾根も笹が茂っていたので、尾根道も笹に隠さ
れ気味だった
次第に尾根道がはっきりしてきた
新穂高がはっきり見える所が現れた ずっと笹の尾根が続いた 笹道を歩くうちに山頂が近づいた

 新穂高の山頂に着
 いた 狭い範囲で
 平坦になっていた

   別の角度から山頂
   を見る 静かな山
   頂だった

 山頂から少し東に
 移動すると、六甲
 山牧場の背後に広
 がる尾根が眺めら
 れた

   南には摩耶別山が
   大きかった

 下山は南西方向へ
 の道に入った

  少し下ると、南西
  方向に展望が開け
  た
 
鍋蓋山と菊水山の並ぶ姿を見る 上の写真に写る高尾山を大きく見る 上の写真の右手には石楠花山も望めた
下りを続けると、また笹の茂る所が現れた 小さなピークに着くと、そこは岩場だった 岩場の上に立つと、けっこう展望が広がった

 先ほど立っていた
 新穂高から摩耶別
 山までが眺められ
 た
摩耶別山の山頂を大きく見る 北西に見えていたのは石楠花山だった 下山を続ける

 石楠花山の方向が
 広く眺められるこ
 とがあった

   送電塔が現れて、
   下る方向が南へと
   変わった
登山道は緩やかになってきた 小さな沢が現れると、その先は徳川道だった 徳川道を西へと歩く

 右手からシュール
 道が合流した

 広い沢に沿うよう
 になると、程なく
 桜谷道が左手に分
 岐した

 徳川道は沢を渡っ
 て西へと続く
桜谷道に入った 桜谷道は緩やかな上り坂だった 程なく小さな沢に沿うようになった

 ハイカーは少な
 く静かな道だっ
 た
 

 堰堤の前で沢を
 横切る
登るほどに道は遊歩道の雰囲気となった 「産湯の井」のそばを通る 車道に出ると、掬星台までは僅かな距離だった
掬星台に着いた 掬星台で昼休憩とした 柔らかい陽射しを受けながらだった
展望台に立って北東から東にかけてを眺める 長峰山の山頂に人が立っているのが眺められた
掬星台はこの神戸市街の眺めで有名だが、この日はうっすらとした視界だった 神戸ハーバーランドの方向を見る
休憩を終えて車道に戻る 車道を西に歩いて、摩耶山への小径に入った すぐに三等三角点(点名・摩耶山)の前に出た
三角点のそばには小さな祠があり、赤い鳥居も見えた 鳥居の西側が最高点で、そこより鳥居の方向を眺めた
山頂を離れて電波塔のそばを通る 天狗道に入った 摩耶山への主コースらしく、よく踏まれた道だった

 振り返って摩耶山
 の山頂を望む

   展望地が現れてそ
   こに立つと神戸港
   が眺められた
天狗道は十分な道幅があった 前方に菊水山と鍋蓋山が重なって見えた 天狗道は平坦な道として続くようになった
平坦な尾根の途中で左手に学校林道が分かれた 学校林道に入った 学校林道を下るうちに右手が開けてきた

 神戸市の中心部が
 望めた

 左の写真に写る須
 磨アルプスを少し
 大きく見る
上の写真に写る神戸市の中心部を少し大きく見る 近くの尾根に建っていたのは布引ハーブ園だった 北東に摩耶山が見上げるようにして眺められた
三つの送電塔が並んでいる所を通る 前方に海を見ながら下った 旧摩耶道が左手から合流した
次に新神戸駅に向かうコースが右手に分かれた
が、真っ直ぐに進む
更に東山尾根コースと神仙寺通コースに分かれた
ので、早く麓に着こうと神仙寺通コースを選んだ
神仙寺通コースは落ち葉が積もっていた あま
り歩かれていないようだった
道も細く、登山道のはっきりしない所も現れた 砂防ダムの上流部を横切ることもあった このコースがあくまでも学校林道のようだった
山裾の住宅地が見えてきた 最後の階段を下ったが、登山口の標識は無かっ
登山口の近くで目印になるのは春日野1号緑地
だった
急坂の車道を下り出すと神戸龍谷高校の前を通
った 前方に海が見えていた
神戸労災病院の前を通る 野崎通5バス停でバスを待つと、すぐにJR三宮
駅に向かうバスが現れた