TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬
 
牛ヶ峰山    うしがみねさん 712.8m 若桜町(鳥取県)
新温泉町
 
1/2.5万地図 : 湯
 
【2014年8月】 No.2 2014-69(TAJI&HM)
 
    海上集落の手前より  2014 / 8

 牛ヶ峰山の名に惹かれて登ったのは1997年4月のことだったが、ごく簡単に登れてしまったことと展望が無かったこととで、いつしか印章の薄い山になってしまった。そこで印象を新たにしようと、再訪に向かったのは17年後の2014年8月のことだった。
 国道9号線を鳥取県境近くまで走り、県道262号線へと入った。そしてすぐに右手に細い道が分かれたので、そちらに入った。内山集落を抜けると越坂集落が現れ、その越坂集落も抜けると、車道は林道の様相になってきた。行く先は蒲生峠だった。程なく左手に小さな登山口標識が現れた。そこが牛ヶ峰山の登山口だった。それを見て、車は近くの道幅が少し広くなった位置に止めることにした。そこからのハイキングの様子は、よく知られているコースを歩いたことでもあり、ここでは詳しく書かないが、曇り空とあって気温はさほど高くなかったため、無理なく登って行けた。以前よりも道幅は少し広くなっているように思えた。兵庫100山に選ばれて、それだけ訪れる人が多くなったためかと思われた。その登山道の途中では、蘇武岳、三川山が眺められた。牛ヶ峰神社まで30分ほど、そこから山頂までは目と鼻の先だった。他の山と同様にクマザサは減っているものと思っていたのだが、そのようなことは無く、クマササに勢いこそ無かったものの、けっこう茂っていた。また植林が生長したこともあって、展望に関しては以前よりも悪くなっていた。山頂ではササの空いた所で昼休憩とした。休憩後に展望はないかとササをかき分けて辺りを探ったのだが、そのヤブコギをしていると、播州北部の山も以前はこのような感じだったのにと、少し感慨にとらわれた。展望に関しては南の方向はほぼ無かったものの、北の方向は少しあり、鐘尾山の尾根や鳥取側の海岸線が眺められた。下山は往路コースをすんなりと引き返した。この二度目の牛ヶ峰山登山はじっくり登ったことでもあり、牛ヶ峰山の良さが少しは味わえたようだった。登山道を囲む自然林の美しさ。牛ヶ峰神社付近の落ち着きある佇まい、そして今も残るクマザサの広がる風景に接して、ここまで来て良かったの思いで下山した。
(2014/8記)(2020/11改訂)
<登山日> 2014年8月3日 11:45登山口スタート/12:18牛ヶ峰神社/12:22〜14:00山頂/14:30エンド。
(天気) 曇り空。気温は尾根も山頂も25℃だった。涼しい風を受けたが、湿り気の多い風だった。視界はまずまず良かった。下山を始める頃より、ときおり雨がぱらついてきた。
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登山口の少し手前に車を止めて、そこから歩き
出した
登山口の標識は小さかった 始めに竹林の中を歩いた
牛ヶ峰神社の鳥居が現れた 緩やかな登山道を登って行く 道幅は広かった 美しい自然林の中を登るようになった

 登山道の周囲にク
 マザサを見るよう
 になった

    展望が現れて、東
    に三川山の尾根を
    見る

 右上の写真に写る
 三川山を大きく見
 る

 同じく白菅山を大
 きく見る
自然林にブナを多く見るようになった ブナの緑が美しかった 牛ヶ峰神社が近づいて、石段が現れた
平坦な所が現れた その先で牛ヶ峰神社の休憩所と思える建物を見た 神社への石段を登るとき、二体の石仏を見た
石段を登って行く 牛ヶ峰神社へと近づいた 牛ヶ峰神社の前に立った
牛ヶ峰神社の横から山頂への道が始まっていた 山頂へと近づいて行く 山頂が間近になると、クマザサをかき分けて歩いた

 一番高い位置と思
 われる所が少し開
 けており、そこが
 山頂のようで三角
 点を見た

 ニ等三角点(点名
 ・牛ヶ峰)を見る
適当な休憩場所を求めて、クマザサをかき分け
ながら少し南へと歩いた 
木立に囲まれているものの、クマザサの少ない
所を見つけて昼休憩とした
昼食を終えると、展望地はないかとクマザサの
ヤブコギで辺りを探った

 山頂より少し北
 の位置で、北の
 尾根が眺められ
 た

 左の写真に写る
 鐘尾山の尾根を
 少し大きく見る
上の写真の左手を見る 見えていたのは岩美町の田後港のようだった クマザサをかき分けて南の方向へと歩いた
ときに美しいブナの林も現れた ヤブコギに飽いて、この風景が見えた所までと
した
樹間を通して見えていたのは仏ノ尾だった
大ズッコも望まれた 山頂に戻ってきて下山の途についた すぐに牛ヶ峰神社が見えてきた
牛ヶ峰神社の石段を下る 自然林を下るようになった 優しい風景の中を歩いて行く

 下っていると久
 斗山の方向が眺
 められた

   久斗三山を大きく
   見る
再び緑の美しさを味わいながら下った 鳥居が現れると、登山口は近い 登山口が見えてきた