TAJIHM の 兵庫の山めぐり <播磨編 
 
大井戸山    おおいどやま 794.1m 多可町
 
1/2.5万地図 : 丹波和田
 
【2022年11月】No.5 2022-159(TAJI&HM)
 
    加美区奥豊部より  2022 / 11

 大井戸山をしっかり登るコースとして西麓側にあるラベンダーパーク多可からのコースは、標高差も550mほどあって悪くないコースと思える。そのコースを2019年6月に登ったのだが、麓は晴れていたのに山上はガスが広がっており、展望を楽しめないままに終わっていた。そこでリベンジ登山をしようと向かったのは、3年後の2022年11月の好日だった。
 ラベンダーパーク多可の駐車場に車を止めると、まずは登山口へとラベンダー園の遊歩道を登って行った。本来はラベンダー園の中央をずっと登るべきなのだが、始めこそ中央の遊歩道を登っていたものの途中から北寄りの遊歩道を登った。ラベンダー園の最上部まで登ると、そこにふれあい広場まで220mの標識を見た。ふれあい広場の先が登山口だった。その標識の近くにフェンスがありゲートが付いているのが見えた。案内図もあってそれを見ると、そのゲートを抜けてもふれあい広場に行けるようだった。実際は案内図を見誤ったのだが、ゲートを抜けて植林地の中へと入った。植林地内を小径は続くと思っていたところ、すぐに小径は不確かになってしまった。コース誤りに気付いたが引き返さずに登山道がある方向へと植林地の斜面を登ることにした。倒木が多くありけっこう歩き難さはあったものの、無事登山道に合流となった。後は登山道を辿るだけだったが、あまり手入れをされていないようで、丸太の階段が雑草に隠れ気味になっていた。登山道はつづら折れになっており、斜面を緩やかに登った。周囲の木々は紅葉が進んでいた。そのつづら折れの道は山頂まで780mの標識が現れた位置で終わった。後は東に向かえる尾根を登って行くのだが、その尾根に着くと左手から巡視路が現れてその巡視路に合流することになった。巡視路はプラ階段になっており、スムーズな登りだった。展望も現れて三国岳を見た。そのプラ階段も送電塔(奥多々良木線31番)までだった。後は尾根筋を目印テープを追うようにして登った。木々の紅葉は進んでおり、その落ち葉で滑り易くなっていた。ロープが付けられた急坂もあったので慎重に登った。また標識が現れるとそこは丹治コースとの合流点で、山頂まで360mの位置だった。山頂へと南西尾根を登るようになり、きれいな紅葉を見るようになった。山頂が近づくと大岩を巻くようにして登って、その先で現れたのは素晴らしい展望地だった。前回登山ではその展望を楽しめなかったが、この日は南西の笠形山から西向かいの深谷山まで遮るものも無く眺められた。その展望を楽しみながら昼休憩をすることにした。但し山頂までは数十メートルの距離だったので、さっと山頂に立つとすぐに引き返して展望地で腰を下ろした。南の方向も眺められて妙見山もすっきりと見えていた。ただ青空が広がっているのは東の空だけとなっており、展望の広がる西の空は薄晴れ状になっていた。上空も鱗雲が広がっていた。昼食後に再度山頂に立つと、そこからは篠ヶ峰の姿が大きく眺められた。前回登山でのモヤモヤ感はすっかり消えて、十分に満足の思い出下山に移った。下山は忠実にラベンダー園に向かうコースを辿った。急坂が多い上にそこに落ち葉が積もっているとあって、とにかく足下に注意しながら下った。往路でけっこう足を踏ん張って登っていたので、この下山は足に疲れを感じながらの下りだった。それでも再び紅葉を楽しみながらでもあった。コースを忠実に辿ったため、無事東屋の位置まで下りて来た。その近くでラベンダー園を足下に見ることが出来るベンチが現れたので休憩とした。そのベンチのそばで、この日一番ではと思える見事に黄葉した木を見た。後はラベンダー園に入ると中央の遊歩道を下って総合案内所へと近づいた。
(2022/12記)
<登山日> 2022年11月11日 11:10ラベンダーパーク多可の駐車場スタート/11:20害獣除けゲートを抜ける/11:32登山コースに合流/12:00〜05[31番]鉄塔/12:22山頂まで360m地点/12:46〜13:40山頂(展望地の休憩含む)/14:09〜14[31番]鉄塔/14:44〜49ふれあい広場/15:00総合案内所/15:06ラベンダーパーク多可の駐車場エンド。
(天気) スタート時は快晴だった。次第に雲が増えてきて、山頂に立ったときは西の空は薄晴れになっていた。上空から東は青空だった。山頂の気温は15℃で、風はほとんど無し。視界は少しうっすらとしていた。下山中に雲は少なくなり、ラベンダー園に戻ってきたときは再び快晴の空になっていた。
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ラベンダーパーク多可の駐車場に駐車する 売店の前を通ると、園の案内図を見た  総合案内所の背後に大井戸山を見る
階段の先がラベンダー園だった 園内に入ると遊歩道を登ってふれあい広場に向かった ラベンダー園の北辺の道を歩いて最上部に近づいた
ふれあい広場まで220mの標識を見る その標識を見誤って直進すると、ゲートが現れた ゲートを抜けると植林地内を進んだ
すぐに道は不確かになったため、道誤りに気付いた 引き返さず登山道がある方向へと適当に斜面を登った ふれあい広場より少し上の位置に出てきた
大井戸山登山道に合流する 登山道は下草に隠れ気味になっていた 登山道はつづら折れの道となった
周囲の木々が色付いているのが見られた 登山道は落ち葉に覆われていた つづら道はこの標識までだった 山頂まで780mだった
登山道は尾根の方向に向かった 尾根筋に出ると前回は見なかったプラ階段に合流した 巡視路と思えるプラ階段は尾根上を続いた

(←)
プラ階段の途中で
展望地が現れた

 (→)
  プラ階段を登って
  いると、前方に送
  電塔が見えてきた

プラ階段はこの送電塔(奥多々良木線31番)までだった 送電塔の位置からは千ヶ峰が眺められた プラ階段は無くなったが、登山道は尾根上を続いた
色付きの良い木を見かけた ウリハダカエデが紅葉している中を通った 登山道の傾斜が増してきたとき、岩の多い所を通った
尾根がはっきりしなくなって南西尾根に近づいた 南西尾根に出ると、そこで丹治コースに合流した 合流点は山頂まで360mだった
南西尾根に入って見頃の紅葉が増えてきた 黄色く色付いた木も良かった 尾根歩きを続けていると、岩が多くなってきた
大岩が現れた 大岩を巻くとき、ロープを掴んで登った 山頂は今少し先だった
この大岩も巻くことになった 大岩を越すと、山頂手前の展望地に着いた 展望地で足を止めず、すぐに山頂を目指した

すぐに山頂が近づ
いた

山頂に着いて四等
三角点(点名・大
井戸山)を見る
山頂からすぐに展望地に戻って休憩とした 改めて展望を楽しんだ
上の写真に写る笠形山と飯森山の並ぶ姿を少し大きく見る 同じく千ヶ峰と深谷山の並ぶ姿を大きく見る
妙見山を大きく見る 足下にラベンダー園が見えていた 再び山頂に立って、間近に篠ヶ峰を眺めた
篠ヶ峰の山頂を大きく見る 下山は往路を戻った 急坂をロープを掴んで下った 紅葉の中を下る
南西尾根を下って行く 南西尾根を離れる位置まで下りてきた 今度は西尾根を下って行く
ウリハダカエデが茂る所まで下りてきた 31番鉄塔まで戻ってきた 鉄塔のそばからも三国岳が望めた
プラ階段を下って行く つづら折れの道に入った ふれあい広場が近づいてきた
フェンスのゲートを抜ければふれあい広場だった 東屋のそばに下りてきた ふれあい広場の遊歩道を歩いて、このベンチに着いた
ベンチの位置から足下にラベンダー園を見る ベンチの近くの木が見事に黄葉していた ふれあい広場を抜けて、ラベンダー園の最上部に出た

西向かいは深谷山
の尾根だった

千ヶ峰の山頂もち
らりと見えていた
キャットミント通りを下って行く ラベンダーはきれいに選定されていた 振り返ると、快晴の空に大井戸山を見た
キャットミントと思える青い花が咲いていた 総合案内所の前に下りて来た ショップの前を通って駐車場に近づいた