TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
竜ヶ岳     りゅうがたけ 816.7m 多可町・丹波市 No.4
大井戸山   おおいどやま 794.1m 多可町 No.3
 
1/2.5万地図 : 大名草/丹波和田
 
【2018年10月】 2018-145(TAJI&HM)
 
   (竜ヶ岳) (大井戸山) 加美区三谷より  2018 / 10

 竜ヶ岳にしろ大井戸山にしろ一番短時間で登れるコースは清水峠からのコースとなるので、両山を一緒に登ろうと向かったのは2018年10月下旬の土曜日のことだった。天気予報は晴れとなっていた。その天気予報通り播州南部は好天の空だったが、北に向かうにつれ雲が増えてきた。それでも多可町の空は、まだ晴れて呼べそうな空だった。加美区市原で国道427号線を離れて林道を目指した。その林道にすんなり入ると、林道は舗装されておりスムーズに進めた。また林道が分岐しても標識のおかげで迷うことは無かった。その林道の終点に数台分の駐車スペースがあり、そこが登山口だった。竜ヶ岳、大井戸山共に前回登山はその清水登山口から登っていたので勝手は分かっていた。今回は秋の登山とあって暑さを気にせず登れるのは良かった。ほぼ植林地の斜面を登って20分ほどで清水峠に着いた。そこからは先に竜ヶ岳を目指した。この尾根も植林地は多かったが雑木林になることもあり、その雑木は紅葉が進んでいた。竜ヶ岳山頂までは幾つか小さなピークを越して行くため、上り坂ばかりではなく下り坂もあった。ただ尾根は易しいとあってけっこう気楽な登りだった。山頂手前の810mピークで漸く展望が現れて、そこからは千ヶ峰が望めた。登るうちに天気は良くなっていくと思っていたのだが、その逆のようで黒い雲が増えて青空は減っていた。その先では今度は東の方向が開けて、遠くは多紀アルプスが望めた。竜ヶ岳山頂に着いたのは、清水峠を離れてから40分後だった。雲の多い空だったが、着いた直後に陽射しが現れて明るい山頂での休憩となった。山頂は好展望地であり、眼前に広がる多可町の山並みを眺めながら昼食とした。ただ休むうちに青空は更に減って、30分も経つとすっかり曇り空に変わってしまった。しかも薄黒い雲だった。気温も14℃まで下がって肌寒さが増してきた。そこで歩いて体を休めようと、大井戸山に向かうことにした。清水峠まで戻るとそのまま南へと向かうのだが、始めに70mほどの登りがあってけっこう足を使うことになった。その後は尾根が緩んで歩き易くなったのだが、今度は岩場が行く手を阻みだした。その辺りは目印テープを追って歩くも、目印テープを見失うと適当に歩くことになった。竜ヶ岳コースと比べると、少々険しさがあるようだった。750mピークを越すと歩く方向は西となり、前方に鋭いピークが見えてきた。そこが大井戸山かと思えたが、そこまでにも幾つか岩場があった。漸く山頂に着いたかと思ったところ、まだ先にピークがありそちらが山頂だった。そこまで来て前回も同じ思いを持ったことを思い出した。山頂に着いたときに陽射しが広がったので、漸く晴れて来るのかと思ったが、すぐに雲が広がってきた。それと共に竜ヶ岳よりも冷たい風が吹いてきた。その大井戸山も展望があって篠ヶ峰を間近に見るだけでなく、南に広がる山並みを眺められたが、山頂より数十メートル更に西に離れた位置に好展望地があり、南の風景だけでなく西には千ヶ峰から笠形山へと続く尾根が眺められた。その風景に満足して下山に移った。歩いてきた道をただ引き返すのみ。再び曇り空に戻った空の下で下山を続けたのだが、尾根を離れて登山口へと西斜面を下り出すと、天気は急速に回復してきた。登山口に戻ってきたときには、上空に青空が戻っていた。その天気はその後も増々良くなり、国道427号線に出てきたときは、すっかり快晴の空となっていた。
(2018/11記)
<登山日> 2018年10月27日 10:24清水登山口スタート/10:43清水峠/11:17[810m]ピーク/11:25〜12:04竜ヶ岳/12:36〜43清水峠/13:15[750m]ピーク/13:33〜59大井戸山/14:43清水峠/15:01エンド。
(天気) スタート時の空は雲は多いものの晴れと呼べそうだった。竜ヶ岳山頂の気温は17℃。風が少しあってひんやりとしていた。視界はまずまず良かった。その竜ヶ岳山頂で休むうちにすっかり曇り空となって、気温は14℃まで下がってきた。大井戸山への尾根歩きも曇り空の下だった。その空が大井戸山に着いたとき、一時的に青空を覗かせた。大井戸山の気温は15℃で、弱いながらも冷たい風を受けた。その後も曇り空が続いたが、樹林帯を下っている間に天気は良くなっていたのか、登山口を離れて麓に下りてくると、快晴の空になっていた。
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林道を終点まで
走ると、そこが
竜ヶ岳登山口で
その前に広い駐
車スペースがあ
った

清水峠へと登山口
に入った
植林地の中を登って行く ミツマタの群落を見る 登山道上には礫の多い所があり、少し歩き難かった

(←)
沢に沿って歩いて
いたが、途中から
離れることになっ


 (→)
  境界尾根が間近に
  なってきた

尾根に着くと、
そこが清水峠だ
った

峠の地蔵さんを見

先に竜ヶ岳に向かった 周囲の木々に雑木を見るようになった 概ね易しい尾根だった また植林地の中を歩く
尾根の傾斜が増してきた 陽射しを受けて登ることがあった 途中で一休みとする
また植林地の中を登る また雑木が混じってきた ウリハダカエデの紅葉が進んでいた
尾根が緩んだとき、左手に展望が現れた 木々の切れ目から千ヶ峰が覗いていた 千ヶ峰の右手に見えたのは深谷山だった

(←)
この度は東の方向
が開けた

 (→)
  東の方向もクリア
  な視界だった
弘浪山の方向を眺めると、遠くは三嶽も望めた 北東には木々の隙間から五台山が望めた
南東方向には白髪岳が認められた 左の写真の右手に篠ヶ峰を見る
南ピークに着いた 前方に山頂の姿を見る 山頂が間近になった

(←)
竜ヶ岳の山頂に
着いた

  (→)
  山頂の三等三角
  点(点名・竜ヶ
  岳)を見る

前回と比べて山
頂のアセビは増
えていた

程なく陽射しが現
れて、明るい中で
休憩を始めた

(←)
竜ヶ岳山頂は好展
望地で、千ヶ峰の
尾根が眺められた

 (→)
  大井戸山を大きく
  見る
笠形山を大きく見る 千ヶ峰を大きく見る 深谷山を大きく見る

上の写真に写る
加美アルプスを
少し大きく見る

休むうちに上空は
すっかり薄黒い雲
に占められてしま
った
竜ヶ岳山頂の休憩を終えると、清水峠へと引き返した アセビが茂る所を通った 小さなピークを越して行く

東に展望が現れ
ると、旧氷上町
の中心部に光が
当たっているの
を見る

緩やかに下って峠
へと近づいた
清水峠に戻ってきた そのまま尾根を南へと歩いて大井戸山に向かった 急坂が続くようになった
途中で氷上町三原地区からのコースが合流した 尾根が緩んだとき、岩が並ぶ所を通った 植林地がきれて、また色付いた葉を見るようになった
また坂を登って行く 大井戸山の方向を示す標識を見た 大きな岩を見るようになった
岩場は巻くようにして歩いた また尾根上を歩いて行く きれいに色付いた黄葉を見る
750mピークに着くと、そこに図根三角点を見た 歩く方向が西となったが、少し歩き難くなった 尾根としては緩やかだった

大きな岩を越し
て行く

南の展望が現れた
とき、そこに見た
のは西光寺山だっ

この急坂の先が山頂と思ったが ピークに着くと、山頂は今少し先立った 山頂手前の鞍部へと下る
上り坂となって山頂が目前となった 大井戸山の山頂に着いた ちょうど陽射しが現れた 山頂に四等三角点(点名・大井戸山)を見る

山頂からは北の
方向に展望があ
った

左の写真の右手に
竜ヶ岳を見る

南の方向にも展
望があった

尾根続きの篠ヶ峰
もすっきりと眺め
られた
篠ヶ峰の右手に岩屋山を見る 山頂の先に好展望地があるので、そちらに向かった 西へと歩くと、すぐにその展望地に着いた
展望地に立つと、10年前と変わらぬ好展望が楽しめた

上の写真に写る
笠形山の方向を
大きく見る

岩屋山の背後に見
えたのは西光寺山
だった
大井戸山の山頂を離れて、来た道を戻った 途中、アセビの茂る所を通った 750mピークまで戻ってきた
清水峠へと向かうにつれ急坂を下るようになった 清水峠を離れて西斜面に入った 沢そばを歩く所まできた

(←)
登山口に戻ってき


 (→)
  麓に出てきたとき
  は、すっかり快晴
  の空に変わってい
  た