TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
藤ヶ峰    ふじがみね 941.9m 宍粟市・神河町
南千町ヶ峰 みなみせんちょうがみね 985.6m
 
 
1/2.5万地図 : 長谷
 
【2017年11月】 No.2 2017-113(TAJI&HM)
 
    《藤ヶ峰》  南千町ヶ峰の近くより  2017 / 11

 2017年8月に宍粟50名山に別選5山が加えられたとき、その一つに入ったのが藤ヶ峰だった。藤ヶ峰には1998年5月に福知川の下流、高取集落から登っていたが、別選5山を紹介するパンフレットを見ると、まだ歩いていなかった千町三差路からのコースが紹介されていた。そのコースに興味が湧いて登ってみることにした。向かったのは2017年11月3日の文化の日のことで、19年ぶりとなった。前回は610mピーク(点名・高取)、671mピーク(点名・田ノ小屋)を越して藤ヶ峰が最高地点となっていたが。今回のコースは藤ヶ峰までには藤ヶ峰よりも高いピークが幾つかあり、その一つが南千町ヶ峰だった。
 福知渓谷沿いの車道をずっと走ると、砥峰高原への道が分かれた先で福知川を離れて千町峠へと向かうようになった。車道は基幹林道・千町段ヶ峰線としてゆっったりとした道幅で、ずっと上り坂だった。福知川の位置より100mほど登って標高が850mとなったとき、三差路が現れて下千町へ向かう道が分かれた。そこが千町三差路で、近くに藤ヶ峰の登山口標柱を見た。三差路にも数台分の駐車スペースがあったが、三差路に歩いて近づきたく、少し戻った位置にあった数台分の路肩スペースに駐車とした。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。ひたすら宍粟市と神河町との境界尾根を歩くのだが、尾根は支尾根の分岐が幾つかあったため頭に地図を描きながら歩いた。ただ尾根には赤テープも標識もあったので、それに注意さえしておれば、まずは無難に歩けた。尾根の紅葉は進んでおり、それを楽しみながらの尾根歩きだった。最初のピークが南千町ヶ峰で、そこに四等三角点(点名・下千町)を見るものの展望の無いピークだった。そこより少し進むと開けた所が現れて、北に向かって展望が開けていた。そちらに見えていたのは氷ノ山で、他にも千町ヶ峰、大段山が近くに見えており、いずれの山も紅葉の姿だった。その先は少し尾根筋が分かり難くなっていたが、目印テープに従うと自然と尾根を辿れるようになった。登る方向が北西になると、右手方向に葉を落とした木々を通して二つの山が並んでいるのが見えた。千町ヶ峰と南千町ヶ峰だった。前方に木々を通して見えていたのは970mピークで、その970mピークに着くと、南西方向へと緩やかに下った。そして鞍部に着いて南の方向に登り返すと小さなピークに着いた。そこが藤ヶ峰の山頂で、三等三角点(点名・白口)を見た。前回も展望は良くなかったが、その状況は変わっていないようで雑木が視界を妨げていた。その雑木の空いた所から見えていたのは峰山高原の尾根だった。藤ヶ峰で昼休憩としたが、三角点のそばは北風が冷たかったため、少し離れた位置にあった日溜まりで休むことにした。展望が少ないこともあって、昼休憩を済ませるとすぐに下山に移った。下山は往路は戻ったので、また境界尾根歩きだった。再び尾根の紅葉を楽しむことになったが、午後に入って雲が増えてきたこともあり、紅葉は陰った中で見ることが多くなった。そのため午前に比べて鮮やかさは減っていた。駐車地点に戻ってきたのは14時前。往路は110分、復路は95分だったので、適度に尾根歩きを楽しめたようだった。
(2017/11記)
<登山日> 2017年11月3日 10:03駐車地点スタート/10:07千町三差路登山口/10:34南千町ヶ峰/11:27[970m]ピーク/11:51〜12:11藤ヶ峰/12:30[970m]ピーク/13:29南千町ヶ峰/13:48エンド。
(天気) 快晴。澄んだ青空が広がっていた。尾根の気温は19℃ほどで、藤ヶ峰では17℃だった。藤ヶ峰では弱いながらも冷たさのある風を受けた。視界は良かった。午後に入って雲が少し増えてきた。
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 (←)
 千町三差路の少し
 手前に駐車して千
 町段ヶ峰林道を北
 へと歩いた

  (→)
  数分で千町三差路
  に着いた


 千町側の林道に
 入ると、すぐに
 登山口標柱が現
 れた


 登山口標柱を見
 る

 (←)
 登山口に入る前に
 北の方向を眺めた


 (→)
  左の写真に写る一
  山の辺りを大きく
  見る
登山道に入った 尾根道ははっきりしなかった 左手に千町段ヶ峰林道を見る 近くの木がきれいに紅葉していた
始めに植林地を通った 少し登ると自然林を歩くようになった 周囲の木々は紅葉の見頃だった
きれいに黄葉した木を見る 紅葉を楽しみながら歩いた 尾根ではアセビも多く見た
上り坂が続いて南千町ヶ峰に近づいた 南千町ヶ峰に着いた そこに四等三角点(点名・下千町)を見た
そこは樹林に囲まれており、展望は無かった すぐに南千町ヶ峰を離れて先へと進んだ 尾根が緩やかになって木々が疎らになってきた
開けた所が現れて、この木立の先に展望が広がっていた 展望地に立つと氷ノ山が望めた また近くに見える千町ヶ峰の姿が大きかった
右上の写真に写る三久安山から氷ノ山を大きく見る 氷ノ山と藤無山を大きく見る


 須留ヶ峰の方向
 を大きく見る


 大段山の後方に
 見えていたのは
 妙見山だった

 (←)
 立つ位置を変え
 ると、これから
 向かう藤ヶ峰が
 望めた


 (→)
  藤ヶ峰の左手に
  見えていたのは
  黒尾山だった

 (←)
 峰山高原の方向も
 眺められた


  (→)
   1054mピーク
   の右手後方にちら
   りと暁晴山が見え
   ていた
  
赤テープを追って南西へと向かった ウリハダカエデの紅葉を見る 尾根がはっきりしてきた
落ち葉が積もる尾根道だった 送電塔が現れた 送電塔のそばからは砥峰が間近に眺められた


 場所を変えると
 夜鷹山の右手も
 眺められた


 夜鷹山を大きく
 見る

 その手前は砥峰
 高原だった
その辺りこはコース目印では無い赤テープがやたらと
多かった
目印を気にせず西へと向かうと尾根がはっきりとして
きた
再び紅葉を楽しむことになった
色付きの良い木々を眺めるうちに、進む方向は北西に
変わっていた
木々を通して右手に見えたのは、千町ヶ峰(左)と南
千町ヶ峰(右)だった
前方に見えたのは、これから向かう970mピークだった
優しい尾根歩きだった 970mピークに着いた 逆光で光る紅葉を見た ハウチワカエデだろうか
970mピークを離れると、植林地を歩いた 植林地は長く続かず、すぐに雑木林に変わった 木々が疎らになった所を歩いた
標識が現れて南に向かうことになった 緩やかな上り坂だった 山頂が間近になった


 藤ヶ峰の山頂に
 着いた


 そこに三等三角
 点(点名・白口)
 を見た
山頂からの唯一の展望は、西向かいの尾根だった 山頂から少し離れた陽だまりで昼食とした 昼食を済ますと、すぐに下山に向かった 往路を戻る
少し戻ったとき、藤ヶ峰を振り返った 970mピークに近づいた 970mピークを越して、紅葉の壁紙の中を下った
梢越しに千町ヶ峰の山頂を見る 雲が増えてきて、陽射しの現れる時間が減ってきた 送電塔のそばに戻ってきた 南の空は雲が増えていた
南千町ヶ峰へと登って行く 大きなブナのそばを通った 展望地に着いて午後の千町ヶ峰を眺めた
南千町ヶ峰まで戻ってきた 後はずっと下り坂だった 下る方向に千町ヶ峰を見た
千町三差路が見えてきた 登山口に戻ってきた 後は駐車地点まで僅かな距離だった