TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
十年  (宮ノ後山) 1039.3m 宍粟市
じゅうねん
宮ノ後山    みやのうしろやま 871.5m
 
 
1/2.5万地図 : 戸倉峠
 
【2017年11月】 No.2 2017-115(TAJI&HM)
 
    戸倉スキー場より  2017 / 11

 戸倉スキー場の北東に位置する1039mピークは宮ノ後山として波賀町史にも載っていたのだが、2017年8月に宍粟50名山の別選5名山に選ばれたとき、点名と同名の「十年」で呼ばれていることを知った。これからは十年の名で親しまれることと思われた。その十年を15年ぶりに登ろうと向かったのは2017年11月の第二金曜日のことだった。朝から澄んだ空が広がっており、雲は全く見られなかった。国道29号線を北上して戸倉スキー場の入口を過ぎたとき、すぐに登山口標柱を右手に見た。そこは大森神社のそばで、広い駐車スペースがあって国道29号線とは離れる形で車を止めることが出来た。そこからのハイキングは別選5名山のパンフレットに紹介されているコースを歩いて行くことにした。始めに大森神社に入り、その背後の樹林を抜けると林道に出た。林道は近くの国道から始まっているので、その入口を登山口としても良さそうに思われたが、駐車スペースの関係で大森神社の前を登山口にしたと思われた。後は暫く林道歩きだった。ごく緩やかな上り坂で、周囲は植林が多かったが雑木も見られて、ちょうど良い色付きを見せていた。林道の右手は沢が続いており、小さな滝を見ることもあった。林道は十分な道幅だったが、通行する車は少ないようで雑草が伸びていた。また歩くうちに抉れた所も現れてオフロード車でないと通行は無理と思えた。その林道歩きを30分ほど続けたとき、突然のように標識が現れて左手の斜面を登ることになった。植林地の急斜面にはっきりとした道は無く、目印テープを追いながら踏み跡程度の小径を登った。但し尾根までは僅かな距離で、尾根に出るとはっきりとした尾根道を辿れるようになった。その尾根道の雰囲気が良かった。自然林の尾根は紅葉の盛りを迎えており、モミジの木も多いようで赤と黄の競演だった。木々が密生しておらず、適度なばらけ具合で眺められるのも良く、すっかり紅葉ハイキングだった。872mピークに着くと、そこに四等三角点(点名・宮ノ後)を見た。パンフレットではこの872mピークに宮ノ後山の名が付いていたが、単なる小ピークでもあり、以前からそう呼ばれていたのかは疑わしいところだった。その宮ノ後山を過ぎると木々が密になったことや植林が混じってきたことで、紅葉ハイキングの雰囲気は少し削がれてきた。植林の中にはカラマツも見た。北へと登って996mピークに着くと、北からの風を受けるようになり肌寒さが出てきた。落葉が進んでおり、すっかり葉を落とした木が増えてきた。少し傾斜がきつくなって山頂に近づいている雰囲気となったが、着いたピークは山頂手前の1010mピークだった。葉を落とした木々を通して山頂が望めたが、尾根筋を少し北へと離れてみると、木々が疎らになって今少し山頂がはっきり見えた。その十年の右手で一際大きな山が氷ノ山だった。緩やかに下り緩やかに登り返して山頂到着となった。樹林に囲まれた山頂は展望が悪く、南西方向に少し切れ目があるだけだった。その隙間から見えていたのは「くらます」だった。山頂ではいっそう風を受けることになったので、少し戻って風の来ない雑木林の中で昼休憩とした。辺りの木々はすっかり葉を落としていたが、落ち葉が積もった風景は悪くなかった。昼休憩を終えると下山に移った。下山は休憩地点の近くから分かれた南尾根コースに入った。緩やかな尾根で、下るうちに再び紅葉を楽しめるようになった。尾根の途中に共同アンテナが建っていたが、もう使われていないようだった。その先はアンテナから続くケーブルを見るようになった。尾根はそのケーブル経路とあって整備されていたようで、ヤブになることは無くスムーズに下れた。目印テープが続いていたので、尾根が分岐しても地図を見直すこともなく下って行けた。途中はずっと紅葉ハイキングを楽しめたが、下るうちに針葉樹が増えて風情は消えてきた。そして目印に従って尾根を離れると、短い距離で作業道に下り立った。少し荒れ気味の作業道を歩いて行くと、はっきりとした林道に合流した。それは宮ノ後林道で、その合流点にも登山口標柱が立っていた。そこはヤマメ茶屋の近くで、坂ノ谷川を挟んでヤマメ茶屋が見えていた。林道を10分ほど歩くと国道29号線に出て、後は戸倉集落の方向へと歩いた。国道には歩道が付いていなかったが、平日の昼間とあって通行車両は少なく、特に姫路方面に向かう車は数分に1台も通らなかった。また国道は緩やかな下り坂だったので、けっこう気楽に歩けた。20分も歩けば大森神社そばの駐車地点に戻って来られた。
(2017/12記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年11月10日 9:54大森神社前登山口スタート/10:29林道を離れる/10:53宮ノ後山/11:33[1010m]ピーク/11:53〜12:16十年/13:18宮ノ後林道登山口/13:27国道29号線に出る/13:50エンド。
(天気) 雲一つ無い澄んだ青空だった。林道の気温は8℃と冷えていたが、尾根に出ると15℃まで上がってきた。996mピークに向かっているときは風を受けなかったが、996mピークに出ると南西風を受けて、少々肌寒さを感じた。十年の気温は14℃。視界は良かった。下山を終えても雲一つ無い快晴は続いていた。
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大森神社の鳥居の
位置が登山口だっ

鳥居のそばの駐車
スペースに車を止
めて歩き始めた

石段を登って境内
に向かった

大森神社の境内の
出た その一角に
「十年」の標識が
立っていた

「十年」の方向は
神社の裏だった
神社の背後の斜面を登った 林道に出て、林道を歩くことになった 林道には「十年」の標識が建っていた
林道のそばできれいに色付いた木を見た 林道は荒れ気味になってきた 林道は沢に沿って続いていた
ススキが茂る所を通った 林道は冷えていたが、陽射しが快かった 林道歩きを30分ほど続けると、登山口が現れた

植林地の急斜面を
目印を追うように
して登った

5分とかからず尾
根に着いた
尾根を歩き始めると人工物を見た 送電塔の跡だった 自然林の尾根歩きとなり、緩やかな上り坂だった 尾根は紅葉が進んでおり、鮮やかなモミジが目に付いた
見上げると、どの木もきれいに色付いていた 黄葉もきれいだった 登るほどに色付きは一段と鮮やかさを増してきた

展望は悪かったが
すっかり紅葉ハイ
キングとなり、良
い雰囲気で歩けた

周囲はすっかり紅
葉の壁紙だった

872mピークに
着いた 宍粟市の
パンフレットでは
そこは宮ノ後山と
なっていた

四等三角点(点名・
宮ノ後)を見る
少し開けた所があり、氷ノ山の尾根が眺められた 氷ノ山の尾根を見る 近くの尾根の美しさに目を惹か
れた
宮ノ後山を過ぎても紅葉の見事さは続いた
黄葉もきれいだった 木々を通して十年の姿が望めた ときおり十年の標識を見た
緩やかな尾根が続く まだ鮮やかな紅葉を見ることが出来た 近づいてカエデの紅葉を眺めた
徐々に葉を落とした木が増えて、紅葉は疎らになって
きた
木々を通して西に見えたのは赤谷山の尾根だった 紅葉したカラマツもときおり見かけた
尾根が少し分かり難い所があったが、標識が付いていた 996mが近づいて傾斜が増してきた 996mピークに着いた そこからは北西に向かった
ブナ林を歩いて行く 周囲の木々はすっかり葉を落としていた 樹林が疎らになったとき、東に建屋山を見た

須留ヶ峰の尾根も
望めるときがあっ


1010mピーク
に着いた

樹林を通して前方
に十年の山頂を見
た その右手後方
は氷ノ山だった

コースを離れて少
し北に歩くと、氷
ノ山の姿がはっき
りと望めた
氷ノ山の山頂を大きく見る 1010mピークを離れると、次のピークが山頂だった 鞍部は庭園風の雰囲気があった
山頂へと登り返した ヤマメ茶屋に向かえる南尾根コースが分岐した 山頂が間近になった

十年の山頂に着い
た 樹林に囲まれ
た山頂だった

三等三角点(点名・
十年)を見る
南西方向に木々の切れ目があり、少し展望が得られた そこから見えたのは「くらます」だった 木々の通して赤谷山を見る

展望を探すと沖ノ
山が望まれた

山頂でもカラマツ
の紅葉が見られた
風が来ない所を探して昼休憩とした 20分ほどの休憩を済ませると往路を引き返した ヤマメ茶屋を目指して南尾根に入った

緩やかな易しい尾
根だった

この尾根からも氷
ノ山の尾根が眺め
られた
氷ノ山の山頂も望まれた この尾根でもきれいな紅葉を見るようになった 共同アンテナが建っていた
空が赤く染まったと思えるような紅葉だった 何度も足を止めて紅葉に魅入った これまた見事なカエデの紅葉だった
木々を通して藤無山を見る 紅葉ハイキングが続いた 周囲はすっかり紅葉の壁紙だった
尾根はアンテナ線経路として整備されており歩き易か
った
落ち葉の量がすごかった 頭上を見上げると総て紅葉で、落ち葉の量に納得した
緩やかな尾根を歩いて行く 尾根を離れることになった 小径ははっきりしなかったが、目印を追って下った
作業道に下り着くと、ヤマメ茶屋の方向に歩いた 作業道は次第にはっきりしてきた 作業小屋を見ることがあった
宮ノ後林道に合流した 作業道の入口に十年の登山口標柱を見た 坂ノ谷川を挟んで、ヤマメ茶屋が少し離れて見えていた
宮ノ後林道を歩いて国道29号線に向かった 登山コースになっているのに、桂橋のそばには入山禁
止の標識がまだ立っていた
氷ノ山林道に入ると、ヤマメ茶屋の案内板を見た 茶屋
まで200mだった
林道の起点に着くと坂ノ谷コース登山口まで5kmだった 国道に出ると大森神社を目指した ほぼ下り坂だった 振り返ると、近くの山肌がきれいに紅葉していた
国道を歩いていても、ときおりきれいな紅葉を見た 国道29号線を走る車は少なく、ストレス無く歩けた 前方に戸倉スキー場が見えてきた

駐車地点が近づく
と往路で歩いた林
道の分岐点を通っ



   駐車地点が間近に
   なった
下山後に戸倉スキー場へと向かってゲレンデまで車を進めた そして展望が悪かった十年の鬱憤を晴らすかのように大展望を楽しんだ