鷲羽山は瀬戸の風景を見る観光地として有名だが、遊歩道ながら山頂へと通じる道があり三角点もあるようなので、一度は訪ねておこうと向かったのは、2022年新年三日目のことだった。始めに
下津井城跡の駐車場に着いて鷲羽山を遠望してから鷲羽山に向かった。その鷲羽山には中腹に広い駐車場があるのだが、海岸を走る県道21号線からも遊歩道があるようなので、それを登って行くことにした。その遊歩道は下電ホテルの前から始まっているのを見たが、その入口付近に駐車出来そうな所が無かったので、県道を西へと200mほど進んだ所にあった駐車スペースに車を止めた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。下電ホテル前からの遊歩道は海岸線からは25mほどの高さの位置にあり、階段として整備されていた。その階段道を60mほど登ると第二展望台がある公園のエリアに入った。そこはすっかり観光地で、売店もあればトイレもあって大勢の観光客を見た。なるほど好展望地で、瀬戸の海と瀬戸大橋が一望だった。観光客が集まるのも頷ける眺めだった。その第二展望台の位置で標高85mだったので、山頂まではまだ50mほどの標高差があった。その山頂へは緩やかな道として別の遊歩道が通じていた。山頂への道に入ると観光客は減ったが、ちらほら程度には見かけた。その山頂への道の途中で三角点への小径が分かれていた。立ち寄って四等三角点(点名・鷲羽山)を見るも、そこは樹林に囲まれており展望は無かった。遊歩道に戻って今少し進むとビジターセンターの前に出たが、この日は休館だった。そのビジターセンターより今少し登ると小さなピークが現れた。そこが鐘秀峰の名が付く山頂だった。山頂へは適当に登れそうだったが、遊歩道から小径が分かれており、その小径で山頂に立った。そこが素晴らしい展望地だった。遊歩道からの眺めも良かったが、そこは一番の展望地で多島海に瀬戸大橋、更に四国の山並みと、鷲羽山に来て良かったと思わせる展望が広がっていた。快晴の空のもと視界も澄んでおり、もうこの眺めだけで十分満足の思いとなった。遊歩道は山頂そばを通って更に西へと下り坂になり、300mほど離れた東屋の位置まで続いているようだったが、そこまで歩くようなことはせず、引き返すことにした。遊歩道を歩いて第二展望台へと戻り、そこからは再び階段の遊歩道を下って県道21号線に向かって行った。
(2022/1記) |