◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
点名・鹿久居 (鹿久居島) | 198.6m | 備前市(岡山県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
かくい | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 日生 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2016年1月】 No.2 | 2016-03(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
@ | 鹿久居島の幹線道路より 2016 / 2 |
予想外のヤブコギで敗退してしまった鹿久居島の199mピークへのリベンジは、翌3日のことだった。また鹿久居島へ行くとパートナーに告げると、当然のことながら呆れるだけで付いて来てくれない。そこで単独で鹿久居島に向かった。天気は前日とほぼ同じような空で、晴れてはいるもののモヤがかっており、うっすらとしか風景は見えなかった。前日は以前のハイキングコースを辿るためつつみの鼻からの尾根を選んだのだが、この日は山頂に立つのが目的のため、一番早く山頂に立てそうな南尾根を登って行くことにした。鹿久居島に入ると鹿久居林道へと向かい、林道に入ると路肩の広くなった所を見つけて、そこに駐車とした。その位置は予定していた取り付き地点を過ぎていたため、引き返す形で歩き始めた。南尾根の位置に着くも、そこには当然ながら小径は無く、取り付き易そうな所を探して取り付いた。すぐにイバラ混じりの灌木ヤブとなるも、この日はヤブコギを始めから覚悟していたため、イバラをハサミで切りながら進んだ。前日の尾根も相当なヤブだったが、こちらの尾根はそれ以上の密生度で、歩度は前日以上に遅かった。それでも気持ちとしてはヤブコギを楽しんでいる部分はあった。この南尾根は一定の傾斜で続いていたが、つつみの鼻の尾根と比べると、展望の現れるのは少ないようだった。ときに歩き易くなったり、またイバラヤブやシダヤブに突っ込んだりを繰り返しながら山頂に近づくと、古びた農小屋が現れた。尾根の西斜面はミカンの木が植えられているようだった。その農小屋を過ぎると尾根は緩くなり、程なく三等三角点(点名・鹿久居)が置かれた199mピークに着いた。ようやく着いた思いでほっとはしたものの、そこはすっかり樹林に囲まれて展望は全く無かった。そのピークからは南東尾根を下り、前日の最到達地点である171mピークに向かうことにした。そこで南東方向へと向かったところ、意外や小径が現れて、けっこうスムーズに下って行けた。これなら前日にもう少し頑張って進んでおれば、特に苦労も無く山頂に着けたようだった。171mピークが近づくとシダヤブとなったが特に厳しくもなく、かき分けて進むと171mピークに到着となった。そこから先は前日に歩いたルートなので、イバラを切った跡を追いながら下った。おかげで前日ほどの苦労も無く下って行けた。120mピークを過ぎると展望が所々で現れて、千軒湾や瀬戸の風景が眺められた。やはりこの南東尾根の方が風景を楽しめるようだった。その下りだが、前日に歩いた所を慎重に辿っていたのだが、最後に少し西に逸れてしまい、岩場の急斜面を下ることになった。登山としては少し危なっかしい所だったが、展望は抜群で、足下にはつつみの鼻の磯が見えていた。そこをムリヤリ下ると、ほぼ林道の終点に近い位置に下り着いた。実際はずっとヤブコギで大変だったのだが、下りが意外とスムーズだったこともあり、また展望をたのしめたこともあって、もう鹿久居島の別の山を登りたくなった。少々ヤブコギが大変でも自然がたっぷりの中を登るのは、ある意味楽しいことだった。その思いを持って駐車地点へと林道を戻って行った。 (2016/2記)(2020/5改訂) |
<登山日> | 2016年1月3日 | 9:47スタート/9:51南尾根に取り付く/10:41〜45山頂/12:03[171m]ピーク/12:42林道に下り着く/13:05エンド。 | |
(天気) | 晴れ。薄い色の青空で、南の空は白かった。上空に雲は少なかった。山頂の気温は15℃で、風はほとんど無し。視界は前日と同様にうっすらとしており、遠方は判然としていなかった。午後の林道は20℃あり、春の暖かさだった。 | ||
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