◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <鳥取県の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
篭山 かごやま | 905.3m | 智頭町・鳥取市 (鳥取県) |
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1/2.5万地図 : 智頭 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2016年4月】 No.2 | 2016-32(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
智頭町内より 2016 / 4 |
智頭町は町内のハイキングに力を入れているようで、「ちづあるき」と名付けられた小冊子を作ってハイキングコースを紹介していた。その中で興味を持ったのが篭山だった。篭山には2002年に登っていたのだが、登山道が整備されていたとは言えず、山頂ではササのヤブコギもしたので、どうもヤブ山とのイメージを持ってしまった。その篭山にハイキングコースが整備されたとなると、改めて興味が湧いてきた。そこで2016年4月に入って、再訪すべく篭山に向かった。 この日は晴れときどき曇りの予想だったので、天気を心配せず出かけた。ところが中国道を走っているときこそ青空が見えていたものの、鳥取道に入って北に向かうにつれて雲が増えてきた。おまけに高い山にはガスがかかっていた。鳥取道を智頭南インターで離れると、智頭町の中心部へと向かった。どんよりと曇っているだけでなく、篭山はガスで全く見えなかった。また天気の良くなる気配も無かった。それでもまずは登山口まで行くことにした。篭山には幾つか登山コースが出来ていたが、一番ポピュラーな中田コースを登る予定だったので、中田地区で篭山林道に入った。林道の入口には篭山ハイキングの案内図が立っていた。林道で中腹まで進むと、中田コースの登山口が現れた。時間は10時だった。辺りにはガスが漂っており、車から降りると、細かな霧粒を顔に受けた。曇り空だけならそのまま登り始めたのだが、霧雨では登る気になれず、車の中で暫し天気待ちをすることにした。その登山口にはワンセグの電波が届くようで、NHKの番組を見ながら天気の回復を待った。そして待つこと一時間。少し雲が薄れ出したように思えて、車の外に出た。相変わらず曇り空だったが霧は薄れており、雲の一部は少し薄明るくなっているように思えた。それを見て行動開始とした。登山道は幅広の道で暫く続き、傾斜が増すと狭くなって、ごく普通の山道の感じとなった。登るうちに登山道の周囲にササが見られるようになった。空は確実に薄くなっていたが、前方の尾根にはまだうっすらガスがかかっていた。登山道はつづら折れとなり、程なく樹林帯を抜け出ると道は二手に分かれた。そこは尾根に早く近づける左手の道にに入った。周囲はススキの広がる風景となり、上空には青空も見えていた。ススキは一帯の斜面を覆っており、そこに登山道はゆったりとしたつづら折れで続いていた。よく見ると道端ではワラビの新芽がちらほら顔を出していた。登るうちに陽射しを受けるようになった。また登るほどに南の展望が広がってきた。一際大きな山は那岐連山だったが、その山稜はまだ雲に包まれていた。南東の穂見山ははっきりと見えていた。稜線が近づくと急坂となって、一気に稜線に出ることになった。稜線に着くと、そこは山頂まで1.5kmの地点だった。後はひたすら緩やかな尾根歩きだったが、一気に冷たい風を受けるようになり、気温は4℃まで下がったので、見た目は優しくとも実際は少々厳しい尾根歩きだった。ただ展望の尾根歩きでもあるので、これは楽しいことだった。右手に新たに見えてきたのは足洗山で、背後には東山も見えていたが、そちらは雲を被っていた。前方は間近のピークが見えるだけで、まだ山頂は見えなかった。868mピークを過ぎて前方に反射板のピークを見るも、山頂はまだその先だった。次第に那岐連山の雲が消えてきたが、なぜかまだガスを纏っているように白かった。どうやら薄いガスのように見えるのは雪のようだった。前日の雨は山では雪になっていたようだった。篭山でも登山道の脇に少し雪が見られた。また一部の樹林は白くなっており、それは霧氷のようだった。その霧氷も陽射しを受けると、ぱらぱらと落ちてきた。反射板のピークを過ぎると、そこから13分で篭山山頂に到着となった。主稜線に出てからは50分だった。篭山の山頂もまずまずの展望があって、那岐連山が望めた。但し山頂の気温は4℃と、桜が散った後とは思えぬ低さだった。山頂は風も強く、体感温度はそれ以下だった。それでも陽射しを受けたときは、あまり寒さは気にならなかった。山頂で昼休憩を済ませると、下山に向かった。まずは往路を引き返した。少し戻った所より南の林道方向へと登山道が分かれた。当初はその登山道を下って周回登山にする予定だったのだが、展望の尾根歩きを再び楽しみたく、そのままずっと尾根を歩いて往路を戻ることにした。まだ雲は多いものの快晴と呼んでもよさそうな空になっており、陽射しを浴びながら展望の尾根歩きを楽しんだ。そして尾根を離れてススキの広がる斜面へと入り、登山口へと戻って行った。 (2016/5記)(2020/7改訂) |
<登山日> | 2016年4月11日 | 10:58中田コース登山口スタート/11:58尾根に出る/12:36反射版/12:49〜13:12山頂/13:55尾根を離れる/14:35エンド。 | |
(天気) | スタート時の空は曇り空で、山稜にはガスがかかっていた。登るほどに天気は回復して、ガスは消えてきた。青空が現れると陽射しも受けるようになった。気温は低く、山頂は4℃だった。但し陽射しが現れると8℃まで上がった。北風が強く、けっこう冷たかった。視界は良かった。下山を始める頃には、ほぼ改正の空になっていた。登山口に戻って来ると、気温は12℃まで上がっていた。 | ||
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