TAJIHM の 兵庫の山めぐり <鳥取県の山 
 
大山   (弥山) 1709.4m 大山町(鳥取県)
 だいせん
1/2.5万地図 : 伯耆大山
 
【2018年7月】 No.5 2018-106(TAJI&HM)
 
    溝口ICに近い岩立地区より  2018 / 7

 2018年の7月は第一週に大雨が続き、次の週は一変して快晴が続くようになった。どうやら例年より早く梅雨が明けたようだった。その晴れた空を見て急に大山に登りたくなった。そこで14日から始まった三連休の最終日に日帰りで大山を登ることにした。
 快晴続きだけでなく高温続きでもあったので、涼しい時間帯に登ろうと、この日は未明の4時に自宅を離れた。山崎ICより中国道に入ると、佐用町から津山市にかけては朝霧が立ち込めていたが、米子道に入るとすっかり晴れて澄んだ青空が見られるようになった。溝口ICで米子道を離れると、大山へと真っ直ぐ近づいた。その大山は前方に雲一つ無い姿でくっきりと眺められた。夏山登山道に一番近い駐車場は南光河原駐車場だが、予定より早く6時過ぎに着いたのだが、既に満車になっていた。それでも最奥の未舗装部分に一台分のスペースを見たので、そこに駐車とした。前回の大山登山は2009年の4月だったので9年ぶりだった。誤算だったのは早朝の時間帯と言えども気温は25℃を越えていたことで、涼しさは全く感じられなかった。むしろ蒸し暑さを感じる中で登山開始とした。コースは単純に大山寺のそばを通る夏道コースを登るだけなので、コース状況は下の写真帳を見ていただきたくここには記さないが、やはり暑さに苦しめられる登山になってしまった。暫くは樹林帯の中の登りとあって陽射しをまともに受けることは無かったが、それでもすぐに大汗になってきた。だるくなった体を休まず進ませるも、はや三合目の辺りで小休止をとることになった。それ以後は一合目毎に休んだ。五合目辺りではや下山者とすれ違ったが、未明には山頂に立っていたのではと思われた。避難小屋が建つ六合目に着くと、そこは陽射しを避ける所が無く、休むことで返って疲れてしまった。既に気温は28℃になっていた。ただ六合目に来て漸く広く展望が現れて、三鈷峰から山頂へと延びる尾根がすっきりと眺められた。後は体を励まし励まし登った。助かったのはときおり涼しい風を受けたことだが、風は弱かった。六合目を過ぎると登山道からも展望が得られて、背後には北麓側の小さな山々が見えていた。ただ前方の稜線がなかなか近づかないのがもどかしかった。七合目でも少し長く休み八合目でもまた長く休んだので、何か休んでいる時間の方が多いようだった。九合目が近づいたときコースが二手に分かれたが、岩室コースには入らず山頂への最短コースへの進んだ。木道を歩くようになり、登山道の傾斜が緩んでいた。周囲はそう原風景となり花々を見るようになったが、それを楽しむのは下山時として、足を止めずに山頂へと向かった。前方に山頂側の避難小屋が見えてきたとき、まだ距離があると思ったが、休まず歩いて行くと長くも歩かず小屋が迫ってきた。その小屋のそばまで来ても小屋には入らず、目の前の山頂へと向かった。山頂に着いたのは9時半過ぎ。登山口から3時間近くかかっていた。ほぼ休まず登った前回と比べると、1時間ほど多くかかっていた。ほぼフラフラと言ってよい状態だったので、たまらず板敷の休憩スペースに寝転がった。横になれたのは良かったが、強い陽射しを受けるため長くは横になっていられなかった。一息つけたところで最高点となる剣ヶ峰の方向に目を向けると、意外やそちらはガスが湧いており、剣ヶ峰はガスに隠されていた。そうなると展望は諦めて、ただひたすら休むことに専念した。その間に上空にもガスが広がってきて陽射しが遮られるようになった。また周囲にガスが漂い出すこともあった。それでもガスが周囲を閉ざすまでにはならず、暫くすると青空が広がってきた。そのガスが漂ったり青空が現れたりを繰り返していた。早めの昼食をとったりして山頂で休んでいたのは1時間半ほど。避難小屋に立ち寄った後、下山に移った。下山は草原の花々を眺めながら歩いた。途中でコースが二手に分かれると、岩室の前を通る左手のコースに入った。こちらは少し大回りとなるためか、歩いている人は見かけなかった。ダイセンキャラボクが広く茂る所があり、そして石室の前を通った。主コースに合流するとまた前後に人を見るようになり、大勢の登ってくる人とすれ違った。ガス雲の広がる空に変わっていたため、ほぼ陽射しを受けずに下って行けた。下る一方の上にゆっくり歩いたこともあって、さほど休憩もとらずに下って行けた。四合目を過ぎても登って来る人はおり、二合目まで下りてきても登る人がいた。やはり大山は人気の山のようだった。上空にはもうガス雲ではなく青空だった。強い陽射しを受けながら駐車場に近づいた。
(2018/8記)
<登山日> 2018年7月16日 6:41南光河原駐車場スタート/6:58一合目/8:14〜32六合目/9:33〜10:58山頂/11:48六合目/12:51一合目/13:04エンド。
(天気) スタート時の空は雲一つ無い快晴だった。朝から暑く登山口辺りで25℃を越えていた。山頂は陽射しをいっぱい受けて29℃まで上がっていた。山頂ではときおり風が現れ、そのときは涼しかったが、風が止まると途端に暑くなった。山頂に着くまでは視界は良かったが、山頂に着いた頃より上空にガス雲が広がり出して、次第に青空は見えなくなった。下山はガス雲が広がる下で下った。
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夏山登山道に一番近い南光河原駐車場は早朝なのにもう満車状態だった 最後の一台として駐車出来た 夏山登山道の登山口に向かった 登山口は数カ所あり、駐車場に一番近い登山口に入った
標識は四カ国語で書かれていた 始めは南西方向へと歩いた 他の登山口からの道と合流して山頂方向に向かった
ごく緩い坂道を登って行く 登山口から200m、山頂まで2.8kmだった 周囲は見事な自然林だった
登山口から15分で一合目が現れた ブナ林の中を登って行く 標高900mの標識が現れた
自然林の美しさを楽しんだ 二合目を通過する 二合目の先で標高1000mの標識を見る
ブナの大木のそばを通って行く クサアジサイをよく目にした 三合目を通過する
三合目の先で標高1100mの標識を見る ブナの大木を見上げた エゾアジサイもよく目にした
四合目を通過する 上空は雲一つ無い快晴だった 標高1200mの標識を見る
陽射しの下での階段登りが続いて、徐々にバテてきた 左手の樹林に切れ目が現れた 三鈷峰の上空にも雲は
見られなかった
五合目に着いて一休みする ここまででもう二度ほど
休んでいた
登山口から1.6km、山頂まで1.4kmとなる 振り返って見えていたのは孝霊山だった 標高1300mの標識を見る

六合目避難小屋
の前に着いた

ここでも休んだ
が、陽射しを受
けながらで、か
えって疲れてし
まった

六合目からは三鈷
峰の姿がよく見え
ていた

(←)
尾根歩きを再開す
ると、道そばにシ
 ツケソウを見た

 (→)
  七合目まで登って
  きた

後方を見ると孝
霊山がずいぶん
低い位置に見え
ていた

標高1500mの
標識を見る
甲ヶ山の姿をはっきり見る 八合目まで来た 木道を歩くようになった

大山の最高点と
なる剣ヶ峰が望
めるようになっ


標高1600mの
標識を見る
木道を歩いて山頂方向となる南東に向かった 石室コースが分岐するも、真っ直ぐ山頂を目指した 一段と緩やかな木道歩きとなった
前方に頂上小屋が見えてきた 高山植物を周囲に見る 前方に雲が増えてきた 頂上小屋に向かわず、そのそばを通って弥山山頂へ

弥山山頂に着い


碑文を見ると大
山山頂とあり標
高は以前の測量
の 1710.6mのま
まだった

山頂から頂上小屋
を眺めた

はや周囲にガスが
迫ってきた

剣ヶ峰の方向を
見ると既にガス
が広がっており
剣ヶ峰は隠され
ていた

休むうちにはとき
おりはガスが薄れ
てうっすらと剣ヶ
峰が現れた
山頂は板敷きになっており、休むには良い所だった ガスは濃くなることは無く、ときに青空が広がった 山頂で一時間以上過ごして次ぎに頂上小屋に向かった
小屋のそばから山頂方向を眺めた 下山は山頂に咲く花々を眺めながら歩いた フウロソウを多く見た シコクフウロと呼ぶとか
シシウドの白い花を見る ナンゴククガイソウを見る これもシコクフウロか
周囲にガスが漂いだした イボタノキの小さな花を見る 石室コースに入ると周囲はダイセンキャラボクとなった
ダイセンキャラボクの純林帯を歩いて行く 石室の前に出た 石室の近くで小さな池を見た 地蔵ヶ池かと思えた
石室の近くではシモツケソウがよく咲いていた 前方にメインコースが見えてきた 山頂方向を見ると、青空も見えていた
メインコースに合流した 麓が見えてくると、そちらは晴れだった メインコースに入って登山者を多く見るようになった
積乱雲の湧く空になっていた 色褪せたヤマボウシを見る 六合目避難小屋まで下りてきた 多くの登山者を見た
階段道が続くとあって、ゆっくりと下った 五合目を通過する 四合目まで来ると、もう静かな下りだった
樹林の美しさを楽しみながら下った ブナ林を歩く 三合目を過ぎた位置だった 階段が続く 二合目を過ぎた辺りだった
陽が射し込むようになった 一合目を過ぎると散策をする人を見るようになった 遊歩道を歩く雰囲気となった
登山口に戻ってきた 南光河原駐車場は満車状態が続いていた 元谷の奥に見えていたのは三鈷峰のようだった