TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山 
 
多野    たのだけ 385.1m 名護市(沖縄県)
1/2.5万地図 : 仲尾次
 
【2022年12月】 No.2 2022-187(TAJI&HM)
 
    名護岳より  2022 / 12

 二度目の多野岳は一ツ岳を目指す道中の寄り道として訪れた。一ツ岳へは瀬嵩林道から嘉陽林道へと走るのだが、瀬嵩林道は多野岳の近くから始まっていた。そこまで来れば当然多野岳に寄ってみたい気持ちが起こるもので、先に多野岳を登ろうと直進する形で多野岳に向かった。前回は山頂まで少しは歩こうと、山頂から少し離れた大きな電波塔のそばに車を止めてそこから歩き出したのだが、この日は山頂の手前、300mほどの位置にある車止めのロープのそばまで車を進めた。前回来たときはそのロープには何も付いていなかったのだが、今回来てみると「立入禁止」の看板が立っていた。廃墟の建物内を探るとかそのような目的では無く、単に山頂の三角点を見ることが目的だったので、遠慮しながらロープを越して歩き始めた。舗装路を5分も歩けば廃墟となったレクレーションホールのそばに着いた。その横の台地が三角点が置かれた最高地点だった。小径に入って台地への階段を登ると、すぐに二等三角点(点名・多野岳)を見ることになった。これで多野岳に来た目的は達したのですぐに戻ってもよかったが、せっかくの展望地でもあるので、少し展望を楽しむことにした。三角点の位置もまずまず展望があったが、周囲を眺めると三角点がある台地の他にも、ほぼ同じ高さの台地が間近に二つあった。その二つの台地の方が展望が良さそうに見えた。そこで両方の台地に立つことにしたのだが、意外にもその移動が容易でなかった。台地と台地の間がすっかり草ヤブになっており、ヤブコギを強いられることになった。北側の台地には軽いヤブコギ程度で立てたが、南側の台地までのヤブコギは厳しかった。草藪に隠れていた水溜まりにずっぽりと登山靴が浸かることもあった。それでも両方の台地に立って得られた展望は素晴らしく、ヤブコギをした甲斐は十分にあった。その展望を楽しんでの多野岳だったが、往復の時間を入れても30分ほどの寄り道だった。
(2023/1記)
<登山日> 2022年12月22日 12:11車止めの位置(駐車地点)よりスタート/12:18山頂/12:21北隣のピーク/12:26〜34南隣のピーク/12:44駐車地点エンド。
(天気) 晴れとは言えたが雲の多い空だった。山頂の気温は16℃、強風だった。視界はややうっすらしていた。
<< Photo Album 2022/12/22 >>
車止めの位置まで車を進めた そこには前回は見なかった立入禁止の看板を見た 三角点を見るだけなので、遠慮しながらロープを越した ただ真っ直ぐ歩くのみ 前方に電波塔が見えてきた
見覚えのあるレクレーションホールの前に着いた ホールのそばの小径は、すっかりヤブ道になっていた 左手の小高くなっている所が三角点ピークだった
少し戻ってレクレーションホールのそばの道を歩いた 左手が少し高くなっていた そこが三角点ピークだった 左手に階段が現れて、それを登った

三角点ピークに着
いた ヤブにはな
っておらず、以前
のままの佇まいだ
った

二等三角点(点名
・多野岳)は大き
く削られたままだ
った
前回来たときは、隣の台地は草ヤブだったのに、きれいに整地されていた 新たな展望を求めて、北側の台地に立ってみることにした
北側の台地は芝地になっており、期待通りに展望は良かった 台地の端に立つと、北の海岸線が眺められた
右上の写真に写る宇橋山の尾根を大きく見る 南東の方向は無名の300m台の尾根だった
(←)
ホールの南側の台
地にも立つことに
したが、ヤブコギ
でこの階段に辿り
着いた

 (→)
  こちらの台地も芝
  地になっていた

南を見ると名護岳
の姿が大きかった

上の写真の右に続
く風景を見る
東の海岸線を眺めた 大浦湾の風景だった 西の海岸線も眺めた

辺野古岳の辺りを
大きく見る

名護岳の右手前に
は羽地ダム湖が見
えていた

名護岳を大きく見


レクレーションホ
ールの方向を眺め
た A地点が三角
点ピークで、B地
点が、その次に立
った台地だった
斜面の雑草地で咲いていたのはツワブキの花だった 展望を楽しめば、さっさと戻るのみ すぐに駐車地点が見えてきた