TAJIHM の 兵庫の山めぐり <石垣島の山 
 
於茂登岳    おもとだけ 525.5m 石垣市(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 伊野田
 
【2019年1月】 No.2 2019-16(TAJI&HM)
 
    宮良地区の県道209号線の近くより  2019 / 1

 石垣島の最高峰であるだけでなく、沖縄県の最高峰でもある於茂登岳に初めて登ったのは2011年1月のこと。ずっと曇り空の下だった。リュウキュウチクが広がる山頂は薄暗く、物寂しげな風景だった。せっかく石垣島まで来たのだから明るい山頂に立ちたいと思ったものだった。その於茂登岳を8年後の2019年1月に再訪した。その二度目の石垣島山行に当たっては晴れの日に登ろうと2019年に入るとずっと八重山地方の天気に注目していて、1月23日から数日好天が続くと分かると、それに合わせて一気に計画を立てた。そして石垣島二日目となる24日に目指したのが於茂登岳だった。
 この日の天気予報は晴れだったが、朝の空は雲が多かった。そこで宿を出るのを少し遅らせたため、登山口に通じる林道入口に着いたときは9時15分になっていた。前回は災害があって林道を入口から歩き始めたが、この日も林道歩きで足を慣らそうと登山口まで車を進めず林道入口から歩き始めることにした。コースはガイドブックに紹介されている一般コースであり二度目の登山でもあるので、コースの様子については下の写真帳をご覧いただきたい。前回登山ではコンクリート舗装の部分や階段部分が多いことから登り味は今一つかと思ったのだが、二度目となると気持ちとして余裕が出来たためか、豊満な於茂登岳の登り味を楽しみながら登った。樹林の美しさも改めて味わった。そして天気は登るうちに晴れ間が広がり、中腹辺りから快晴となってきた。これでずっと晴れた於茂登岳を味わえると思っていたところ、その晴れ間は山頂に立ったときまでだった。山頂に立って休憩を始めた直後より一気に薄黒い雲が広がり出して、すぐに薄暗い山頂に変わってしまった。それでも西の空に青空が見えたので、晴れとなるのを待つことにした。その晴れに変わるまでが意外と長く、結果として40分ほど待って漸く上空に青空が広がってきた。そして念願の晴れた於茂登岳山頂を味わえることになった。下山は往路コースをすんなり戻ったが、途中で滝への小径が分かれたとき、滝へと寄り道した。無名の滝ながら姿は悪くなく、立ち寄った甲斐があったと思えた。
(2019/3記) 
<登山日> 2019年1月24日 9:19林道入口スタート/9:27登山道入口/9:47滝コース分岐点/10:28〜11:38山頂/12:15〜20滝/12:38登山道入口/12:44エンド。
(天気) 晴れと呼べるも雲の多い空だった。山頂に着いた直後より薄黒い雲が広がってきた。山頂の気温は16℃。風がやや強くあって、少し肌寒さを感じた。視界はややうっすらとしていた。その薄暗い山頂で40分ほど過ごしていると、一気に晴れてほぼ快晴と呼べる空となった。気温も19℃まで上がってきた。その空が下山を終えたときは、薄曇りに変わっていた。
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於茂登岳が見え
てくると、その
上空は意外と雲
が多かった

於茂登岳への道が
分岐する位置で、
はっきりと案内標
識を見た
枝道の入口にもう一つ案内標識を見た 前方に於茂登岳が見えたとき、その上空は青空に変わ
ろうとしていた
枝道に入って十数分で林道の入口に着いた 林道に車
を進めず入口近くに駐車とした
まずは林道歩きで足慣らしとした 林道は緩やかで、補修もされていた 林道歩きでも南国の山の雰囲気を味わえた
林道は荒れてきたが、ゆっくり走れば進めそうだった 登山口に着いた そこに車を2台見た 登山道に入った
始めに小さな沢を渡る コンクリートの階段を登って行く 樹林の雰囲気は悪くなかった
「大御岳ぬ清水」の標石を見る 丸木橋を渡る コンクリートの道を歩くことが多かった
階段を登ることも多かった 周囲はすっかり濃い緑だった 前方が開けると、すっかり快晴の空を見た
後ろを振り返れば東の海が眺められた 赤土を見ることも多かった 谷コースが分かれるも、真っ直ぐ山頂を目指した
センリョウの赤い実を見る 最後の水場の標識を見た 急坂が現れると、ロープが張られていた
リュウキュウチクの中を歩くようになった リュウキュウチクの途切れることもあった 左手に気象レーダーが現れるも立入禁止だった

またリュウキュウ
チクの中を歩いた

山頂に着くと最初
に電波塔に出会っ


山頂は丘陵地で
小さなピークが
幾つかあった

山頂とされる所は
左手の方向だった

すぐに三角点の
前に出た

三等三角点(点名
・於茂登岳)を見

三角点の先で開けた所が現れた その辺りを山頂としているようだった 西の方向を眺めた 小さな岩があり、その上に立つと展望が楽しめた

まずは山頂展望を楽
しむことにした

北の方向を見るとう
っすらとはしていた
が比較的遠くまで見
えていた

但し徐々に上空は暗
くなってきた

上の写真に写る
桴海於茂登岳を
大きく見る

ウマヌファ岳の背
後の山並みを大き
く見る
東の方向を見る 更に上空は曇ってきた カーラ岳を大きく見る
上空を見上げると、太陽の周りは雲が広がっていた 更に雲は黒さを増してきた 東の空もほぼ雲に占められていた

西を見ると川平
湾の辺りはよく
陽射しを受けて
いた

次第に西の晴れが
こちらに向かって
きた
晴れを待つこと40分 急速に快晴の空となった 西の方向はすっかり明るかった 海の色がきれいだった

(←)
すっかり明るくな
った山頂で再び展
望を楽しんだ

  (→)
  東の方向も快晴
  となった
山頂でよく咲いていたのはセンダングサの仲間だった パートナーが岩の上に立って展望を楽しんでいる 電波塔のそばに戻ってヒカゲヘゴを見上げた
結局山頂で70分ほど休んだ後、下山とした またリュウキュウチクの中を歩いて行く 急坂をロープを掴んで下った
階段道を下って行く 登山道の途中でクマタケランの赤い実を見た 滝コースの分岐点まで戻ると滝コースに入った
分岐点から数分で滝の前に出た 滝は前回で見たときよりも優美さを増していた 登山コースに戻って下山を続けた
階段道を下って行く 往路と違って明るい亜熱帯林だった 登山口が近づいた もう緩やかな道だった
登山口戻ってきた 寄り道時間を入れても山頂から
1時間だった
後は林道を戻るだけだった 林道入口に戻ってきて、於茂登岳登山を終了とした