TAJIHM の 兵庫の山めぐり <韓国の山
 
天馬山    ちょんまさん 324m (釜山市)
 
 
【2015年5月】 No.2 2015-42(TAJI&HM)
 
    チャガルチ市場より  2015 / 5

 2015年5月のゴールデンウィークは、第二回目の釜山ハイキングに出かけた。一日目、二日目は天気に恵まれたものの、三日目の5月3日は終日雨だった。その天気にもかかわらず天馬山を麓から歩いて登ったところ、山上はすっかりガスに包まれており、展望に関しては全く楽しめなかった。翌4日はハイキングの最終日で、午後の便で帰国予定だった。前日の雨はすっかり止んでおり、朝から青空の広がる空に変わっていた。その空の下でくっきりとした姿を見せる天馬山を見て、改めて登りたくなった。但しホテルは12時にチェックアウトの予定だったので、それまでにハイキングを終える必要があった。朝食を済ませてホテルを出たのは8時。タクシーで出来るだけ近づくことにした。チャガルチの大通りに出てタクシーをつかまえると、行き先の天馬山(チョンマサン)を告げた。タクシーはすぐに了解し、連れて行ってくれた先は甘川文化村の入口だった。天馬山の東面側のどこかに着くと思っていたのに、西面側だったのは意外だった。但しそこは前日に天馬山ハイキングを終えた所でもあるので、やはり天馬山の登山口と言える所だった。タクシーの運転手は天馬山ハイキングのスタート地点をよく知っていたようだった。タクシー料金は3400ウォンだったので、けっこう割安で来られたようだった。そこからのハイキングの様子は、下の写真帳をご覧いただきたい。前日に歩いたコースを逆に辿るだけなので気楽だった。始めに林道を歩いて行くが、林道の周囲の木々は雨に洗われて、新緑がいっそう輝いていた。登るうちに展望台が現れて、そこに立つと釜山の港風景が一望だった。それを眺めていると、改めて来て良かったと思えた。その先で山頂への道に入った。数分で山頂に着くとそこでも展望に出会ったが、その風景が良かった。北西方向が開けており、足下に広がっていたのは甘川文化村で、カラフルな家並みが鮮やかに眺められた。その山頂で気が付いたのは、その先にも同じほどの高さのピークがあることで、そこにモニュメントが建っているのが眺められた。前日はガスのために全く気付かなかったことになる。そこでそちらにも立ち寄ることにした。数分で着くと、建っていたのは「石城烽燧台」で、のろしを上げていた所のようだった。そこは一段と展望の良い所で、釜山港の風景だけでなく、甘川港側も見渡せた。これで天馬山には十分な思いになれたが、ついでに彫刻公園に立ち寄って、前日と同様に散策を楽しむことにした。その彫刻公園への道が山頂からあったのだが、そのときは気付かず、登ってきた道を引き返して林道歩きで彫刻公園に着いた。前日と違って何台もの車が止まっており、大勢の人が広場で憩っていた。そしてそこに着いて、山頂への道がそこからもあることに気付いた。彫刻公園では前日とは逆回りで遊歩道散策を楽しんでいると、丘の一角にも展望台のあることが分かった。そこからも改めて釜山港の風景を楽しんだ。そして彫刻公園を離れると、チャガルチ市場を目指して帰路についた。始めに東斜面側の林道を歩き、海光寺の近くから歩道に入った。住宅地へと入り、住宅地の階段を下ったり車道を横切ったりを繰り返して麓へと下りて行った。前日に歩いているだけに何の問題も無くチャガルチへ戻って行けた。前日に続いての天馬山だったが快晴の天馬山に登ることが出来て、すっかり胸のモヤモヤは無くなっていた。
(2015/10記)(2020/10改訂)
<登山日> 2015年5月4日 8:03甘川文化村入口スタート/8:33〜56天馬山山頂/9:07〜34天馬山彫刻公園/10:11大通りに下り着く/10:32チャガルチ市場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は見られなかった。気温は甘川文化村辺りは19℃ほどあったが、山頂は少し下がって17℃だった。涼しい風が吹いており、快かった。また空気はからっとしており、清々しさがあった。視界は少しうっすらとしていた。麓に下りてくると、25℃ほどの暑さになっていた。
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この日は甘川文化村のバス停から歩き始めた 前日とは打って変わって快晴だった 少し登ったときに振り返ると、甘川文化村が鮮やかに見えていた
カラフルな家並みを眺めた ゲートを越えて天馬山に通じる林道に入った 林道は朝の爽やかさがあった
左手に釜山港の風景が現れた 背後に蒔薬山が見えていた 雨に洗われた木々が美しかった
前日と同じ道だったが、新鮮な気持ちで歩けた 前方に天馬山の山頂が見えてきた 展望台が現れた
展望台に立つと、釜山港の風景が一望だった チャガルチ市場辺りを眺める
釜山タワーがごく小さく見えていた 林道を離れて天馬山の山頂に通じる小径に入った 新緑の中を登って行く
ようやく山登りの雰囲気となった 前日の雨中とは違い、気楽に登って行けた 無線塔が現れたが、山頂の手前だった

 無線塔のそばに立
 つと、北の方向に
 展望が広がってい
 た

   足下には甘川文化
   村の全景が眺めら
   れた
山頂が見えてきた 山頂は岩場になっており、その岩のそばに三角点があった
南を見ると、ほぼ同じ高さのピークが見えていた その右手には甘川港の風景が広がっていた
電波塔のそばを通って南隣のピークに向かった ピークが目前になった 目の前に現れたのは立派なモニュメントだった
ここに着いて釜山港の風景が一望となった
釜山タワーを大きく見る 海上には多くの船が浮かんでいた 秦亭山の手前に松島海水浴場が見えていた

 ここは石城烽燧台
 があった所だった


    モニュメントから
    山頂方向を見る
山頂を離れて林道に向かった 林道に戻って来ると、彫刻広場に向かった この日の彫刻広場は、多くの人が訪れていた
広場に着いて、山頂への道があることを知った 広場から山頂を眺めた この日は前日とは逆回りで歩くことにした
一つ一つの彫刻に足を止めながら歩いた 近くに階段が見えたので、立ち寄ることにした 階段を上がった先は、広い展望台だった

 展望台に立つと、こ
 こでも釜山港と釜山
 市街が一望だった

 一段下に岩場が見
 えたので、そちら
 にも向かった

   岩場に立つと南港
   大橋を中心に眺め
   られた
足下の市街地は屋上が青や緑に塗られていた 岩場から山頂を見上げた 近くでツツジが咲いていた
コースに戻り、丘の頂点に向かった ピークに建つ東屋を見る 広場に向かって下りに入ると、彫刻が増えてきた
この日の彫刻は陽射しを受けて光っていた 広場が見えてきた 彫刻公園の入口を出て、馬の彫刻を見る
東斜面側の林道を歩いて行った 前日に立ち寄った海光寺を、この日も訪れた 住宅地に通じる階段に入った
見覚えのある塗装された階段が現れた 車道に出ると北へと歩いた 港の風景が眺められるようになった
下の通りに通じる階段が現れたので、それを下る 通りに出ると、また北へと歩いた 送電塔の建つピークを見上げる
海岸通りに通じる階段を下る 海岸通りに出ると、チャガルチ目指して北に向
かった
歩くほどに、通りは賑やかになってきた
大通りを離れて脇道に入った 露店を抜けて行く 海岸に沿って続く市場に出てきた
雨の前日と違って、魚がたくさん並べられていた この日の市場は活気があった 前日と同様にチャガルチ市場でハイキングを終えた