シンガポールの公園はどの公園も常に手入れが行き届いており、ゴミは全くと言ってよいほど落ちていない。そこで時間が空いたときは出来るだけ公園の散策を楽しむようにしている。フォートカニングパークはシンガポールの中心部に近く、大都会のオアシスと言った雰囲気を持つ公園で、丘になっていることもあって軽いジョギングを楽しむ場所として訪れる人も多いようである。その公園がホテルに近いとあって、出かけたのは2018年4月のことだった。この日は帰国日でフライトは午後便だった。そこで朝食前の散歩として訪れたものである。この週のシンガポールは連日好天が続いており、この日の朝の空も雲はほとんど見られなかった。公園での楽しみは遊歩道の散策だけでなく、南国の花を楽しむことだった。赤や白のプルメリアにオレンジ色のヘリコニア、他にも色鮮やかな花が見られて、それぞれに足を止めながら歩いた。花だけでなく南国の巨木も目を楽しませてくれた。早朝散歩とあって園内の気温は28℃ほどで、あまり暑さを感じずに歩けたのは良かった。その散策を一時間ほどで切り上げると、後はシンガポール川沿いの遊歩道を歩いてホテルへと戻って行った。そしてホテルに入ると朝食会場に直行した。やはり散策後の朝食は普段の朝食よりも一段とおいしく感じられた。
(2018/5記)(2020/3改訂) |