TAJIHM の 兵庫の山めぐり <台湾の山
 
剣潭山    けんたんさん 153m (台北市)
 
 
【2014年5月】 No.2 2014-39(TAJI&HM)
 
   (1回目) MRT剣潭駅より  2014 / 5

 雨中の剣潭山を登った翌日は、漸く雨が止み、薄晴れの空となった。その5月2日は、淡水河の河口近くで優美な姿を見せる観音山の登山を楽しんだ。観音山は川の左岸に立つが、左岸の町、八里へと下山した後は、淡水河を渡船で渡って淡水の町に出た。そしてMRT淡水線を始発駅の淡水駅で乗り込んで、帰路についた。後は淡水線でホテルの最寄り駅である双連駅へと向かうだけだった。その双連駅の三つ手前が剣潭駅だが、その剣潭駅が近づいたとき、急に剣潭山を登りたくなった。この日の視界は悪くなく、前日に楽しめなかった尾根からの展望を、この日は楽しめるのではと思えたからだった。そこで急きょ剣潭駅のホームに降り立った。但しパートナーはこの日の観音山登山で疲れており、ホームで待つとのことだった。そこで単独で向かうことにした。前日と同様に剣潭山の山頂までのピストンだったが、往路はコースを変えた。前日は中山北路登山口から登っていたが、その少し手前に建つ圓山育学中心の建物のそばからも登山道らしきものを前日に見ていたので、この日はその登山道を登って行くことにした。主尾根の遊歩道に通じているのではと推測してのことだったが、その通りでうまく主尾根に出ることは出来た。どうやら剣潭山には幾つもコースがあるようだった。主尾根に出ると、もう山頂は近かった。その山頂の手前が展望台だった。前日はガスで何も見えなかったが、この日は打って変わって期待通りに素晴らしい展望が広がっていた。台北市街だけでなく、その背後の山並みも一望で、前日来の胸のつかえを、すっかり取り除くことが出来た。後は山頂を踏むと、すぐに主尾根の遊歩道を引き返して、中山北路登山口へと下りて行った。剣潭駅を出てから戻って来るまで一時間とかからない散歩のようなものだったが、十分に楽しめたのは確かだった。
(2014/8記)(2020/10改訂)
<登山日> 2014年5月2日 15:32剣潭駅スタート/15:37圓山育学中心そばの登山口/15:51〜59展望台(二箇所)/16:03山頂/16:20中山北路登山口/16:29剣潭駅エンド。
(天気) 雲が多いながらも、青空も見える空だった。山上の気温は26℃ほどで、風はほとんど無し。視界は悪くは無かった。下山中に雲が増えて、麓に下りてきたときは曇り空に変わっていた。
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駅を出ると、駅に沿って南へと歩いた 剣潭駅の南端まで来たとき、横断歩道を渡った 歩道を南へと歩いて、圓山育学中心まで来た
圓山育学中心のそばから階段の道が始まっていた 階段の遊歩道を登って尾根を目指すことにした 振り返ると大屯山系が眺められた
遊歩道はずっと階段として続いた この門には「圓山観音洞」と書かれていた 周囲は亜熱帯性の樹林だった

 尾根が近づいたと
 き小さなお寺が現
 れた

   尾根の遊歩道に合
   流した
尾根の遊歩道を登って行く 頭上で動いていたのはリスだった この階段を登った先が展望台だった
展望台に着く この日は澄んだ視界が広がっていた
台北101ビルもくっきりと見えていた 少し先の電波塔が立つ位置も展望台になってい
電波塔そばの展望台の方でじっくりと展望を楽しんだ
南港山の尾根を少し大きく見る 上の写真の右部に写る山並みを少し大きく見る
展望台を離れて山頂を目指す 緩やかな道だった 前日に見た赤い花を、この日も見る
山頂への小径に入ると、まず広場が現れた 山頂について、新しい三角点の方を見る 反対側の古い三角点の方を見る

 古い三角点は二
 等三角点だった

 古い三角点のそ
 ばからは展望が
 あって、大屯山
 系が眺められた
下山は歩いてきた道を引き返した 往路と違って中山北路登山口への遊歩道に入った 下っていると北西方向に端正な山が見えた
午前に登っていた観音山だった 中山北路登山口が見えてきた 後は中山北路の歩道を歩いて剣潭駅へと戻った