TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中国の公園 
 
世紀公園    せいきこうえん (上海市)
 
 
【2007年6月】 No.1 2007-55(TAJI)
 
     世紀公園内にて  2007 / 6

 2007年6月は、後半の2週間を仕事で上海を訪れた。20年ぶりに見る上海はもう別世界という変わりようだったが、その話は別として週末の土日が休日となった。23日の土曜日こそ市内観光で何とかつぶしたが、翌24日の日曜日は鈍った体を何とか動かしたくなった。ただ悲しいことに上海は海辺の都市とあって、どうも山は無さそうだった。遠くに出かけたくても中国の交通事情は厳しいようで、突発で出かけるのは無理な話だった。そこで緑のあるところで体を動かそうと思いついたのが、公園でのウォーキングだった。幸いにも上海は大きな街だけに市内には幾つも公園があったので、その中でも一番大きいと思われる世紀公園に出かけることにした。幸いなことに滞在先のホテルは浦東地区にあり、その最寄りの地下鉄駅と世紀公園の駅とはわずか2駅とごく近い距離だった。朝の9時半に地下鉄駅を出ると、公園はまだひっそりとしており、朝の涼しさが残っていた。まずはどんなところだろうかと、ゆっくりと左回りで歩き始めた。その公園ウォーキングの様子を写真帳にして綴ってみました。
(2007/7記)(2020/9写真改訂)
<散策日> 2007年6月24日 9:30スタート/12:00エンド。
(天気) 市内はスモッグなのかうっすらとした視界で、空も薄ぼんやりとしている。気温は朝方で234℃ほど、昼には30℃を越すまでになる。朝にあった木陰の風も、昼にはほとんど無し。但し水辺は少しは涼しさがあった。
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地下鉄の世紀公園駅を出る 目の前は世紀大通りで、
その向こうに公園が見えていた
時間は9時半 入園料の10元(170円)を払って
入る
左回りで散策を開始した 整然とした林に沿って遊歩
道が続いていた
まだ朝の時間とあって、木立を抜けてくる風には爽や
かさがあった
遊歩道の先に池が見えてきた 湖畔に立つ 対岸のビル群はスモッグで霞んでいた
池を離れて遊歩道へと戻って行くと、いかにも休日を
楽しんでいる光景に出会った
柳の木が多くあり、水の風景に似合っていた この水辺の風景はヨーロッパの公園を思わせた
橋の下をボートが通過した 木立のボリューム感が良い感じだった 木立の佇まいが目に優しかった
小径がいくつも園内を通っていた 園内の一角でたくさんのバラが咲いていた 静かな園内をときおり四輪自転車が通った
橋の架かる風景も良かった 水とビル群の風景も絵になっていた つる草の造形を見る 遊び心が感じられた
大きな造形で、5mは越えていそうだった 水辺にはハスも多く、花が咲いていた カップルで歩くのが似合う風景だった
少女が4人、木陰で休んでいた 水に映る影が、風景に広がりを見せていた 今日が結婚式なのか記念写真を撮っていた
公園中央の一番大きい池に出た 空はすっかりスモッ
グだった
水際は浅くされており、裸足で歩けるようになってい
池のそばはメイン通りだったが、ゴミは全く落ちてい
なかった
メイン通りの脇にはいくつか建物があり、これは野外
劇場のようだった
外灯が付いているので、夏は夜の散策も良いかもしれ
ない
池の外周歩道を歩いていたので、広大な池を見ながら
だった
遊歩道の奥には芝地が広がっており、広々とした風景
だった
朝に見た風景が現れた どうやら一周したようだった 2周目に入る 今度は緑のトンネル道を通って歩いて
行った
    
 公園という所は、歩く人の気持ちで様々な顔を見せてくれる。美しいところで楽しく歩こうと思って来たのだが、それに答えるように美しい風景と写真的な光景に出会えたのはうれしかった。世紀公園は予想に違わず大きな公園で、枝道に入りながらじっくり歩けば一巡りに2時間は優にかかりそうだったが、まずはのんびりムードでさらりと歩いてみると、およそ1時間半での一周だった。その一周だけではあまり疲れなかったので、もう一周することにした。今度はウォーキングを心がけて早足気味に歩いてみると、およそ1時間だった。そして時間はと見ると12時を指していた。もう十分に良い汗をかけたので、公園を離れることにした。本当は30℃を超す炎天下になっていたのが、第一理由だったが。このあとはホテルに戻って、プールサイドで午後を過ごした。本を読んだり昼寝をしたり、また暑くなれば泳いだりと、ひたすらのんびりと過ごしていた。